ジュリアンのあした
「おかしいな。いつもと違う」と俺は思った。俺はアフロヘアーの友人ジュリアン北沢と大井競馬場で待ち合わせしていたのだが、時間になっても彼は現れない。彼は仕事なり他の用事で遅刻や無断欠勤をしても、競馬では一度も遅れたことはなかった。連絡しても繋がらない。俺は図らずもあいつの身に何かあったのではないかと心配した。
あいつのことだから拾い食いでもして腹を壊したか。いや、多少の毒ではなんとも無い丈夫な胃腸だ。それならセコイ犯罪で捕まったか?いや、あいつは馬鹿だけど人の道や法に反することはしない。きっとそんなことじゃない、信じてやろう。いいことがあったんだ。例えば、途中の電車でエルメスの鞄を持った女性を暴漢から救ってロマンスに発展しているとか。いや、ありえない。あのアフロじゃ、共犯か自作自演と思われるのがオチだ。
そんな感じにジュリアンへの心配を色々織り交ぜながら、俺は全レースを散々の結果で終えた。1回も当たらない。それに結局、その日ジュリアンは現れない。俺は何をしにここへ来たんだ?俺は寂しくハズレ馬券をポケットにしまい、独り背中を丸めて帰った。
次の日も、俺はジュリアンを探しに大井競馬場へ行った。が、やはりジュリアンの姿は無い。そして、再び、ついでのように全敗して帰ってきた。大井開催は4日間。俺はその次の日も次の日も、延べ全4日間ともジュリアンを探しに大井競馬場に行った、が、彼はいない。しかも、結局、俺は4日連続、計40レース中1レースも当たらない。俺は燃え尽きて真っ白な灰になったよ。そうして、ジュリアンを探すのを諦めた、力尽きた。馬鹿で、アフロで、貧乏で、長所はラッパが吹けるくらいだったけど、いい奴だったよ。
それから月日は流れ、ちょうど1年経った同じ日、俺はジュリアンの1周忌の意も込めて再び大井競馬場へ行った。俺の手には、ちょうど一年前のあの日付のハズレ馬券が握られていた。そう、俺はジュリアンが失踪したあの日のハズレ馬券を大事に取っておいたのだ。しかし、本当はこんな思い出代わりのつもりで取っておいたんじゃない。ジュリアンに会って、「お前が来なかったから大損しただろう!弁償しろ!」と言って金を借りようと思ってたんだよ、俺は。まあ、動機はどうであれ、このハズレ馬券のおかげでこの日付を俺は忘れなかったからいいじゃないか。
ジュリアンがいなくなって以来、俺が競馬場にくることはなかった。競馬場はジュリアンと共に来るべき場所だったから。だからジュリアン、お前の分まで楽しんでいくよ。俺は俺とお前の二人分楽しんでいく。俺の馬券は俺の好きに予想して、お前の馬券は、各レースともあの日のハズレ馬券と同じ買い目でお前に捧げるよ。もし、これで当たってりゃたいしたものじゃないか。お前がいなくなった日に俺の外した数字で1年後の今日お前が勝つなら、俺はお前に対して一種の友情を全うしたと言えるんじゃないか。なあジュリアン、誇りに思ってくれ、俺という友人がいたことを。
俺は独り、パドックで馬を見ていた。皆同じ馬だった。色が違うくらいでオスかメスかの区別もつかない。顔が長くて筋肉隆々で、思ったより背が高くて、尻尾を動かしたり、たまにウンコする。ダメだ。俺に馬はわからん。パドック見ても意味がない。が、親切な人は競馬場には大勢いる。人に伝えるような独り言があちこち飛び交っている。
「こいつはいい具合に仕上がってるねー」「汗かきすぎ?テンションあがりすぎてるなぁ」「歩様が固いけど、踏み込みはいいねぇ」「コズミがどうの、フケがどうの・・・」
そんな言葉を耳にしているとなぜか自分も分かった気がしてくる。知らないおっさんの独り言に頷いちゃったりしている。うん、うん、とか俺も独り言を言っちゃったりして。
「このレースは1、3、9番の3頭馬単ボックスで充分だ!必ず、絶対だ!」
中にはここまで断定する男もいる。勇気のある奴だ。だけど、そこまで断定されると自分の予想にも迷いがでるなぁ。が、ちょっと待て。この男の声、この口調、聞いた声だ。
「ジュリアン!ジュリアン北沢!!」
俺は声の主を見て叫んだ。
「おう、レニー。さっそく会えたな。きっと今日、会える気がしていたよ」
ジュリアンも俺に気付き、クールに喜んでくれた。
「お前、何やってたんだよ。おい、死んだと思ってたよ。超サプライズだぜ、マジ」
「まあ落ち着けよ。とりあえず競馬だ。話はその後だ。俺も久しぶりの競馬だからな。いや、正確には競馬は毎日毎日やってたけど、だが俺にとっちゃ久し振りの新鮮なレースってやつなんだよ。意味わかんねえだろうけど、後で説明するよ。まあ、落ち着け」
