2002年6月~

2006年7月21日  オロナミンC:関ジャニ入らへん?・特訓編
上戸彩を起用しているシリーズで、以前は新庄選手やペ・ヨンジュンと共演した。
今回は、関ジャニの大倉と錦戸。エセ関西人の喋りを聞かされると虫唾が走るけど、関ジャニは全く問題なし。

なんだが・・・。

このCMを観たことがある人、ある部分が気になれへんかった?
念のため、手っ取り早く15秒バージョンをご紹介。


上戸「オロナミンCを飲もうとしたら・・・」
錦戸「関ジャニ、入らへん?」
上戸「関ジャニ?」
錦戸「ほな、特訓や!」

(大倉がプラカードを上げる)"こんにちは"
錦戸「まいど」
上戸「まいど」

(大倉のプラカード)"ありがとう"
錦戸「おおきに」
上戸「おおきに」

3人で号令をかけながら、階段を駆け上がったり、海岸を走ったり。
錦戸「ほんまかいな」
上戸・大倉「ほんまかいな!」
錦戸「なんでやねん」
上戸・大倉「なんでやねん!」

土手で休む3人
錦戸「喉、カラカラや」
上戸「ほな、飲むで~」

元気ハツラツ? オロナミンC♪


ほら、ほら。
最後の「ほな、飲むで~」って、おかしくない? 「ほな、飲もか~」ちゃうん? 詰めが甘いわぁ。
最終チェックをする中に、関西人はおらんかったんかいな。それとも、いるにはいたけど、"関西人やけど他所での生活が長すぎて、微妙な元関西人になってしもた人"やったとか? 
関ジャニの2人は、おかしいと思えへんかったんかなぁ? 私に見せてくれたら、一発で訂正したったのにぃ。
百歩譲って「飲むで~」を了承しても、上戸に教えたイントネーションが悪いんよね。「やるで~」と同じ調子で言わさんと。

・・・うるさい?(笑)

30秒バージョンもあるけど、多少セリフが増えてるだけなんで省略。
観たい人、確認したい人は こちら へジャ~ンプ^^



2006年4月10日  オリックス・クレジット:秘書編
 黒いスーツを着た篠原涼子が、オフィスのデスクで忙しそうに、書類を片手に電話をしている。そこへ、スーツの男性が近寄ってくる。
「篠原君、コーヒーを・・・」
「すいません、今ちょっと・・・」
「入れました」
 そう言って、デスクにブラックのコーヒーを置いていく男性。思わず受話器を落としてしまう篠原。
 そして、そのコーヒーを飲みながら一言。
「やば・・・ぐっときた」

 そりゃ、ぐっとくるよね~!
 くそ忙しい時にコーヒーを入れろだの、お茶を持って来いだの言われて、できるもんなら相手の襟首掴んで、「自分でやれ!!」って叫びたくなるOLの日常。けど、こんなにさりげなくされると、もうたまらんよねぇ(笑)「カッコいい」って、こういうことなんだな、うんうん。
 こうして忙しい女性をサポートできる紳士的な男性が増えると、オフィスも和やかになるのになぁ^^



