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2005.10.05
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カテゴリ: 日々それこれ
レンタルして見た
アメリカにおけるいろんなかたちの人種差別が描かれている

白人、黒人、韓国人、中国人、メキシコ人、ペルシア人が登場

日常的に誰もが経験する差別がそれぞれの登場人物を通して見れる映画だった
人種差別を自分のものとして考えることはアジア人・イン・アメリカとしては容易いが
アジア以外の移民が体験する差別にも目をむけさせられる
黒人として誇り高く生きようとする人を阻む壁の厚さ
黒人であることに開き直って生きる選択をする人々
人種の頂点に立ち異人種を自己の囲いから全く外している典型的白人



昨年ウイスコンシン州とミネソタ州の境目で
カンボジア移民の男性が白人6人を猟銃で射殺する事件があった。
この男性は11才でカンボジアからアメリカへ移民し、高校卒業後ナショナルガードのトレーニングを受けた経歴があるため銃の腕は一品だった。「人種差別用語で脅されてから銃を足元に撃たれ始めて、このままでは殺されると思ったから撃ち返した」と証言した。
カンボジアの男性は友人と鹿猟にやって来ていて早朝この射殺することになったパーティが寝泊まりする小屋がある見張り台に入り込んでいたところを見つけられ、退去するように言われた。その時、彼は猟用の覆面?をしていたがカンボジアのモング系であることは(この人種の人口はミネソタ州に多い。この民族はベトナム戦争時代アメリカに加勢して戦った)明瞭で、合計8人の白人が彼を囲み、モングを差別する用語で罵声したらしい。

生存者が2名いたが二人とも先に撃ったのはカンボジア人の彼と証言し、
人種差別用語で罵声したことには深く触れられていなかった。

今年になって裁判があり
彼には無期懲役が言い渡されたのだが
モングの人たちは彼に同情する
自己防衛しただけだと。
撃たなければ殺されていたんだ。


ビジネスがうまくいっていなくてディプレッション気味だったことや
ショートテンパーの持ち主で2番目の奥さんを殴った事もあることから
人種的不利を踏まえながらもコメントを避ける人もいた
しかし
この民族が多く住む地域では白人とモングの間の摩擦は確かに存在し


昨年の時点では多くは報道されなかったが
今年裁判が始まる前に
この事件の特集が新聞で組まれていて
被害者のなかには女性もいたことを初めて知った
また何人かは背中から撃たれていたことも

加害者の彼はこの国に移民して以来様々な人種差別を体験しながら生活をした。
小学校5年生の時にはテコンドーを習って「これで、差別する奴らをやっつけることが出来る」と思ったそうだ。

この事件直後は差別に関して何も報道がされていなかったが、ニュースを読んで、状況がピンと来て、彼に全く同情的だった。私もアジア人であるから。
しかし、今年になって詳しい記事を読んで
これまでアメリカに暮らした数十年に渡る白人達に対して鬱積していた怒りが爆発して、彼は自己コントロール出来なくなったのかもしれないと思った。
同情というか、彼の状況を理解は出来る、が、女性(婚約中)も撃たれていたことにはショックだった。
また背中から撃たれた人がいた事実も。

全員白人の陪審員で行なわれた裁判だったが、

仮にこの加害者の銃の腕がそれほど上手くなく、このパーティに撃たれて殺されていたとしたら
果たして彼らにはどんな判決が下っていたのだろうつい皮肉なことを考えてしまう





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Last updated  2005.10.06 00:16:05
コメント(9) | コメントを書く
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Re:クラッシュ(10/05)  
SAKUZO2004  さん
こういうのを聞いたり読んだりするたびにね、私の住んでいるところは本当に恵まれているんだろうなと思う。日ごろ人種差別的なことを見聞きする機会が本当に少ないし、自分自身もあからさまな差別を受けることなんてほとんどないからです。
おそらく個人の心の中には、いろんな感情がしまい込まれているんだろうな、とは思うけど、そういう点でリベラルな土地というのは外国人には住みやすいと思います。
ま、もっともこの辺では白人は決してマジョリティとは言えないもので。隣のC市などは、半数以上が東アジア人とインド人で構成されていますから。(笑)

この事件はね、ニュースで読んだ覚えはあるけど、その後の展開は知らなかった。私も心情的にはすぐ移民の味方をしてしまうのですが、それでもやはり6人もの人を本当に殺さなければならなかったのかは疑問です。本当にやらなければやられていたのでしょうか。
「もしも」の仮定に基づいた殺人にしては、女性や後ろから、というのはやはり行き過ぎですね。

白人の中には確かに優越意識をむき出しにしている人たちがいますが、それはアジア人にもいるし、黒人にもいる。
「人間の優劣」という概念が人の心の中に存在する限り、消えてなくならないでしょうね、この先もずっと。 (2005.10.05 15:29:20)

