全37件 (37件中 1-37件目)
1
九州沖の台風15号の影響で不安定な空模様週末まで続くという悪天候にチャリ出動不可か?だけど付属品ナシでは仕事も創作も進まない日中、怪しい雲なれど雨が止むとの予報信用ならないがと昼下がりに新宿へ向かう今日ばかりは長居は無用あとはビッグカメラ新宿店でバッテリーをゲットで任務終了~のハズが「扱ってない」とほざく店員各店舗で扱い商品が違うのか?オリンパスだぞ!?「渋谷店で購入したから渋谷に行かなきゃ駄目なの?」「いや、、、たぶん無いと思いますよ。。。」「有楽町店ならある?」「う~ん、、、確約出来ませんねぇ。」「訊いてくれないの?」「PCで在庫チェックしましたけど見当たらないんですよ。」「高かったのに、買い換えってこと?」「いや、メーカー在庫があれば取り寄せになります。」此処で店員にはその気がないことに気付く不埒者めッ、それをやるのがオマエの仕事だろうがッ!!!そんなんだから、いつもガラガラなんだよッ、新宿店!!!心のなかで呪いの言葉を投げつけてやる。きっと敵もお腹のなかで思ってる。『そんな備品いちいちやってらんねぇ』ってね。 いつもなら戦うオカンもやる気の無い輩に無駄なパワーは使わないオトン@がわざわざ在庫を調べて教えてくれた秋葉原往復の時間がもったいなくて我慢してたのに。。。霧雨のなか、不愉快度100%で帰宅平和なニャンモナイト三体を眺めふたたび作業に入るオカンなのでありました。。。○ヒルズのスーパーで最も好きなモノは“30%OFF”シールあります♪あります♪今夜もたっぷりこんひと昔前なら見向きもせず三年前には他の商品に隠してコソコソ買っていたのに今じゃ、勲章のようにカゴにてんこ盛りいつの間に図太く成長したのかしらん。。。ムフッ♪戦利品の山芋と豚肉でとろろ汁を作りましょう。30%OFFといえども豚肉の消費期限は明日、余裕だ。豚で出汁を摂り、荒熱を取ったらすりおろした山芋をのばしていく。。。炊きたてごはんにとろろ汁をかけ「いっただきま~す(^◇^)」「ゲッ、す、酸っぱい!」しかも舌もしびれるじゃん(>_<)スーパーにクレームコール当然「お取替えか返金します」と低姿勢(らしい)「お取替えと言われても、とろろ汁にしちゃったし。。。」「そーですか。。。」えっ?それで終わり?まっ、いいか(よくないけど)「他の人が同じ目に遭わないように、すぐに店頭から撤去して下さい。」「はい、すぐに対処します。ありがとうございました。」本当に撤去したか否かは未確認。明治屋はポテトサラダひとつでも飛んできたなぁ。。。このあたりが一流か否かの分れ目なのよね。
2008年09月30日
コメント(6)
秋雨の肌寒さのせいか日中、作業する傍らで滅多にない光景駄目もとでデジカメを動かしてみると これまた奇跡というべきか。。。さらにPCにも。。。では愛あふれる光景をどうぞ♪ハートアモーレ○[西麻布物語 ~エピソード109~] 青山をクビになったことを知らず、何かは忘れましたが頼まれていた用で理容室にTELすると、一度紹介された室長さんが「とっくにクビにしましたよ。仕事もロクに出来ないくせに男漁りばっかりで、、、。人妻だと思うから雇ったのにとんでもない目に遭いましたよ。こっちまで管理不行き届きでクビになりかけた。」と、かなり問題になった模様。 そういえば最近、音沙汰がないなと安堵していたところにコールあり。「あっ、オカン?わ・た・し、K子♪」名乗らなくても、その媚びるような甘えた声で判りますがな。 「私さぁ、職場変わったのよぉ。今度は新宿。伊勢丹なのぉ~♪」「なんで?」ワザと訊いてみると「なんかさぁ、毎日、同じカットばっかりしてて嫌になったのよ。」 同じカットって、おまえさんがソレしか出来ないからだろとツッコミたいところを我慢して「嫌になったって、伊勢丹の理容室じゃないの?」と訊くと「ううん、ゴルフ用品売り場♪」 そりゃ伊勢丹のゴルフ用品売り場なら、黙ってても獲物がやってくるわ。K子、考えたなぁと妙に感心するも、またまた三ヶ月も経たないうちにクビになったらしい。。。 ある日「久しぶりにご飯を食べない?」と誘われ、ちょうど行きたかった友人が始めたばかりの青山のギリシャレストランへ。 店の前で待っていると、来た来た、真っ赤なポルシェをオープンにして(笑) メニューはオーナーにお任せ。美人のK子に独身オーナー、他のお客様そっちのけでサービスしまくり。此処にもアホが一人居たか。。。 伊勢丹はノルマが厳しいから辞めたとケロっとしているK子。ノルマねぇ。。。定職にもつかずバイトを転々としているのか、プータローなのか訊く気にもならない。 聞きもしないのに夫婦生活まで何でもペラペラ話すK子がそれ以上、話題にしないのは何もしていないのだろうと予測はつきます。 しばらくすると、K子がそわそわし始めました。ドアと時計をやたら気にしている。食事も終盤を迎えた頃、ドアが開き、店に相応しくない伊達たちのワカゾーが入って来たのを見ると、頬を高揚させるK子。 「こっち、こっち♪遅かったじゃなぁ~い♪此処に座ってぇ。お腹空いてない?あっ、マスター、メニュー頂戴。」オカンそっちのけで二人の世界。 追加メニューを選び、車だからと断ったワインまで頼んでやっている。その様子を見ていたオーナーの顔ったら。。。(爆笑) 注文を済ませると「あっ、オカン。オトモダチの**クン。」おいおい、順番が逆だろーッ。 その**クン。どうものつもりなのか、頭というより「ちぃーす」と顎を突き出すような仕草をしただけの礼儀知らず。二十代前半らしき風体だが、マナーどころか食べ方も汚い。お皿を下げに来たオーナーやスタッフが露骨に嫌な顔をする。 