ぶちゃママとペコママ

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お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい


『お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい』です。

やっちゃんという
脳性マヒの男の子が
お母さんへの
感謝を
詩にしたものです。

 ごめんなさいね おかあさん
 ごめんなさいね おかあさん
 ぼくが生まれて ごめんなさい
 ぼくを背負う かあさんの
 細いうなじに ぼくはいう
 ぼくさえ 生まれなかったら
 かあさんの しらがもなかったろうね
 大きくなった このぼくを
 背負って歩く 悲しさも
 「かたわな子だね」とふりかえる
 つめたい視線に 泣くことも
 ぼくさえ 生まれなかったら

 ありがとう おかあさん
 ありがとう おかあさん
 おかあさんが いるかぎり
 ぼくは生きていくのです
 脳性マヒを 生きていく
 やさしさこそが 大切で
 悲しさこそが 美しい
 そんな 人の生き方を
 教えてくれた おかあさん
 おかあさん
 あなたがそこに いるかぎり


子供に、「生まれてごめんなさい」なんて
いってほしくない。
嗚咽と共に、涙があふれます。
そんな風に、思ってしまうほど、世の中は冷たかったですか?
「こんな世の中で、ごめんなさい」

子供に、ありがとうっといってもらえますか?
子供に、「生まれてきてくれてありがとう」って言いたいですね。

五体満足で生まれてきたことに感謝をした私、
成長をするにつれ、感謝したことを忘れ、他の子と比べては、
「なんで、出来ないの?」とわが子を見る。
言葉に表さなくても、子供は傷つく。

自分の命も、子供の命も、
「授かりもの」
「預かり物」かも知れません
生まれたときから、「死」に向かっているんです。
「生かされている」のです。
天からの預かり物を大切にしなくては.....

子を負う母も、負われる子も、「生まれた事」に感謝し、
「生きて」いかなくてはいけないのです。
どう生きていくかは、試されているのでしょう.....



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