Re:クラッシュ(10/05)  
ミミシス  さん
日本でぬくぬく暮らしてきた私にとってこの人種差別問題というのはかなり遠い存在だったのですが…
ある地域に行けば日本人同士でも存在する問題のようです。(これを人種差別と呼ぶのかはわからない)

話を聞けばひどいな~と単純に思いがちだけどまた逆にその問題が身近な人(差別してる側と思われてる人達)から聞くと”逆差別”もかなりひどいようで…

どーしてもなくならないこの問題。
切ないです。 (2005.10.05 22:20:09)

Re[1]:クラッシュ(10/05)  
SAKUZO2004さん
>こういうのを聞いたり読んだりするたびにね、私の住んでいるところは本当に恵まれているんだろうなと思う。日ごろ人種差別的なことを見聞きする機会が本当に少ないし、自分自身もあからさまな差別を受けることなんてほとんどないからです。

前にも何度か書いたと思いますが、サンフランシスコは空気がやんわりしてるの。肩の力が抜けるような気分だった。街行く若者のグループもいろんな人種で出来上がっていて、こちらでは絶対見られない風景よ。こっちでは人種でグループが出来てるし、高校のカフェは人種グループでテーブルが出来ているらしいよ。

>おそらく個人の心の中には、いろんな感情がしまい込まれているんだろうな、とは思うけど、そういう点でリベラルな土地というのは外国人には住みやすいと思います。

そうなの、いつかはそちらに移動したいですが、物価が~。

>ま、もっともこの辺では白人は決してマジョリティとは言えないもので。隣のC市などは、半数以上が東アジア人とインド人で構成されていますから。(笑)

我が家の辺りは都市の近郊とはいえ、古い気質が残ってます。でも、それは良い面でもあるんだろうけど、移民には(笑)なかなか難しい土地。

(2005.10.05 23:54:32)

Sakuzoさん(続き)  
>私も心情的にはすぐ移民の味方をしてしまうのですが、それでもやはり6人もの人を本当に殺さなければならなかったのかは疑問です。本当にやらなければやられていたのでしょうか。

銃の腕があったことが災いしてしまったんでしょうか。
それにしても6人ですもんね。

>「もしも」の仮定に基づいた殺人にしては、女性や後ろから、というのはやはり行き過ぎですね。

後ろから撃たれていたことは今年になって報道されたと思います。
また、女性が含まれていた事も私は今年になってから知りました。
詳しい情報が流れて、私もこの事件の見方が変わりましたが、
この加害者のなかに積もり積もった白人に対する憎しみがあったことは確かで、それは決して正当化される行為ではないのですが、
差別が生み出すパワーの凄さを思いました。

>白人の中には確かに優越意識をむき出しにしている人たちがいますが、それはアジア人にもいるし、黒人にもいる。

そう!そうなのです。この映画クラッシュにそれが上手く描かれてます!

>「人間の優劣」という概念が人の心の中に存在する限り、消えてなくならないでしょうね、この先もずっと。

消えないだろうけど、認識したいですよね。
(2005.10.05 23:55:09)

Re[1]:クラッシュ(10/05)  
ミミシスさん

>ある地域に行けば日本人同士でも存在する問題のようです。(これを人種差別と呼ぶのかはわからない)

差別にはいろんなかたちがあるよね。
日本では江戸時代の「士農工商」から発足した「エタ、ヒミン」?
問題があるよね。
それがまだ残っているんでしょうね。

>話を聞けばひどいな~と単純に思いがちだけどまた逆にその問題が身近な人(差別してる側と思われてる人達)から聞くと”逆差別”もかなりひどいようで…

クラッシュにはその逆差別も描かれていたから、一方的差別を取り上げていなかったので、面白かった。

>どーしてもなくならないこの問題。
>切ないです。

もちろんどの国にいっても差別はあると思うのですが、奴隷制度があった国となかった国では差別が違う気がするんだけど、どうなんだろうね?
(2005.10.06 00:09:51)

Re:クラッシュ(10/05)  
こずえ さん
例えば、日本国内で行われている差別というのは、あるとき何かのきっかけでふとそれが『バレて』という感じで行われるけれど、人種差別って、相手の外見を見たらすぐにわかる‥‥ってところが何ともなぁ、と思いますね。

白人には確かに、『持って生まれた優越意識』とでも言いたいものを持っている人もいる。
かと思うと、白人のご主人を持つ日本人の知人に、面と向かって「ダンナには愛想が尽きたけど、ダンナの遺伝子は気に入っているから別れない」と言われてビックリしたこともあります。
それからまた別の話だけど、有色人種同士、という感じで、日本人は黒人差別に同情的な見解を示すけれども、黒人の中には「アジアの猿と我々を一緒にするな」という見方をする人も一部、いるしね‥‥(^_^;)、差別って、一通りじゃないな、と思いますね。