デザートを頼む気にもなれず、モノも言わないワカゾーがひたすら食べ、隣で甲斐甲斐しく恋人気取りで世話を焼くK子をただ待つだけの時間。実に無駄な時間だ。 食べ終わると「ワリカンでいい?」とわざわざ訊くK子。当たり前田のクラッカーだ。 請求書が仰仰しく銀のプレートで運ばれてきた。見ると、サービスで出されたハズのものまで書きこまれ「!?」。オーナーは姿を消していた。昔から、そーゆー奴だよね。 まぁ、ギリシャ料理は元々そう高いものではない。三人でたらふく食べても一万円はしませんでした。奴はワインも飲んでるし、三千円も出せば多いくらいだなと計算していると「はい、五千円。」と言って、さっさと店を出て行くK子とワカゾー。 へっ!?なんでワカゾーの分までワリカンなのぉ~??? 店で揉めるのもみっともないので精算していると、オーナーがひょっこり顔を出し「なんだ、オカンが払うのか?なんだ、あの女。人妻じゃなかったのか?レベルの低い男連れてガッカリだぜ。」どっちもどっちだと言いたかったけど、口に出すともっと嫌な気分になるので飲み込んだ。 「ワリカンだって五千円置いてったわ。」と言うと「じゃ、五千円でいいよ。元々、奢りでいいと思ってたから。。。」昔からそーゆー奴だよね、オーナーって(笑) 外に出ると、既に真っ赤なポルシェに乗り込んでいた二人。「オカン、送ってく。」「いえ、結構よ。此処からなら、歩いても10分掛らないから。」ワザと突き放すように言うと「あっ、そう♪じゃあねぇ~♪」 ブロロ~ンと派手な音を立てながら走り去る真っ赤なポルシェ。そーいや、ご馳走様も言わないどころか、挨拶もナシだったな、あのワカゾー・・・つづく。
2008年09月30日
コメント(6)
またまた、オカン初体験シリーズ海外にブツを送る先方からサル便でとの申し出ありどえらく高くて「!?」一年前に米国に同じような重さを送った時まだ生活に余裕があったのでフツーに国際スピード便を使ったけどもっと安かった・・・コレって民営化のせい?ほら、定額為替と一諸でって思っていたら局員さんが「EMSのほうが早くて安い」と教えてくれた。金額は、ほぼ半額おまけに三日で着くとか。。。ちょっと待ってSAL便は早くて一週間、遅けりゃ二ヶ月船便と変わらない場合があるというこーゆー事はもっと宣伝すべきじゃありませんこと?利用者が増えればもっと安くなると思うけど。。。○夕方から小雨とか言っちゃってAM9:00前から小雨が降り出し昼にはしっかり降ってます。。。おかげでデジカメバッテリーも付属品も先延ばし台風15号が来るまでにチャリ出動できるといいなぁ~○ニャンキーズ、早朝に舞い戻り綿毛布にくるまり大人しゅうしちょります。ノミ&耳ダニから解放してやれず時々、飛び起きちゃあ、KAI・KAI・KAIそして、またニャンモナイトになっていく。。。
2008年09月29日
コメント(4)
週末、久しぶりに人間らしい生活に戻ったオカンなのに。。。チビの激しい唸り声で起こされちまった。灯りを付けるとAM4:30過ぎ窓に向かって不安そうに啼いているダミありきその視線の先に仁王立ちで唸るチビさらにその先には悲鳴をあげる大ママ いつもなら見て見ぬフリをするのに何故?おまけに攻撃している!?まずはチビの怒りから大ママを解放してやらねば下手に巻き込まれてもとホウキを二匹の間に入れると大ママが隙を狙って外に逃げ出しチビが追いかけて飛び出した。何がそんなにチビを怒らせたのかダミは大好きな二匹の喧嘩にオロオロするばかり「!!!」餌だッ!ドライボウルが空っぽ寝る前にチビ不在でウエットも用意せずに寝てしまったオカン喰いモノの恨みは恐ろしかぁ~犯人は大ママじゃないのに・・・濡れ衣だよぉ~その後すぐ戻ったチビは無事に餌ゲットでご満悦眠りにつく頃、大ママはちゃっかり元の場所♀は強し。。。○[西麻布物語+千駄ヶ谷物語 ~エピソード108~] K子夫妻の生活は実にプア派手でした。言動が派手なワリには元手が掛らないことばかり。 旦那様は企業内理髪室専門でやってきたらしく、あちらで社内セールがあれば誘われ、こちらでパーティがあれば誘われ、な生活。 そんな日々のなか、オカンが勤める音楽出版が所属タレントを放出し、業務縮小することになり、永年勤めあげた秘書の代わりを要望され拒否=退職の憂き目に遭ったのを機に千駄ヶ谷にお引越。 もちろん、ファンクラブも解散。仲良し軍団ともそれぞれの道を歩むに連れ、徐々に切手だけの付き合いに。。。結局、温度を感じる付き合いはK子だけになっていきました。 24時間ふたりだけの生活に疲れ始めたK子夫妻から、旅行に誘われるようにもなりました。ちょうど人生でもっともプアな生活を送っていた時期で、旦那様の会社の福利厚生でタダ同然の旅行はちょっぴりラッキー。 節約は車の為だったのか、ひと回り大きなポルシェに買い換えたK子夫妻。お陰で少しだけ楽な姿勢で“荷物”になることもできましたが、共稼ぎとはいえ、一千万円近くする外車をポンと買い換える金銭感覚に違和感を感じ始めたのもこの頃です。 ふたりが普段どんな生活をしているかなどまったく興味がなく、K子の愚痴も右から左の馬耳東風。オカンにはめずらしく友達甲斐のない付き合い方でしたが、だからこそ長く付き合えたのかもしれません。 千駄ヶ谷では知人と始めたイベント企画の仕事でお金を持ち逃げされたり、紹介されたデザイン会社がいきなり経営難に陥るなど散々。いつまでも父親に甘えていてはと長引くプアライフ改善の為、音楽出版の経理をやっていた人が営む六本木の小さな店を手伝い始めたのを機に西麻布に転居。 同時期、K子も青山の企業に職場を変更。この頃には職場でも喧嘩が絶えず、K子はほとんどクビだった模様。 青山まで15分と掛らないせいか、よくランチやディナーに誘われました。最初は馴れない場所で心細いのかと行くとメンズ二名が同席。ランチ代を支払ってくれたので邪魔したお詫びなのかと思いましたが、行く度に面子の違うメンズが。。。 なんと食事代を浮かせる為、理髪室に来る社員を次々に誘っていたK子。今風に言えば、ランチ小規模合コン。 オカンは理由もなしにご馳走になるのは好きではないので自分の分はキチンと支払いましたが、人の口に戸は立てられません。噂が噂を呼び、居づらくなったK子はすぐにクビ。 そんなK子が次に選んだ仕事先は・・・つづく。
