痴楽綴り方狂室 「カラー時代」

我と来て 遊べや 彼氏のない乙女   柳亭 痴楽
痴 楽 綴 方 狂 室
お断り/昭和35年当時の原文のまま掲載しております。昭和30年代の生活、世相を反映しており、世代によってはノスタルジーを感じることでしょう。現代では不適切と思われる語句も有りますが敢えて原文のままに表現しております。
カラー時代

カラーカラー今の世は
オールカラーの時代です
虹の七色カラーの電話
咲いたロマンスもしもしアノネ
街の乙女がいそいそと
カラー化粧でアベックベック
カラーテレビのある公園で
粋な彼氏と肩寄せ合って
カラー写真でハイパチリ
見ていりゃ恥かし悩まし口惜し
負けずに思わず声はりあげて
僕もカラーだカラーだボクも
スッカラカラーのカラ財布
ままよあんなに見せつけられちゃ
心もこげてカラーカラーだ
焼けてこがれて家路を急ぎゃ
夕焼け空のあのカラー
あの窓辺り屋根辺り
真っ赤に染って綺麗だな
綺麗な筈だよよく見れば
わが家が炎の天然色
びっくり目玉も白カラー
あわてりゃ顔も青カラー
飛び込みました四畳半
命カラーカラー荷物を出せば
国のお袋はるばると
身柄案じて来てカラーに
だからお前はオッチョコチョイ
こぼす真珠の一トカラー
ネオンのカラーにあこがれて
村カラー出てきた落語家だ
カラー時代にゃ負けません
聞いて下さいおっ母さん
これで本当の今流行の
オールカラーになりました


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