ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

迷路にハマる



珍しくやたらしつこい物売り(後で仲良し?になった)に付けられ、地図を見ていると「どこへ行くの?連れてってあげる」と言って来てうるさいんで地図をしまい「ただ歩いてるだけ」と答えた(実際あてもなかったし~)。
大体、物売りは一度断るとあっさり引き下がる。
その子は持ってる葉書を「買ってくれ」と言うのではなく「欲しい物があったら店まで連れってってあげる」とか「僕が買った方が安く買える(実際、割高の観光客価格がある)」とか同じ事をそれはそれはしつこく言ってくる。
これだけしつこいのは珍しい。
本当に欲しい物も行きたい所もなかったから仕方がない。
ただ、ありとあらゆる「道」を歩いてみたかっただけ。
道順は分かってたはずなのに、脇でしつこくされてムカムカしてたせいか、方向性を失った。
その子の英語はかなり上手で「そっちへ行っても何もない」とか「町の中心はこっちだ」とか教えて(?)くれるけど信用する気は毛頭ない。
「どこだっていいじゃない!好きに歩かせてよ!あんたは別に付いて来なくったってイイんだからっ!」っとイライラしながら歩きまくり、ハマッてしまった、、、なさけない。
迷路にハマり、ちょっと困った感はあったけど、一人になり地図を広げる。
良くある話だけど、この国の人達も地図が読めない。
シクロ(チャリンコタクシー)のおっちゃんもダメ。
「現在地はここ」と差す指先が明らかに違う、、、お手上げ、、、人を信じてはいけない。。。
どうにかなるだろうと歩いていくと、町の外れのマーケットに出た。
よし、これで軌道修正!

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