2004年6月31日  ワーナーDVD
 銭湯の脱衣所に、マイクを前にした2人の芸人。いきなり踊って歌い出す。
「ワーナーDVD! ワーナーDVD! 101タイトル1500円! 期・間・限定です!」
 この妙な動き、私のツボにはまりまくりなのだ。「説明文だけじゃ分からん!」「海外在住で見られへん!」と言う人は、 こちら を是非ご覧あれ。彼らのコンビ名は「レギュラー」。吉本の若手芸人である。
 初めて見たのは、ナインティナインの番組の「笑わず嫌い王」というコーナー。ぱっと見は「イマイチ面白なさそう」と期待薄だったんだが・・・。
 ちょっと前フリ的な会話をした2人、「こんな時は、あるある探検隊を呼ぼう!」と唐突に叫ぶ。すると片方が横を向き、「ずずびずびずば、はいっ、はいっ、はいはいはい!」と声を出しながら、真っ直ぐに立つ相方の肩と腕に手を置いて顔を正面に向ける。続いて「あるある探検隊!あるある探検隊!」と行進(前には進まないけど)。そこから2人それぞれ掌を前で組んで、左右前方に上半身を揺らして短いネタが始まるのだ。ネタが終わると、「はいっ、はいっ、はいはいはい!」で締めくくり、再び「あるある探検隊!あるある探検隊!」と行進、次のネタに移る。テレビやワーナーのサイトでCMが見られた人には、手に取るように分かってもらえるはず。
 10個に1個、私のツボにメガヒットするネタが現われて爆笑。以来、ネタがイマイチでも、あの妙な動きを見ているだけで満足するようになってしまった。何だか人も良さそうな感じ。私が飽きるまで生き残っててほしいもんだ・・・。プロフィールが気になる人は こちら をどうぞ。
 ちなみに私が初めて爆笑したネタは、「となりのジジイの犬逃がす」だった。頭の中にその光景がバッと浮かんで、お腹抱えて笑ったわ。



2003年11月30日  象印夫人:少女まんが編
 画面に、「ごはんでスマッシュ!」という漫画本の表紙が映る。続いて、コマ割りされた絵が映し出される。お蝶夫人ばりの、ちょっと若い岩下(そっくり!)がコートに立っている。
ギャラリーが囁く。「象印夫人よ」
象印夫人(岩下)が応える。「皆さん、お元気?」
見守る象印社員3人(これが全然タッチの違う、コミカルな絵)が、夫人に声をかける。「岩下さん!」
夫人は、ラリーに気合の入った声を上げる。「ハイッ!」
突然、画面にお茶碗に盛られた暖かいご飯の絵が。そして、太字でこう書かれている。「圧力=うまみ」
コート脇から社員が説明。「圧力でご飯のうまみが、ぐんぐん増えるんです」
ラリーの最中に、ふと考え込む夫人。「圧力で・・・?」
そして、渾身の力でラケットを振る。「ソレッ!」
それを見た象印社員が叫ぶ。「あっ!」「圧力スマッシュだ!!」
男前のコーチが叫ぶ。「勝手に名前をつけるなぁ!!」

 何てセンスのいいCMなんだろう。普通、シリーズ化すると飽きられるものだが、象印は別。次にこれを超えるものを作るのは大変だと思うけど、岩下VS社員シリーズは絶対続けてほしい。
 絵を見たい方は こちら へどうぞ。



2003年11月29日  象印夫人:電気魔法瓶編
社員「象印のパオーは、なぜ保温の電気代が年に約6000円も安いか?」
社員「お湯が冷めにくいんです。この薄い部分は真空二重構造の魔法瓶になっていて、中と外で凄く断熱されています」
岩下「はぁ、はぁ」
社員「これ、凄く熱いですよね」 バーナーで焼かれる魔法瓶。
岩下「わぁ!凄い!」
社員「中から触ってみて下さい」
岩下「えっ?」 恐る恐る触ってみる。
岩下「あら、熱くない。あっ、ほんとだ」
社員「今日は、ギャグ無しです」

 このオチ、「ないんかい!」と笑顔でツッコみたくなるほど。上手いよなぁ・・・。
 この画像は勿論、他のシリーズも こちら で見られます。



2003年11月28日  象印夫人:プチプチ編
 昨今の象印のCMシリーズは秀逸だ。岩下志麻のボケまくりと、象印社員3人の意味不明のヨイショがかなり笑える。幾つかのお気に入りの中の1つが、これ。

 岩下が、商品の梱包に使われる緩衝材(プチプチ)を触っている。
社員「このプチプチを触った時のプリッとした弾力性。つい潰したくなりますよね」
岩下「はぁ、はぁ」
社員「これはご飯の歯ごたえと同じなんです」
社員「象印は圧力で炊きますので、プリッとした歯ごたえになります」
岩下「これさぁ、ちょっとこうやってにひねると速いんじゃない?」
 岩下が、緩衝材を雑巾絞りでブチブチブチ~!!
社員「あ~、美学が違う~」