2008年09月27日
コメント(6)
好物のひとつにシーフードマリネがあります。その昔、市販の〔オニオンドレッシング〕が便利でしたが認知されなかったのか、あえなく消滅。その後、ちくし村のスペシャル和風に巡り会いその絶妙な味に大絶賛で永らくご愛用。。。そのちくし村も値上げの波に飲み込まれもはや、オカンの手の届かない処へ。。。と、そこへキューピーからオニオンドレッシング新発売のCF嬉々とするオカンちょうど明治屋でマリネ用サーモンの特売ありきところが、哀しいかな「新発売」が存在しない六本木するとヒルズのスーパーに「マリネ専用ドレッシング」なるもの発見!価格もワーキングプア族に嬉しい¥180迷わず、即、買い!・・・不味ッ!!!水っぽく、妙に甘酸っぱいだけ。。。こんなに不味いドレッシング、初めてだーーーッ(怒)オニオンと林檎をすりおろし酢と塩コショウを加え。。。どんどん深みにはまっていく。。。オニオンスライスとレモンで食べときゃよかった。。。○[西麻布物語+四谷物語 ~107~] 結婚式をあげなかったというK子だが、ちゃっかり新婚旅行には行ったらしい。しかもヨーロッパ。 土産を渡したいとのこと。私だけ土産を戴くいわれは無いし、第一それほど親しくもなかったK子。一瞬、ご祝儀が目的かと疑惑が脳内をダッシュしましたが、渡す義理もない。 丁重にお断りするも、友達に会わせろと旦那さまに言われて、ついオカンの名前を言ってしまったというのです。「生まれてからずーっと東京暮らしなのに、他に友達がいないの?」失礼ながら、つい正直に本音をぶつけてしまいました。 「今まで特に女子との付き合いは無かったの。オカンが初めての女友達かな。。。」ん~、、、生活に余裕が無いから何もしてあげられないしと再度断るも、K子に引く気ゼロ。 「旦那が披露宴もしてないし、食事に招待したいと言っているの。もちろん手ぶらでいいから。」と懇願され、結局はK子夫妻と会う羽目に。。。 きっといろんな処に電話をかけまくり、ことごとく拒否されてのことだと同情した部分もありますが、一ヶ月で恋に堕ち、結婚に至ったというご主人を見てみたいという衝動にもかられたのです。 一応、卒業を逃し、ファンクラブに残って働いていたバイト仲間たちにも報告。一人くらいは付き合ってくれるかと期待したものの猛抗議を喰らったオカン。それでも見届け人のお役目を任じられ、なんとか会いに行くことに。。。 丸の内のM商事で働いているというK子夫妻と銀座で会食。てっきり友人数名の会食かと思えば、用意されていた席は三名分に「?」。 主役のふたりは約束の時間を大幅に遅れて登場~。相変らず美人で派手な身なりのK子に周囲のギャラリーから羨望のまなざしが注がれる。 そして、その横に居るご主人を見て、思わず椅子から落ちそうになったオカン。そこには鳳啓介激似の小太り中年男が居たのです。 たしかK子は超ド級の面喰いだったハズ。この数ヶ月の世間の波を受け止めきれず、ついに病んだか? 鳳啓介サンはその風貌を裏切らず、ちょっと変なオッサンでしたが、オカンにはとても気を遣ってくれました。 ただ、困ったのはK子の事をいろいろ訊いてくる事。特にK子がトイレに立った時など機関銃を乱射してくるので、うざいったらありゃしない。K子が国立だか、そのあたりに住んでいたことくらいしか知らないのです。 我々より軽くひと回り年の差が違う旦那様にしても、彼女のことをよく知らないまま勢いで結婚して不安になっていたのかもしれません。それでも知らないものは答えようがないだけなのに、口の堅い人間だと好印象を持たれたとか。後にK子から報告がありました。 夫婦揃ってM商事勤務というのも正確には大きく違いました。ビル内に在る床屋さん勤務で、K子が理髪師だったこともその時初めて聞かされたオカン。 逃げ帰ってきてからすぐ勤め出したというのですから、まさに一目惚れ?鳳啓介(似)と辺見マリ(似)が? 新居は伊勢原市あたりとかで自家用車通勤の二人。通り道だからと送って貰うことになり、駐車場に行き、真っ赤なポルシェを見てビックリ。二人乗りのスポーツカーの後に乗れと言われて、さらにビックリ。あたしゃ、荷物扱いかよッ。 日比谷線で10分の距離ゆえと丁重にご辞退申し上げ、存外似たもの同士なのかもと変な感心をしながら家路についたオカン。 翌日のランチタイムは当然の如く、報告会開催。皆の一番の驚きはK子が理髪師だったこと(笑) そして、二枚目の跡取り息子より、中年の理髪師「鳳啓介クン」を選んだK子の脳内革命に脱力し、会はお開きとなりました。 これでK子との関わりはフェードアウトしていくと思いきや、前にも増して頻繁に電話が掛ってくるようになったのです・・・つづく。
2008年09月25日
コメント(4)