そのクラッシュって映画、見てみたくなりました。
(2005.10.06 01:40:10)

続き  
こずえ さん
このモン族の彼の事件は、実は我が家では一時期話題に上りました。
なぜかっていうとね、娘の好きな子ども番組で彼ら一族のことが取り上げられたのを見た直後の出来事だったからです。
私はもちろん、普段テレビなど見ないのでぜんぜん知らなかったのですが、夫が教えてくれて。
その後の経過も、新聞も読まないし(だいたいアメリカって、自分とこの地元のニュース最優先でしょ)テレビも見ないしで、気になりつつも知らずにいました。

銃で撃った彼は、実はかつてこちらの州のモン族の大きなコミュニティにいたこともあり、やっぱり家庭内暴力で警察沙汰になったことが何度かあった人だと聞きました。
しかもその上、もともとこの事件のあった領地というのが、何度も何度も地主の白人たちとモンの彼との間で「私有地だから入らないでくれ」と過去にも揉めていたらしいじゃないですか。
だから、今、女性も、とか背中から、とか聞いて、ビックリしながらも、改めて、人種問題に個人的な性向が絡んだ上で、複雑化した事件なのかもね、と見解を新たにしました。

キャスルナイツさんの最後の3行、本当に考えさせられます。
(2005.10.06 01:40:38)

Re[1]:クラッシュ(10/05)  
こずえさん
>例えば、日本国内で行われている差別というのは、あるとき何かのきっかけでふとそれが『バレて』という感じで行われるけれど、人種差別って、相手の外見を見たらすぐにわかる‥‥ってところが何ともなぁ、と思いますね。

あは、そうだ、確かに。
人種でハッキリクラス分けがされてそうだよね。
黒人の場合は「マイケル・ジョダン」や「オペラ・ウィンフリー」のようになって黒人であることから解放されるような気がするのは私だけでしょうか。

>白人には確かに、『持って生まれた優越意識』とでも言いたいものを持っている人もいる。
>かと思うと、白人のご主人を持つ日本人の知人に、面と向かって「ダンナには愛想が尽きたけど、ダンナの遺伝子は気に入っているから別れない」と言われてビックリしたこともあります。

??????
伴侶が白人であるというそのレッテルにしがみついていたいってことでしょうか?
んんんん、何なんだ~、それ。

>それからまた別の話だけど、有色人種同士、という感じで、日本人は黒人差別に同情的な見解を示すけれども、黒人の中には「アジアの猿と我々を一緒にするな」という見方をする人も一部、いるしね‥‥(^_^;)、差別って、一通りじゃないな、と思いますね。

猿かあ~(笑)
少し前は韓国人と黒人の間にテンションがあったっけ?
人種関係についての受け取り方は個の良心や常識の在り方が全く違うように、様々ですよね。

>そのクラッシュって映画、見てみたくなりました。

面白いと思うよ。
人の仕草や言葉の端にピリピリするテンションを感じると思う。
で、実生活のなかではこれほど明らかになっていないかも知れないけど、心の中で思ってるだろうことが映画のなかではバンバン台詞で出て来るし。
(2005.10.06 11:35:39)

Re:続き(10/05)  
こずえさん

>このモン族の彼の事件は、実は我が家では一時期話題に上りました。

Sakuzoさんもこの事件を知っていたし、こずえさん家にも知られていて、案外みなさんが知っていらっしゃったことに驚いてます。
ナショナルニュースで報道されたんだね。

>なぜかっていうとね、娘の好きな子ども番組で彼ら一族のことが取り上げられたのを見た直後の出来事だったからです。

あ、モングじゃなくてモン族なんですね。教えて下さってありがとう。
確か彼らの独特の宗教もあって加害者の彼はその祭司役のようなことをしていたらしい。

>銃で撃った彼は、実はかつてこちらの州のモン族の大きなコミュニティにいたこともあり、やっぱり家庭内暴力で警察沙汰になったことが何度かあった人だと聞きました。

今の奥さんは3番目でその奥さんとの間に赤ちゃんがいて、最初の奥さんと二番目の奥さんの間にも子供がいたから(最初の結婚って確か15才~16才だったと思う)子だくさんのはず。
2番目の奥さんが家庭内暴力の被害者みたい。

>しかもその上、もともとこの事件のあった領地というのが、何度も何度も地主の白人たちとモンの彼との間で「私有地だから入らないでくれ」と過去にも揉めていたらしいじゃないですか。

報道では彼は猟の下見をしていて迷って領地に入り込んでしまったとは言っているけど、モン族にとって猟りは昔からの習慣もあって単なる趣味とは少し意味合いが違うようなんだけど、その彼らと地元の人々の間の摩擦はこれまでもあったようだね。

(2005.10.07 00:25:40)

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