 嘆く社員の気持ちも分かるし、岩下がそうしたいのも分かる(笑)この後の真面目な真空かまど釜の絵と、冷静なナレーション「象印圧力ジャー」が、かえって笑えるのであった。
 この画像は勿論、他のシリーズも こちら で見られます。



2003年11月13日  丸大のお歳暮
 そろそろお歳暮のCMが始まるなぁと思っていたら、最初に目に飛び込んできたのが「丸大のハム」。別所哲也が、お歳暮の届け先で名前を呼ばれずに「 ハムの人 」と呼ばれて早や数年。すっかり定着したが、やっぱりこのシリーズの一番最初のがあまりにも強烈で、好きだ。

 その冬も、別所は自らお歳暮を携えて、あるお宅を訪ねた。そこの主人も奥さんも、誰も彼の名前を思い出してくれない。それどころか、「ハムの人」と屈託なく呼ばれて、複雑な笑みを浮かべる別所。
 そこに同席していたホームステイの男の子。ホストの態度に、常識人としてイライラ。思わず叫ぶ。
「ハムの人って言うの、しっつれいだと思います!!」
 驚くホストファミリー。しかし、主人が冷静に言う。
「でもね、チャミンダくん。毎年毎年、ハムを持って来てくれるんだよ。その人を何て呼べばいいんだい?」
 絶句するチャミンダくん。そしておもむろに口を開いた。
「・・・ハムの人・・・」
 頷くホストファミリー。
「やっぱり・・・」
 うな垂れる別所。
 チャミンダくんの絶妙の間と台詞、別所の諦めの表情が、私を爆笑させたのだった。丸大のCMシリーズで、これを超えるのはもう無理だろうなぁ。



2003年9月1日  マネーの虎
 吉田栄作がメインを務めるこの番組。観客は一人もなし。これから事業を始めたい人が応募し、ある一室に呼ばれて、そこでプレゼンを行い出資を請う。
 プレゼンを聞いて出資を決めるのは、年商数億、数十億を誇る「虎」(社長)達。応募者1人vs虎4人。出資希望額を最初に伝え、事業内容、展開方法など納得してもらえれば、お金を出してもらえるわけだ。しかし、それに1円でも足りなければ不成立。プレゼンも無駄になる。勿論、成立する可能性は極めて低い。
 番組内容を別にどうこう言う気はないのだが、どうしても気になることがある。
 度々ナレーションが入る中で、頻繁に出てくる「 無類の○○好きの吉田栄作 」。飲食系のプレゼンになると、ほぼ間違いなく聞くのだ。
 無類のラーメン好き、無類のキムチ好き、無類のカレー好き、無類のデザート好き・・・。何でも好きなんやん!いちいち言わんでもよろしい!
 ・・・いや、こうなったら、吉田栄作が他にもどんな「無類の○○好き」なのか、楽しみにした方がいいのか。
 イレギュラーで、「無類のボクシング好き」もあったらしい。いいね、好きなものが多くて。人生が楽しそうやわ(笑)

追記:10月6日
 ゴールデン枠に移動したこの番組だったが、今日から(かな?)また遅い時間帯に。タイトルも「¥マネーの虎」に変更。この日は以前いいとも青年隊だった双子の工藤兄弟が、何やら筋力アップのための体操(名称忘れた)を広めたいとの事。そこでまた出ました、あの形容詞が。
無類のストレッチ体操好きの吉田栄作 」・・・。
 ああ、次は何やろう!?わくわく!!



2003年4月1日  キリンビバレッジ 缶コーヒー「Fire」(Mr. Businessman編)
 木村拓哉はあんまり好きじゃないんだが、このCMは好きである。セリフなし。マーチに合わせ、サラリーマンの1年を映像にしている。
 1年中、同じ場所で女の子に見惚れて、通行人にぶつかる。同じ横断歩道で同じ双子に会う。同じ道を台風の日も雪の日も歩く。同じ改札で足止めを喰らう(でも、たまに通れる)。電車の同じ網棚にカバンをのせ損なって、座っている人の頭に落としてしまう(しかも座ってる人がいつも同じ)。同じ売店でFireを買う。そして、1年中、同じビルを見上げて、前へ進む。
 これがビジネスマンなんだよね。こういう毎日を続けている人が、日本の経済を支えているんだよね。
 全編に流れるマーチ「Sing as we go」(Harry Parr Davies: 原曲はMonty Python?)、聞いてて凄く元気になる。ちょっと気分の沈んだ時や奮起したい時に聞いたら、いいだろうなぁ。このCMが流れると、何をしてても手を止めて見てしまうのだった。