ダミは成猫になってもTV好き特に犬系に目が無い。もちろん動物モノは全般に好きらしいけれど報道系にも興味津々宇宙映像なんかもガン見しています。チビは若い頃?、女子アナが好きでした。毎朝、フジTVにかぶりついていたものです。中野アナの声に反応?黒豆は日テレ派成長するにつれ、興味のなくなったチビなのにnekorobesaさんのブログから聞こえる猫の啼き声にめっちゃ反応するのが面白いTVの啼き声にはまったく反応しないのに。。。おまけに聞く日によって態度が変わるのは何故?○(=^・^=)ネタがないのは餌の時以外、大急ぎで出掛けて終日不在のため嵐のような暴風のなかいったいどんなオモロイことがあるのだろう。。。○[西麻布物語+四谷物語 ~エピソード106~] 音楽出版に入社する直前、学生時代に住んでいた四谷(坂町)から少し離れた旧フジTVの近く(富久町)に転居。 四谷は怪奇現象が多い。学校のある御茶ノ水に近いという理由で選んだ「I荘」もご多分にもれず。。。 戦前からあるという、とても古い木造アパート。一階に大家さん家族とオカン、二階に数室という造りでしたが、二階住人たちは十年選手だというのに何故かオカンの部屋だけは出入りが激しく、早い人は数ヶ月、長くても一年。 オカンも例外ではなく、一年でギブアップ。大家さん曰く、どうも悪戯好きなオッサン霊が棲みついていたらしい。 「この部屋、変。」「やっぱり(苦笑)」退室を伝えた時のオカンと大家さんの有り得ない会話・・・オッサンを見ちゃった人が居たとか。 新居は快適。駅から遠くなったものの全てが新しく、愉しい日々のなか、学生達の卒業シーズンが近づき、家業を継ぐ決心をしたバイト君。 慌てたのはK子。ふたりの間では結婚が決まっており、東京で就職が約束だったとか。 ところが折からのオイルショックもあり、六大学以外は二流・三流扱いで街には就職難民が溢れていた時代。バイト君のように郷里に戻る若者は少なくありませんでした。 バイト君の選択は誰もが納得するものでしたが、ただ一人、東京生まれの東京育ちK子だけは。。。で、嫁入り修行を兼ねて彼の帰郷に付いて行ったものの、一月も経たないうちに舞い戻ってきてしまったのです。 訊けば、「最初からそのつもりだった。」と言うのですから驚きです。「だったら最初から断ればよかったのに。」と言うと、周囲がどんどん勝手に話を進めるし、東京に連れ戻すチャンスを狙っていたけど彼にはまったくその気がなく、あれよあれよという間に田舎モンになっていく彼に魅力がなくなったとか。 バイト君はなかなかのイケメンで性格も温和。田舎で温かい家庭を作るなら申し分のない男性だったのに、K子は都会の派手な暮らしに憧れていたようです。 親戚やご近所に「今度うちの嫁になるK子です。」と紹介し、逃げられたバイト君一族はとんだ赤っ恥。末代までの恥さらしで、気の毒の一言に尽きます。 当然のことながらバイト仲間から総スカンを喰らったK子。金輪際、自分たちの前に姿を現すなの絶縁宣告。オカンの知らないトラブルや不満がきっとあったのでしょう。 そんなK子からTELがあったのは、その一ヵ月後のこと。 「オカン、元気?」悪びれもせず、明るい声のK子。「私ね、結婚したんだ♪」「彼とよりを戻したのね。」なぁんだ、結局元サヤかと安堵したのも束の間「ううん、別の人♪まずはオカンにだけは報告したくて。ウフッ」 ウフッじゃないだろーッ。オマエさん、自分が何しでかしたか自覚はないのか? 「まさか、二股?」「ううん、最近知り合った人♪」最近知り合ってもう結婚?あれからまだ一ヶ月だよぉ~・・・つづく。
2008年09月25日
コメント(4)
チビの生存確認をしたのも束の間ブログで報告しているわずかの隙に再び消えた。。。ったく、と作業台を見ればこちらもいつの間にかで、布に潜り込み爆睡のダミとりあえずキリのいいところまで作業をこなし早目のランチを済ませてシェスタの相撲取りライフ一時間程で目覚めると隣でチビ大の字片脚がオカンの顔に乗っていた。。。その片脚をつまむとチビが片目で・・・確信犯め。「チビ、ご飯食べる?」「ニャーッ♪」元気良く返事をしたのはダミだった。遅めのランチを愉しむニャンキーズ空になった器とオカンを交互に見るチビお得意の「もうちょっと欲しいんですが。。。」ポーズ「はい、終わり。」いつもはここで潔く諦め、撤退するチビ。なのに 大ママの略奪対策で作業台に置いた器を肉球でクイ、クイ、と器用に動かし、床に落とすとフリーバイキングのドライフードの前に佇み寂しそうに振り向き『アォン』と口パクこんなカンジニャカデミー賞もんだぜ、チビ。。。○日没後、ふたたび消えたチビ入浴中に一度帰宅し、甘えた声で呼びにきたものの「あっ、お風呂っスか。。。」な態度以前は蓋の上で一緒に過ごしたのになぁ~出ると、既に不在でドライの器が空今夜もさすらうつもりらしい。。。ダミは新たに解体した古布のなかで、ご満悦~♪○[西麻布物語 ~エピソード105~] 西麻布物語再開に際し、まずは古い順に“けったいな人々”を書いてみようと思います。餓鬼の化身MやナースN子ほどの怪人ではありませんが、なかなかのキャラ揃いです。〔ケース1 K子の場合〕 彼女との付き合いは唯一のOL時代からで、20代前半から30代半ば迄。 K子は小柄な辺見マリ似の美人。東北出身のバイト君のGFでした。 グラフィックデザインを学んでいたオカンがオイルショックで就職難の憂き目に遭っていた時のこと。バイト先のレコード会社の人から音楽出版を紹介され働き始めたのですが、所属タレントのファンクラブも同室にありました。 純粋培養で育ったオカンは当時の腐敗した芸能界で働く大人たちとは話が合わず、そこで働く数人の学生バイト達と年齢が近いこともあり、よくつるんで遊んでいたのです。 既に社会人だったK子は学生とは話が合わないのか、気おくれするのか、一緒に食事にくっついて来るものの仲間とは馴染まず、なにかとオカンにまとわりついては悩み事を相談してくるようになりました。 出会った頃のK子はでしゃばらず、いつもバイト君の陰に隠れているような野菊のような人だったのですが、まさか、それが演技だったとは知るよしもありませんでした。・・・つづく。
