ねこのみち The cat and the tao

ねこのみち The cat and the tao

読書感想画


夏目漱石に出会ったのは小学校の図書室。「我輩は猫である」を読んで大爆笑したものです。
それから高校の教科書の「こころ」で再会するまで、漱石先生は「猫」の先生でした。
「こころ」以来、漱石先生は「こころ」の先生になっています。

あれから、漱石先生の著作はだいたい読みましたが、いまだに私にとっては「こころ」の先生なのです。

*「Kの昇天-或はKの溺死」梶井基次郎
梶井基次郎の「檸檬」もやはり高校の教科書にのっていました。
(教科書は本当にこの世にある書物の中で一番親切)
個人的には「檸檬」よりも、「Kの昇天」の方が好きです。
「桜の樹の下には」ほどでははありませんが、
「Kの昇天」にも美しいイメージがあります。

*「春と修羅 序」
この詩を最初に聞いたのはは子供のころ、アニメーション映画、「銀河鉄道の夜」
で。
エンドクレジットで、常田富士男さんの語りでした。
子供のころはわけもわからず観ていたのですが、高校のころ、もう一度この映画を観た時、ラストのこの詩を聞いた時から私は宮沢賢治と常田さんのとりこになったのです。

*「銀河鉄道の夜」
恥ずかしんで、哀しんで、喜んで、嫉妬して・・・
一生懸命働かなくてはいけないけれど、
すべてを放り出してあそびたい気持ちもある。
 人を憎み人を慈しむ気持ちをもつ。
  そんなジョバンニは いとしい。

ジョバンニは宮沢賢治の繊細な感情の表現者。
理想をもとめてもとめて なかなか得られない いとしいこども。
ブルカニロ博士は賢治の思想の代弁者。
迷っているこどもを 自分自身をやさしく諭す 仏。

大人と子供 賢治自身の対話。












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