2003年3月15日  残酷なDNA
 「サイエンスミステリー それは運命か奇跡か!?DNAが解き明かす人間の真実と愛」という番組があった。いろいろ興味深い内容だったが、私は後半に取り上げられた少女に釘付けだった。
 プロジェリアという、まだ治療方法が確立されていない難病がある。患者は世界に30人ほどしかいない。遺伝子異常が原因で、恐ろしいスピードで年を取っていく。この患者の1年は、普通の人間の10年に匹敵する。平均寿命は13歳。骨粗鬆症や白内障、関節症など、老人の患う病気を発病し、動脈硬化や心疾患で死ぬという。
 カナダのアシュリーという少女は、母親が17歳の時にこの世に生を受けた。だが、アシュリーは11歳にも関わらず、肉体年齢は100歳を超えている。乳児の時点で体重が増えない異常に母親が気付き、プロジェリアであることが分かったという。
 3歳の頃には髪は抜け落ち、肌はみるみる硬くなっていった。実際、番宣を見た時、私は特殊メイクだと思った。それくらい小さく細く、老いた容姿なのだ。
 アシュリーを初めて見た人は、一様に驚くらしい。それは無理もないかもしれない。そんな時、彼女は言うそうだ。
「私の病気は、人には感染しないわ。生まれつきなのよ」
 髪が抜けたせいで露になった、頭部の浮き出た血管。それをからかう子には、こう言うらしい。
「あなたの頭にも、同じ血管があるのよ」
 アシュリーの父親は、彼女が1歳の時に家を出て行った。だが、母親は彼女を愛し、彼女を産んだ事と彼女と生きている事を誇りに思っている。
 アシュリーはインタビューにこう答えていた。
「みんなには幸せでいて欲しい。私の悲しむ姿は見せたくない」
「生まれ変わったら、私はまた私になる。自分である事が好きだから」
 もし私なら母を、そして難病を持って生まれた自分の運命を激しく恨むはずだ。だが、アシュリーはそれを受け入れるだけでなく、周囲に気を配ってさえいるのだ。
 去年のクリスマス、夏に一度だけ入院した小児病棟を訪れ、自分のお小遣いを貯めて買ったプレゼントを子供達に配って歩いた。こんな11歳がいるだろうか。そして彼女は輝く青春時代を前に、あと何年生きられるのだろうか・・・。

 夜中にフラフラと出歩いては、下らない事をして遊んでいる日本の若者達。放送は土曜日だし、この時間に家にいる事はないだろう。こういう連中ほど、アシュリーの姿を見なければならないのに・・・。



2002年9月30日  金鳥
 金鳥の「 タンスにゴン 」シリーズは、関西特有のコテコテCMが多い。沢口靖子を起用してからは更にパワーアップ。
 現在のCMは、扉の開いたクローゼットの前で、ボーっとしている沢口が独り言。
「コマーシャルでわざとらしいのあるやんかー、あれ、あたし嫌いやわぁ・・・」
・・・ゴーン・・・(鐘の音)
「あ、そうそうそうそう、タンスにゴンゴン、たっぷり増量やて」