2008年09月25日
コメント(4)
AM7:27、庭先にチビの姿を確認! ちゃんとこっちを凝視しているくせに他人のフリ!?いつもなら姿を見るだけで「ニィ~~~ッ♪」とスィートボイスで奔り寄ってくるのに24時間近く、もう何も食べていないハズなのに正座したまま微動だにしない。。。最近、入り浸っている大ママを黙認しているから?メタボって言ったから?早く一緒に寝ようよう~(#^.^#)
2008年09月25日
コメント(6)
今日はプライベートな用事をサクッと二件こなしあとは創作活動三昧のハズだったのに。。。朝一で入った急ぎの仕事ランチ前にピックアップに来ると言ったのに。。。携帯は留守のまま取りに来たのは夕方だった。。。たった千円の為に丸一日待つ羽目になろうとはね。デジカメのバッテリーは先延ばしせめて、もう一件はとお出掛けオカン在庫を心配しつつ、目的のブツをゲットし急いで帰宅チビが出掛けたまま帰らないのだ。昨夕から寝てばかりのダミが朝、チビにたたき起こされ一緒に散歩に出た時点で諦めていたら意外にも頻繁に出入りを繰り返し、家猫モードのダミところが、いつも通り家猫ちっくだったチビが昼下がりに脱獄したまま、未だに戻らない。。。庭は隣ビルの灯りで隅々まで見渡せるのになぁ。。。○昨日の友人からのメール久しぶりに楽天ブログを覗いたけど相変らずの日記の長さもさることながらコメントの長さにも唖然としたとても並んで書き込めない。。。ですと(笑)一度も書き込んだこと無いクセに。。。(-。-)y-゜゜゜○[西麻布物語]・・・あまりにも残酷物語が続いたのでお耳なおしに似非パリジェンヌ物語になったnekorobesaさんからご指摘がありそうだったか?と遡ってみればエピソード61あたりで、確かにぃ~(DAIGO風に)ざっと思い出してもまだ10人は居るのよねアンビリバボーな“けったいな人々”ということで人の不幸は蜜の味エピソードまた明日から再開ウィッシュッ!(DAIGO風に)
2008年09月24日
コメント(7)
早寝を決め込んだダミと夜遊び三昧だったチビ今朝は仲良く餌を喰らい、ただいま揃って庭を散策中チビは時間がくればベッドに潜り込み眠りにつくだろうだが、ダミは?奴は昨夕から眠り放し今日のダミは要注意猫だ○ 祭日のニャンキーズめずらしく活動的モードのチビは眠るダミを何度となく襲っては起こし、嬉々とする睡魔に勝てず、ごろごろ喉を鳴らしながら眠るダミ猫パンチされようが、首を噛まれようが嬉しいダミどんだけMなんだ?ちなみに積極的にスペースシェアする時もあるチビの貴重映像付き○先日、チビに踏んずけられていたダミ稀に逆バージョンもあります「オイ、踏んでんじゃねーよッ(怒)」○
2008年09月24日
コメント(8)
牢名主のような大ママ最近、置きっ放しのファスナーの入ったカゴがお気に入り一段高い所からダミの餌を狙って横盗り三昧認知症のように何度も何度もやっすてくる大ママについにキレたチビ唸りながら大ママを追い払っちょります。そのチビもちょっぴりメタボ気味冷蔵庫の前でごろ~ん♪ごろん♪なんか頂戴アピール見ないフリしていると。。。「アアン、アン♪」と甘えた声で直訴「まだ駄目よ。。。」の拒否に諦めドライフードをボリッ!ガリッ!水をゴックン!いつもそんなに大きな音で食べないくせに。。。○マクドナルドの前を通ったらワゴンにマックオリジナルキティちゃんバッグの山¥650也~価格のワリにはなかなかの作り♪何かのイベントノベルティの残りモノか?○デジカメ、明日は復活なるか?ボツ写真もそろそろネタ切れなんですけど。。。○[西麻布物語 ~エピソード104~] O君のその後を聞いたのは母上の娘さんからでした。 今思えば、ショーの手伝いをした頃から少しずつ認知症は始まっていたのかもしれません。 母上のなかでオカンはいつの間にか“小飼のお針子”になっていたようで・・・母上の若かりし頃、徒弟制度というものがあり、お小遣い程度でこき使われたとか。 お陰でパターン・仕立て代は小遣い程度で終わり。ショーの手伝いはバイトどころか、お礼奉公。その後も何度か呼ばれてはボランティアさせられました。 娘さんからは時々リメイクの仕事を戴いていたので、福祉活動のつもりで我慢したものでしたが、きりがないので「お母様は私を自分のお針子と勘違いされているみたいですよ。」と何度か遠回しに伝えたものの「あら、そうなの。昔はたくさんお弟子さんが居たからねぇ。」で。。。(苦笑) まさかタダ働きさせられているとは思いもされなかったのでしょう。こちらもボケ始めているとも言えず。。。 そんなこんなで二十年が経ちましたが、お会いする度に童女になっていかれ、この十数年はオカンを見る度「初めまして」と挨拶なさる母上でしたが、今春ついに施設に入られたのでした。 そして、マンションをリフォームして甥っ子夫婦にあげることになり、押入れにある布を下さるというので伺った時のこと。。。 なんとO君は母上にずっと寄生し続け、貯金から年金に至るまで吸い上げていたというのです。充分にあったハズの老後の蓄え。ある日、預金通帳の残高を見た時、愕然とされたとか。 オカンは娘さんにO君のことは注意したほうがいいと警告しておいたのですが、娘としては80歳近い母親がまさかという認めたくない気持があり、また心の距離感も手伝って無関心だったようです。 でもまぁ、母上は女性として幸福なまま自分の世界に入られたのですし、老後資金が無くても施設に入れられる財力が娘さんにはおありなのですから、肩の荷がひとつ降りて宜しゅうございました。 さて、いつの間にか100回を越えたエピソード。次は何をお話しましょうか?それとも、そろそろ終わりにしましょうか?