ジュリアンはあいつらしく再会の喜びを後に回し、好きな競馬を優先させた。
それから、第1レースが始まり…終わった。結果、1も3も9も連には絡まなかった。
「全くダメじゃん。ジュリアン、お前の選馬眼もオちたな」
「ああ、やった、外したぜ!やっと俺の明日が今日になったんだ。最高だ!外したぜ!」
俺の嘲りの言葉を意にも介せず、ジュリアンは外したことを狂ったように喜んでいる。1年ぶりに戻ってきたと思ったら、一回り大きな変人になっていやがるぜ。
「レニー、次の新馬戦はわからねえから回避しよう。よし、ビールをおごってくれ!」
おい!けどまあ、仕方ない。1年振りの再会だ。それくらいはおごらせてもらうよ。そのかわりお前の空白の1年間を俺にわかるようにゆっくりと説明しておくれ。
「ジュリアン、お前、1年間、何してたんだよ。どこにいたんだ?」
「1年?1年間もか?ああ、そりゃ長かったわけだ。長かったよ。拷問のようだった」
ジュリアンは自分がどれくらいの間失踪していたのかも把握してなかったようだ。
「俺は変な世界に入り込んでいた。毎日毎日、同じ日が繰り返していくんだ!」
こうしてジュリアンは意味不明・理解不能な空白の1年間のことを語り始めた。
「あの朝、急いで駅にいって、降りる時清算すればいいや、とポケットの小銭で一番安い130円の切符を買って改札入ったわけよ。そんでまあ一息ついて「今日は朝からハードだな」とか思ったその瞬間思い出した。たしか、前の日の夜、居酒屋で意気投合したフランス人に頼まれてユーロと円を換金してやったじゃねえか。俺は財布を見た。円がねぇよ!俺の所持金紙幣全額ユーロだよ!金おろさなきゃならねえよ、とか考えていたけど、今この瞬間の電車賃の精算は大丈夫か、と不安になってポケットの小銭みたら1円玉と外国のコインじゃねえか!キレイだけど使えねえ!俺は、パニクッた。だけど、俺は自分に言い聞かせて「俺はスーパークールだ。落ち着け、考えろ」と冷静さを取り戻して、近くにいたヴィトンのバックを持ったフランス好きそうな可愛い女に「俺のユーロと君の円を交換しないか」と持ちかけた。最初、女は「このアフロ何言ってんの、超キモイわ」くらいのリアクションだったけど、アフロの中から色々と物を出す俺の持ちネタで心を掴むと「交換じゃなくて、電車賃くらいならあげますよ」って言ってくれたその時、小太りの眼鏡を掛けてリュックを背負った男が「や、やめろ!イ、イ、イ、嫌がってるじゃないか!」って横から口挟んできやがった。この野朗、俺様がカツアゲしてると勘違いしやがった!そしたら間の悪いことにその場に車掌がきやがって、小太り君がいきなり車掌に「こ、この人、迷惑行為をしています!」とか言い出す始末。俺は次の駅で降ろされて、弁解したいが、証人のヴィトンちゃんはどっかに消えてて、小太り君は置物みたいになっちゃってて、話は進まない。それでも何とかごまかして解放され、その後は急いで日本円おろして、全力で走って、約束のパドックの前に着いてみりゃ、おい、お前はいない。これだ、お前は」
ジュリアンの長い話を聞き続けていた俺だが、名誉のためここで一言口を挟んだ。
「俺は約束どおりいたって。ちゃんと時間通りパドックの前で待ってたよ。つまりだ、その時点でお前は既にパラレルワールドに迷い込んでたってことなんじゃねえの?」
「今思えばそうだけどな。そん時は分からないからな。けどまあ、俺はお前のことは放っておいて、一人で競馬をやりはじめた。こっからが凄いんだよ。奇妙なんだよ」
ジュリアンはビールをグイと飲み干した。一人で喋ってるから喉が渇くのだろう。
「おばちゃん、ビールおかわり!」
俺のおごりで勝手におかわりしていやがる。まあ、今日はいいだろう。好きに飲めや。
「だけどその日は絶不調。まったく予想が当たらない。しかも、1レースから連続して万馬券が乱れ飛ぶ大荒れの展開。俺は7レースまで一つも当たらなかった・・・」
「凄くないじゃん。いつもどおりじゃん!」
「まあ聞けよ。これからが奇妙なんだ。・・・残す所あと3レース。俺は気分転換に少し歩いた。すると初めて見る異様な予想屋が声を張り上げているのに気付いた。
『今日これまでの7レース、めちゃくちゃのように見えるだろうが俺は凄いことを発見した!何と、今までの全7レース、『ある日』のレース結果と同じじゃないですか!そう『ある日』の結果と全くの一緒。さあ、皆様、どう思う。残り3レースも同様の結果となるか?乗るか反るか!『ある日』の通り結果になれば残りの3レースとも1000倍以上だ!』