 泣けてくるくらい、分かりやすいCMだ・・・。関西人なら、誰もが「ベタや」とツッコんだことだろう。
 沢口靖子はこのシリーズでセーラー服を着せられたり、汚い雛人形になったり、かなり思い切った事をしている。必要以上にプライドが高かったり、イメージばかり気にしている女優なら絶対しないだろうが、なんせ彼女は大阪出身(実家はうちから2駅向こう)。生まれた時から「笑いをとってナンボ」の精神が宿っているのだ。本人も金鳥シリーズが楽しいらしい。
 シリーズの中で作り物の巨乳をユサユサ揺らして歌うものがあったのだが、彼女はその時期に母校の府立泉陽高校に招かれた。在校生から、
「CMに比べて、胸が小さく見えるんですが」
との質問。壇上の彼女は一言、
「私、着痩せするタイプなんですよー」
 上手い! 質問に沸いた在校生が、この答えで更にどっと沸いたという。ただでさえ地元贔屓の激しい関西。こうして沢口靖子の好感度は、どんどん上がっていくのだった。



2002年7月27日  ファンタ:その2
 続いては「 3年D組 激安先生 」。
 教壇で黒板を背に、ハッピ姿に手にはメガホン、生徒達に恐ろしい早口でまくし立てる。
「198(イチキュッパ)のビデオデッキが2割引、ボーナス一括払いで5%オフ!
 今ならポイント還元13%ついて、さていくら!?」
D組の生徒達は、かなり引いている。私もさっぱり分からん。考えてみたら、ドラゴン先生と違って、これは立派な数学の授業(かな?)。子供の頃から算数嫌いの私がここの生徒だったら、毎回パニックになって、落ちこぼれになる事必至だ。
 これの結びは、またもや放課後の土手。ファンタを飲む男子生徒の手には38点のテスト用紙。
「(点数も)6割引だってよ」・・・。
ほんとは93点もあったんだね。私だったらマイナスだよ。
 この先生役の男性、本物の店頭販売員だとか。流暢な叩き売り文句、さすがである。



2002年7月22日  ファンタ:その1
 「3年○組 ○○先生」シリーズと言えば、分かってもらえるだろう。特にお気に入りは「 3年B組 ドラゴン先生 」である。
 上半身裸に黒タイツ姿、ブルース・リーそっくりのドラゴン先生。黒板に
「ハチャーッ、アチョーッ、ホオオオオッ!」
と、チョークで殴り書き。横線しか書かれていない黒板に、呆然とするB組の生徒達。すると先生、線の中央あたりを差したかと思うと、素に戻って、
「はい、ここ、テストに出ま~す」
慌ててメモを取る生徒達。これで何がテストに出るのか、分かるのか!? 凄いぞ、君達!
 結びは放課後の土手。ファンタを飲む男子生徒が一言「やってらんねぇ」。
あ、やっぱり何も分かってなかったのね・・・。
 ちなみにこのドラゴン先生、空手一級の笠原大という人らしい。髪型まで「ドラゴンへの道」のリーと同じにしたそうなのだ。今後、ちょくちょくテレビに出だすかも。



2002年7月20日  大食い選手権
 私は大食い番組が大好きである。「テレビチャンピオン」の第一回から、欠かさず見ている。人によっては見ていると気分が悪くなるそうだが、私は平気。あれも立派な才能だ。
 「テレビ~」を真似て、他局がこぞって大食い番組をやったが、あれはあまり見なかった。勝ち進む人の殆どが「テレビ~」で見た人達ばかり。それに早食いの要素を入れると、滅茶苦茶汚くなるのだ。
 大食い界のプリンスと言われている小林尊君が、予定されていた「テレビ~」の出演を体調不良で取りやめた事がある。その時、司会の田中義剛のリアクションが、かなり冷たかった。どうも欠席の理由は体調ではなく、他局に出演するためだったようなのだ。
 「テレビ~」の賞金は安い。今時50万円。だが、他局では一千万円という所もある。目の前の札束に目がくらんでも、これは仕方ないのかもしれない。それでも「テレビ~」の参加希望者が減らないのは、お金じゃなく名誉が欲しいからだろう。この番組で優勝して、それを職業にできた人がなんと多いことか。
 その小林君、なかなかの美形なので人気がある。私としては、食べ方が汚いので好きじゃない。そんな彼が、アメリカのホットドッグ早大食い競争で優勝したのは去年。ここ数年、日本人が優勝し続けている。日本人の参加がなかった年だけ、アメリカ人が勝てるという、彼らにとっては屈辱的な状態だ。同じ早大食いの新井和響君が記録保持者だったのだが、小林君は初出場でその倍をいく本数で優勝。あまりの速さに、本数が混乱するアクシデントも。小林君が優勝した時、新井君は2位だったが、本数は遠く及ばなかった。彼の出現は、大食い界に世代交代の時期がきているような気がした。
 が、何のコツも知らない中学生が早食い番組の真似をして競争し、死亡事故が起きた。こうなると、一斉に早食い番組自粛の動きが出る。早食いファイターの出番は奪われてしまった。亡くなった人や遺族はお気の毒だが、常人にできない事を常人がするからこうなるのだ。一瞬、大食い番組もなくなるのかと思ったが、どうもこれは別のようだ。こういう一芸に秀でた人は、独特のキャラクターを持っている。既に大食いを引退した人々でも、とても記憶に残っている。大阪在住の若手が既に発掘されているので、今後の大食い選手権も楽しみだ。