2008年09月22日
コメント(8)
日中、窓全開にも関わらずまったりニャンキーズ・・・出て行ってもいいんだよオカンの願いも虚しく作業台で交互に大の字のチビとダミん?チビ、また太り始めてないか?「えっ?そう?」そーいや、ドライフードの減りが早いような。。。過食症の大ママの影響か? ○日没後はとつぜん探検開始のニャンキーズオカンが徹夜の下請け仕事だと解かっているみたい時々、餌を食べに戻るものの陰もかたちもありゃしないめずらしく隣ビルが真っ暗なせいかしら○[西麻布物語 ~エピソード103~] トルルゥ~、トルルゥ~、ガチャッ「はい。**です。」声の主はオヤジさんらしい。平日の日中に在宅だなんて自営業かしらなどと思いながら「オカンと申しますが、O君いらっしゃいますか?」 「ご用件はッ?」O君の名前を言った途端、まるで尋問口調。ちょっとカチンときたけど、そこは大人の対応でグッと我慢して「本日、午後一時にお約束していたのですが、三時間経ってもお見えにならないので、ご連絡させて頂きました。」 「今、呼んできますので。。。」慌てた様子で遠ざかる物音。が、待てど暮せど。。。どんだけ広いお屋敷なんだ?奴は土地成金の放蕩息子なのか? 5分ほどして電話口に出たのはO君ではなく、ふたたび父親。「すいません。Oの奴、寝てたみたいで。。。今、起こしましたから、もうちょっとお待ち下さい。」先程とは180度違う応対ぶり。 さらに10分近く待たされ。。。「ふぁ~い。Oですけど。。。」まだ寝起きのだらしない声が聞こえると同時にオカンの堪忍袋がブチッ。 「今日、一時に来るって約束しましたよね?私の勘違いだったかしら?」あえて冷静に問いかけると「ああ、じゃあ、これから行きますよ。」 はぁ~!?ナニ言うトーキングアバウトユー(当時、ゲイバーで流行っていた)なのだ。 「もう、来なくていいですよ。」「なんで?洋裁、教えてくれるって約束したじゃない。」O君、なにか大きく勘違いしているらしい。男性として魅力を感じているとでも思っていたのでしょうか。自意識過剰も甚だしい。 「教わる覚悟の無い人に教える価値はないわ。貴方みたいな人は母上に教わりゃいいんじゃない?」突き放すと「オカン、母上と一諸に居ても何にもならないって、価値が無いって言ったじゃない。」オカンの対応が予想外だったのか、慌て始めるO馬鹿野郎。 「価値が無いのは貴方よ。母上の処がお似合いだわ。こうやって話しているのも時間の無駄。じゃ。」そう言い放つと、ガチャンと切ってやった。 奴はいわゆるヒモ体質。男を飼うのが好きなキャリアウーマンに寄生して生きる輩なのでしょう。 残念でしたね。オカンは出来の良い父親を持ったせいか、男性崇拝者なのであります。女性に甘えたり、利用しようとする男なんざ、絶対受け付けない。 一見、竹を割ったような男前な性格と思われがちだけど、中に餅が詰まってて滅多に割れないのだよ。(^◇^)おわっはっは 二度と連絡して来なくなったO君。この手の男は切るのは簡単。立ち直りが早く、駄目だと判ればすぐ次の獲物に取りかかるのです。 そのO君の噂を耳にしたのはなんと、二十年後の今春のこと・・・つづく。
2008年09月22日
コメント(9)
夜の六本木ヒルズ携帯片手にハァ、ハァと息も絶え絶えに右往左往のワカゾーフラフラとオカンに近寄り「ヒルズ、ヒルズは何処?」目が虚ろ・・・ドラッグでもやってんのか?「此処がヒルズだけど。。。」「くもん、くもん、、、ハァ、ハァ。」公文?塾に行きたいのか?「クモ、クモのカタチ、、、ハァ、ハァ。」「ああ、広場の蜘蛛のオブジェね。途中まで一諸よ。」「ホ、ホント?よかったぁ~」「ヒルズは迷路だからね。待ち合わせに遅れてるんじゃない?」「うん、もうかなり・・・ハァ、ハァ。」「じゃ、すぐだから奔ろう。」と勝手に駆け出すオカンついて来られない既に限界越えのワカゾー体力無さ過ぎーッ!!!「このエスカレーター登って!左、すぐよッ!」「ありがとう~(ToT)/~~~」最近のワカゾーは単語会話とは聞いていたけどタメ口でも、ちゃんとお礼を言うだけマシかねぇ(-。-)y-゜゜゜○六本木ヒルズも最初の2~3年は要所、要所にインフォメーションボックスがありキレカワで無愛想なお姉さんが対応していたものです。『なんでこんな処で田舎モンの相手をしなくちゃならないのッ』そんな不満&ストレス満載の顔で居られちゃ気の小さな人は怖くて聞きたくても聞けないっちゅーの自分が把握しているからって立て板に水じゃあねぇ。アホな子に教えるようにゆっくり優しく教えてあげなきゃ場合によっちゃ、連れて行ってあげなよぉ~何度、注意してやろうかと思ったことか。。。その点、メインの案内所は実に対応がいいきっとエリートコースなのでしょう。結局、需要の無い箇所から徐々に消えていったボックス今では案内係が徘徊(^m^巡回?)しているようですが平日は月一くらいかな、遭遇するのって。。。(^◇^)○商品の大幅入れ替えが始まって久しいスーパー当初、何じゃコレ!?と閉口させられたPB「グレートバリュー」もなかなかの品揃えになったものの代替商品が無いまま、棚から姿を消したモノもある特にダミのささみに使う「ゼラチンパウダー」は痛手仕方がないので明治屋の高いヤツを買う羽目になった。
2008年09月22日
コメント(6)
週末の台風より大雨の秋雨前線さすがのニャンキーズもまったり時々、作業台で小競り合い大概、遊んで欲しいダミがチビを怒らせるキャ~♪うぜぇーッ!オカンに諭され、渋々離れるチビ尻尾だぁ♪尻尾で遊びな兄貴~♪メンドクセ~優しいフリしてダミの下半身を踏んでるチビ○この時間、都内は雷雨の真っ最中~それでもテラスで寝ているチビって。。。○[西麻布物語 エピソード~102~] ハンガーラックに掛けられた服はその昔に製作された未発表の服を引っ張り出してきたらしい。 ファッションは10年周期で繰返されるし、想い出作りの母上にはそれで充分。というより、売らんがための保守的なファッションが多いなか、唯一新しく製作された鮮やかな赤のコートはショー会場でとてもよく目立ち、注目されていました。 さすが、パリパクリ歴ン十年の母上恐るべし、なのであります。 ショーのモデルには外人が何人かおり、見事なジャパニーズイングリッシュを操る母上をちょっぴり尊敬すると共に、よくアレで通じるものだと感心もする。 ショーが始まるとバックヤードは戦争になります。打ち合わせをしたハズのO君はオロオロと役に立たず。。。 