これを聞いた時、俺は本当かよ?と思った。しかもだ、この男の言うとおり、実際に過去にこれまでの7レースと同じ結果が偶然そろっていた日があったとしても、これからの3レースもその日の通りになる保証はない。ハズシてもこの男に責任はない」
上手い話だが、俺はジュリアンにこの男の数字を買ったのかを尋ねた。
「レニー、やめてくれ。俺が買うわけないだろ。俺は自分で馬を見て予想をしたいんだ。人の予想に乗って当てて儲けることには興味ないんだっていつも言ってるだろ」
「じゃあ、他の人たちは?買った人とかいたわけ?俺なら当たるも八卦で買うかもな」
「それが誰も買わない、っていうか立ち止まりもしない。まるで聞こえているのは俺だけのようだ。だけど、俺には必要がない。気にはなったが無視して立ち去った。次のレースに集中した。そして、第8レース。またしても波乱が続いた結果になった。1・1倍の断トツ人気馬がコケて3連単1000倍。次の第9レースも同様に大波乱の1000倍。その時、なぜか俺の脳裏に浮かんだのは、あの予想屋だった。俺はさっきの場所へ向かった。しかし、あの男の姿はない。当たったのか、外れたのか、俺は凄く気になった。だが、俺には関係ないと思い直し、最終レースを残して、気合入れつつ小便をしに行った。そしたらだ、驚いたことに、あの胡散臭い予想屋にばったり出くわした。この野朗ときたら超ご機嫌で鼻歌唄いながら用をたしている。俺は横に並んで、つい『ゴキゲンっすね。予想、当たってるんですか?』って探りを入れつつ話しかけちまった。すると、だ。男は急に鼻歌を止め、神妙な口調と刺すような眼光を俺に向け言ってきた。
『お前は、分かり切った当たり馬券をその通り買うだけで競馬が面白いか?』
俺はこの男の言葉の真意は分からなかったが、男に軽く言い返してやった。
『俺の競馬道には反するけど、当たれば金には困らなくなるな』
すると男は胸のポケットから数字の書かれた紙切れを取り出して言った。
『なら体験してみればいい。結末が分かり切った金に困らない競馬生活をな』
俺が男から受け取った紙切れには10レース分の予想・結果ともいえる数字が書かれていた。そう、これは男が先ほど叫んでいた今日と同じ『ある日』の結果だ。
気が付くと、男はすでに消えていた。俺は呆然として独りトイレに残されたんだ」
一息ついてジュリアンはまたビールのお代わりをしている。よく飲むな。
「最終レース。俺は誘惑に負けて、自分の予想とは別に、『ある日』の通りの馬券を100円だけ買った。3連単に絡むその3頭とも、俺の選馬眼だったら決して買わない馬だ。俺は自分の判断を無視してその紙切れの通りに買った。結果は…、大当たりだった」
俺は感心していたが、ジュリアンは首を振っている。
「次の朝も再び大井競馬場へと向かった。前日とうって変わって競馬場への道は平穏でヴィトンちゃんにも小太り君にも会わなかったよ。そんで何レースかこなしたけど、この日も超万馬券すぎて当てようがない。それがずっと続いた後、俺は思い出した。前日のあの予想屋のことと、『ある日』の結果が書かれた紙のことを。俺はとっさにポケットの紙切れを取り出した。驚いた。手が震えた。思った通りだった。今日のレース結果も『ある日』と全く同じだ。なんてこった。また今日も『ある日』の結果が繰り返されてるんだ」
奇妙な話だ。偶然にしては出来すぎている。だけど、俺だったらどうだろうか?馬を見ずに同じ数字を買えるかな?もし、買えたとしてもそこに競馬の楽しみはなくなるな。けど、金は儲かる。金が稼げればそこに楽しみはなくてもいいのかな。機械的にベットして、換金して、それが毎日続いていく。そこに自分の気持ちとか能力とかの関わりはない。そんな人生って面白いかな?面白くないだろうな。ジュリアンを見ればわかる。こいつ、さっき外したことが本当に嬉しそうだったからな。
「それからも俺は『ある日』のとおりの数字を買った。予想もへったくれも無い。ただ買った。それが当たる。俺の懐には大金が転がり込んでくる。次のレースも当たる。その次も。嬉しかったよ、正直。俺はジンクスどおり勝ったら磯辺焼きを買って食べる。俺のジンクスを知ってる磯辺焼き屋のおばちゃんにも驚かれたよ。凄いね、ずっと当たってるのねって。悪い気はしない。俺が自分自身の予想で当てたわけじゃないけど、それでも悪い気はしない。俺はその程度の人間だったのさ」