2002年7月15日  ロト6
 中居正広を起用してウケているこのCMシリーズ、私も好きだ。何億も当たっているのに、家族に1円も分けてあげない薄情さが笑える。
 最も好きだったのが、お寿司編。
 両親と正広の弟が3人で、スーパーの袋を下げて夜道を歩いている。高級寿司屋の前を通りかかり、つぶやく。
父「たまにはこんな店で、寿司を限界まで食べたいなぁ」
母「ほんとねぇ・・・」
すると、その店から「限界だ~!」と店員に抱えられながら出てくる正広。唖然とする家族。そして、ひきつった笑顔のお父さんの切ないナレーション。
「・・・また当たったのかい?正広・・・」。
 誰もが「奢ったれよ!」とツッコむCM。一体いつまで独り占めする気だい?正広。因みに、店の屋号は「鷹想(たかそう)」。うまい。

 今放送中なのが、ネズミの大道芸(?)。
 通りかかったおじさんに、2匹のネズミが小さなバスケットボールをパスしあう演技を見せる。おじさんは、空き缶の中に200円を入れる。次に通りかかったのが正広。ネズミは正広をジ~ッと見つめると、いきなり傘と扇子を持って、海老一染ノ助染太郎ばりの演技を見せるのだ。何故か。正広がロト6を当てた事をネズミは見抜いた(知っていた)のだ。で、大金をもらおうと大技を見せたわけだ。
 演技を見ている正広のアップでCMは終わっているが、このネズミの思惑が空回りする事は、先ず間違いないだろう。



2002年6月19日  マツダ ズン?ソン?スン?
 今、わけの分からないのが、自動車会社マツダのCM。
「ズンズンズン ハッ! ズンズンズン イエ~ ズンズンズンズン・・・」
 何の歌なの、何が言いたいの、何て言ってるの。しかもマツダが力を入れているのか、1日に何度も見る。
 後輩のJちゃんは、「私らで言う、ラララみたいなもんですかねぇ」と言う。・・・そうかもね。で、そのJちゃんは「 ソンソンソン 」と聞こえると言う。違うよ~、あれは濁点のある音だよ~。
 同僚のAちゃんに話すと、「あれは スンスンスン って歌ってる」。ええ~! また違う見解が。
彼女は自信たっぷりに解説した。「英語の soon やんか。車が速いっていう意味で」。これに対して、私はツッコまざるを得なかった。「・・・車の速いは fast やろ」。「あ・・・」と言ったきり黙るAちゃん。ちょっとかっこ悪い。
 なかなか答が出なかったのだが、ある日、ひょんな事から事実が解明された。雑誌の裏表紙にマツダの広告が載っていて、トリビュートの写真と共に「 zoom-zoom 」と書いてあったのだ。
 「ズーム」か! ほ~ら、私の「ズンズンズン」が一番近かったじゃないか~。別に勝っても嬉しくないけどさぁ・・・。
 因みに「zoom」とは、赤ちゃん言葉で車、「ぶーぶー」の事らしい。何で知ったか。母の友人の息子さんがマツダに勤めていたのだ。始めから彼に聞きゃ良かったんじゃん・・・。






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