軽くリハが終わり、続いて午前の部があっという間に終わると、午後の部まで昼休憩。 お弁当が配られ「あなた達の分は私が払っておいてあげたわ。」と恩着せがましくのたまう母上。コンビニのチープな海苔弁のようなモノを上から目線で言われ、埃まみれの楽屋で喰らうくらいなら、有名な明治記念館のレストランで美味しいモノを食べたかったなぁ。。。 午後の部が終わり、速攻撤収のハズが配送車が遅れるとのことで30分ほどティールームへ。 母上は会うのがもう最後であろうと車椅子の理事長と話し込みはじめたので、O君と二人で先にお茶を飲んでいると奴は相談し始めました。 「母上からいろいろノウハウを教わろうと弟子入りしたんだけど、コネとか一切無いし、技術も無いからどうしようかと悩んでいるんだよね。」 昔は日仏を股にかけ、大活躍されていたであろう母上。だが、森英恵さんのような世界的著名なデザイナーでも、破産すれば過去の人。 まして母上のように組織に属していた人など、終わってしまえば世間は開いてにもせず、名前すら忘れ去られてしまいます。 「本気でやりたいなら洋裁学校に行けばいいじゃない。」「お金が無いっス。」「若いんだからコンビニでもピザ屋でも働いて、職業訓練校なら補助金も出るし安いわよ。」「洋裁師になりたい訳じゃなくて、母上がやっていたような仕事をしたいんですよ。でも、どうやってなったらいいかわからなくて、くっついてたらチャンスがあるかなって。。。」 なんだコイツ。努力も勉強もしないでプロデュース的な仕事が出来るとでも思っているのか!?訊けば、二十代半ばにもなって職にもつかず、親のスネをかじっていると言う。なんとも情けない男です。 大体、母上は何処でこんなワカゾーを拾ってきたのか。。。謎である。 そうこうしている間にティールームにやってきた母上。既に撤収できたから帰っていいそうな。まぁ、持ち帰る荷物はトランクひとつだものね。 「一度、オカンのアトリエにお邪魔してもいいですか?」呆れて開いた口が塞がらないといった感のオカンに母上に聞こえないようにお伺いを立てるO君。 メンドクサイと思いつつ、母上の傍に居ても時間の無駄だと忠告してしまった手前、「来週から仕立てるモノがあるから、それを見ながら勉強を始めてみれば。最低でも服の構造くらい知ってないとね。」と時間を作ってあげることにした世話焼きオカン。 その約束の月曜日。何時になってもやってこないO君。仕事が進まないし、待っている時間はないので作業に入るオカン。 パターンを起こし、裁断に入ってもやってこないので、さすがに心配になり自宅にTELをした・・・つづく。
2008年09月21日
コメント(6)
台風一過の青空と心地良い風のなか久しぶりに庭で遊ぶ(=^・^=)ズ食欲も旺盛なにより邪魔されないのがいい♪デジカメ、完全停止。。。映像は一昨日のお邪魔虫の二匹「お手」と言ってみたら「撫でて♪」と手に頭を置くダミ今日はずいぶんとはかどり気が付いたら真夜中でした。ずーっとテラスで寝ているチビダミは久々、徘徊。。。と思ったら玄関からカタカタと音が。。。ずーっと風だとばかりダミが棚奥や風呂場で独り遊びしては寝ていた模様しかし、いつ入り込んでいたのかしら大の字で眠っている姿が撮れなくて残念(●^o^●)オカンがシャワーを浴びようが逃げる気配ゼロ根性が座り始めたダミなのであります。 ○ベベはずいぶん大きくなりました。もうちっこいおっさん族卒業です。ちなみに現在のコロニー力関係はチビ<ベベ<ダミ=大ママ<チビ<オカンとなっております。○[西麻布物語 ~エピソード101~] センスが良いというO君が仰仰しくバッグから取り出した包みを見て、まずビックリ。 買ってきたモノや借りてきたといういくつかのアクセサリーは、どう見ても百均レベル。しかも安っぽい小さな紙袋や汚れたビニール袋にティッシュに包まれて入っているではありませんか。 それをまるで戦利品かの如く報告する姿には説得力の欠片も無いというのに、母上ときたら。。。恋に狂った女人に何を言っても逆恨みされるのがオチ。さっさと撤退あるのみ。 数日後、パリもどきコートを届けに伺うと先客あり。例のO君でした。 これからファッションショーの打ち合わせをするとおっしゃるので、コートと請求書を渡し、おいとましようとしたら「あら、貴女にも手伝わせてあげるわ。」とのたまう母上。 おっと、老人の思い出づくりを手伝う義理もなければ、義務もない。それにそんなに暇じゃありません。「いえ、私はそこまでお手伝いできませんので。。。」 その言葉を遮るように「遠慮しなくていいのよ。一流のデザイナー達が開くファッションショーを手伝うなんて、なかなか出来ないのよ。別にタダ働きさせようってことじゃないんだから、当日、朝8時に明治記念館に来なさいッ。うちだけO君一人というワケにはいかないのよッ。」 徐々に命令口調になっていく母上。きっと他の先生方はサロンを持ち、お針子さんやら何やら引き連れて来るのでしょう。見栄代を下さるというならパートで行くとしますか。。。 会期当日、会場へ行くと立て込みの真っ最中。意外と本格的なショーの模様。楽屋に行くと既に数人の先生方がモデルさん相手にフィッティング。 午前の回の前にサクッとリハーサルをするらしい。それぞれが未だにライバルなのでしょう。諸先生方はロクに挨拶することもなく、個々にリハの準備に掛る光景に背筋がゾクッ。 続いてゾクッとしたのは、母上の名前が書かれたハンガーラックに掛けられた服の数々。いつ、誰が製作した作品?・・・つづく。
2008年09月20日
コメント(12)