ジュリアンは自嘲にも反省にもとれる口調で語り続けた。
「それからも連続して大井競馬場に行って、『あの日』どおりの数字を買う。必ず当たる。皆が尊敬の眼で見てくれる。気分はいい。金には困らない。好きなものを好きなだけ飲み食いできる。皆におごってやる。歩いてきた道のりもタクシーできたりする。だけど、なぜか面白くもなんともない。自分の予想とか観察力とか判断力とかに従わない競馬なんて無意味だ。たとえ勝つとしても、結果の分かりきった人生は意味が無い」
それを聞いて、さっきジュリアンが馬券を外して喜んでいたのが分かった気がした。
「俺はこの退屈な当たりっぱなしの繰り返しの人生から抜け出すことを考え始めた。そして色々試して見た。無駄な努力も多かったけど、ついに効果的な方法を発見した。その方法ってのは、毎日同じことが繰り返される中で、少しずつでも、いつもとは違うことをすることだった。例えば、勝っても磯辺焼きを食べなかったり、好きなビールじゃなくて嫌いな焼酎を注文したり。そうやって自分の意志で一日を変えていこうとしたら、同じような毎日だけど少しずつ変わっていくのがわかった。だけど、根本的なことはなかなか変わらない。俺が毎日競馬場へいくこと、勝つのは相変わらず『あの日』の数字の馬ということ、俺はそれを買ってしまうこと。それで俺は最終手段に出た。もう何週間、何ヶ月経ったかわからないが、決断するのに時間がかかった。そして実行するのに同じくらいの時間がかかった。さて、レニー、俺は何をしたと思う?」
ジュリアンのその問いは、俺ならどうするか?という風にも聞こえた。
「競馬場に行かない、とか」
「それはできない。競馬場は人生の舞台だ。人間が人生を放棄するようなものだ」
「じゃあ、当たる馬券を買わない。全額自分の予想どおり掛けて破産する、なんてね」
俺がそう答えるとジュリアンは微笑んでうなずいていた。おい、当たったのか?
「そうなんだ、たったそれだけのことに俺は長い期間をかけていた。俺は結果に縛られ、自分の判断で過程を選択するというを失っていた。自分の判断で馬券を買う、それだけができずに同じ毎日をひたすら繰り返し、未知の喜びのある明日を見失っていたんだ」
俺はジュリアンが立派に見えた。1年を異空間で棒に振ったと俺は思ったけど、そんなことはない、ただでは転ばない奴だ。誇らしくもあり、羨ましくも思う。俺も異空間に迷い込んで成長したいものだな。
ジュリアンの空白の1年間の話を聞いてるうちに、回避した第2競走の新馬戦も終わった。これも超大荒れで予想して当たるようなものじゃない。回避してよかったよ。が、その時、ジュリアンに捧げた馬券を一式買って置いたことを思い出し、チェックした。すると、びっくり、第1レース、第2レースと当たっているではないか。俺が馬券を見せるとジュリアンも驚いていた。だが、その驚きは俺の驚きとは違っていた。
「スゲエな。『あの日』の結果と同じ数字じゃねえか。全レースな。当たるんじゃねえか?」
俺はなぜかその言葉が気になった。『あの日』の馬券を俺が買っている?
その時、突然、見ず知らずの競馬場の制服を来た女性がジュリアンに話しかけてきた。
「あのー、アフロのお兄さん。すいません、『昨日』は申し訳ないことをしてしまいました」
俺たちは女を見た。お姉系で可愛い顔をした女だ。手にはヴィトンの鞄を持っている。俺はとっさに閃いた。ジュリアンも同様だろう。あの日に助けたヴィトンちゃんだ。
「仕事に遅刻しそうだったし、怖くなって逃げちゃって。大丈夫でした?あの後?」
「大丈夫じゃなかったけど大丈夫にしたよっていうか、今いつって言った?『昨日』?」
俺にも聞こえた。『昨日』と。1年前じゃなくて昨日だと。俺とジュリアンは顔を合わせる。ヴィトンちゃんは首をかしげている。ジュリアンは彼女を待たせて俺に囁いた。
「お前、さっき1年間ぶりに俺と会ったって言ったよな」
「え、ああ。そうだよ、1年振りだ。・・・たぶん」
「ところで、お前、この1年間、何やってた?俺に話してみ」
俺はジュリアンの質問にはっきりと答えられない。さて俺はこの1年間何をやってきただろう?記憶を遡っても語るほどの何かは無い。まさか、俺自身も無意味な繰り返しの日々の異空間に迷い込んでいたっていうのか?ジュリアンが俺の耳元で囁く。
「レニー、今度会うときには、成長して帰ってこいよ」
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