どうやら町内の秋祭りらしい。。。毎回、台風の影響で品薄になるスーパーゆえ転ばぬ先の杖とばかり(=^・^=)ズの餌ゲットに向かう途中小さな駐車場に小さなテントありき年末にテキヤのおっちゃんが“しめ飾り”を売るようなテント麻布警察前なので交通違反の取り締まりかと思ったらとってもしょぼい祭りの本陣でした。たぶん人口数百人の過疎村でももうちょっと立派じゃないかと。。。それに今年は寄付金も集めに来なかったなぁ~やる気オーラゼロこんなんで神様は喜ぶのだろうか雨台風とはいえ未明の台風でテントが飛んでなきゃいいけど。。。○隣のビル工事が内装に入って久しい電気をつけると真夜中でも庭は夕暮れのように明るい営業開始ともなれば守衛も24時間体制防犯にはいいかもしれないだが月明かりの散歩を好む(=^・^=)ズは戸惑っている。。。○[西麻布物語 ~エピソード100~] 母上のマンションは年代モノでエレベーターが微妙にガクンガクンと揺れ、ここで地震が起きたら一発だなと思わず覚悟したスリルとサスペンスなイントロダクション。 チャイムを鳴らす。応答が無い。一息おいて鳴らす。やはり応答が無い。約束の時間に不在となれば帰るしかありませんが、まさか中で倒れている!? 管理室も見当たらず、人の出入りもない閑散としたマンションでは打つ術はありません。ここはひとつ撤退といきますか。 来た証拠を残すべくその旨をメモに書き、ドアポケットに差し入れ去ろうとしたその時、 ガチャンと鈍い音がしてドアが開いた。 綺麗に化粧し、派手な伊達たちの老婆が現れ「あら、いらっしゃい。貴女が娘の言っていたオカンね。待っていたのよ、遅かったわね。」『へっ!?』 「先程からチャイムを鳴らしていたのですが、お出にならないので失礼しようかと。。。」「あらぁ、そうなの?ごめんなさいねぇ。聞こえなかったものだから」難聴なら仕方がありません。 招き入れられた部屋はとてもデザイナーはおろか、洋裁関係の人の部屋とは思えない佇まい。 小さな2DKの仕切りを取り払い、ワンルーム風になった部屋には洗濯用ロープが数本張り巡らされ、洋服やら洗濯物が無造作に吊るされてていました。 「どうぞ、お掛けあそばせ。」促された目の先には、窓辺に置かれたレトロで小さな応接セットもどき。 掃除が苦手な方なのでしょう。なのに小さな棚に置かれた小さなマリア象のコーナーだけはキレイにされているのが、敬謙なクリスチャンなのだと分かる部屋でした。 「早速だけど、○月○日にショーがあるからコートを一点作って欲しいのよ。」「はい、娘さんから伺っています。デザイン画は?」 「貴女、パターン起こせる?」『答はナシ?マイペースだなぁ。。。』と呆れつつ、出来ると答えると、洗濯物のカーテンをまさぐりながら奥のほうに掛けてあった鮮やかな赤いレインコートを取り出し「綺麗でしょう。先日、パリコレに行った時、街で見かけて一目ボレして買ったのぉ~♪」「はぁ。。。『おいおい、大丈夫なのか。。。』」 「それで、何をお作りすれば宜しいのでしょうか。」すると満面の笑みで「コレと同じモノを作って頂戴。」『ヘッ!?』 「あのぅ、、、ショーに出すモノを作るのでは?」「そうよ♪これは是非、日本の皆様に紹介しなくっちゃ。でも、このまま出すワケにはいかないから日本の赤で作るのよ。生地はコレね。」 「デザインはアレンジ無しの完全コピーですか?」「もちろんよ。だってこれが素敵なんですもの♪」無邪気な童女のよう。 「解体すると元に戻すのが難しい素材ですが。。。」と申し上げると、「あらぁ、ダメよ。解体しないで作るのよ。」と口を尖らせる母上。 「はぁ、でもパリと日本では原型が違うので解体しないと同じパターンは無理ですよ。」「じゃあ、似てればいいわ。」『そんなに簡単なことではないのに。。。』 訊けば、ショーは戦前からのデザイナー達の協会で理事長の米寿だかナンだかのお祝いのセレモニーの一環とか。各デザイナーがそれぞれのサロンの顧客を招き、数点ずつのショーを展開するというもの。 サロンを持たない自称デザイナーとなった母上。。。きっと数十年ぶりの最後の晴れ舞台なのでしょう。まぁ、コレも勉強。協力しますか。。。 納期やら何やらと話をしていると「ピンポ~ン」と調子外れの鈍いチャイムの音。「は~い♪」と明るい声でフットワークよろしく玄関に向かう母上。ちゃんと聞こえてるじゃん。 入ってきたのは20代前半とおぼしき線の細い男性。「アシスタントのO君。」アシスタントがいるなんて訊いてなかった。。。 「ショーで使うアクセサリー見つけてきましたよ。」「見せて♪見せて♪」お茶を入れながらはしゃぐ母上。オカンの時はお茶も入れてくれなかったのにえらい対応の違いだこと。 「ほら、オカンもごらんなさい。この子、センスいいのよぉ~。」いくつになっても“女”な母上。娘がドイツ軍将校なら、彼女はフランスの夢見る少女。こりゃ、相性が悪くて当然。 それにしても、この優男O君が入手してきたというアクセサリーって・・・つづく。
2008年09月19日
コメント(6)
今週、ニャンキーズがオカンから離れない溝ができたダミでさえ、距離を保ちつつ。。。そのダミも昨夜、自分でその溝を埋め始め「撫でてくれっち♪」と作業の邪魔をする。 ミシンを踏めば。。。ミシン下に潜り込み「デヘッ(#^.^#)」チビは足元に来るので、つい脚を踏んでしまった。。。おまけに大ママまで室内に入り浸りチビに威嚇されては逃げオカンの足音がしては逃げ。。。近づきつつある超大型台風13号のせいか?○今秋は茄子の豊作&秋刀魚の大漁とか秋刀魚一尾¥40茄子一本¥10一体、何処の話だよぉ~(ToT)/~~~○[西麻布物語 ~エピソード99~] 顧客の母上が、明治記念館で開催される大御所(現役引退)グループのファッションショーに参加することになり、オカンの手を借りたがっているとの要請あり。母上は既に70歳を越えられたが、現役デザイナーだとおっしゃる。 高齢化社会に向けて警鐘が鳴り始めたばかりの頃のこと。まだ「バリアフリーって何?」なとど言われていた時代でしたが、先人がどんな暮らしをされているのかと興味もあり、伺うことにしました。 顧客はキャリアウーマンの独り暮らし。夫を早くに亡くされ、子供は既に独立されていたにも関わらず、高齢者の母上は徒歩2~30分掛かるマンションで、やはり独り暮らし。 顧客の母上への対応ぶりを見ていて、てっきり憎き姑かと思っていたくらい他人行儀な関係の母娘。 実の母娘といえども相性もあるものですが、この母娘関係の根底に「第二次世界大戦」という厳しい歴史の事実がうごめいていたことを知ったのは、つい最近のことでした。 母上はディオールだったか、日本に初めて海外有名ブランドを誘致された立役者で、毎年、パリコレクション協会から招待状が届くとか。 戦後、対戦相手だったフランス相手に、しかも敗戦国日本の職業婦人が何故そこまで成し得たのか。。。謎多きご婦人ではありませんか。 どんな作品を創られているのか、どんなアトリエなのか、どんな暮らしをされているのかと妄想で頭一杯のオカン。 有栖川公園脇の麻布十番街に続く急勾配の仙台坂を一気に下り、ワクワクしながら指定された南麻布のマンションに伺うと・・・つづく。
2008年09月18日
コメント(6)
デジカメ、ガンバりました。平成生まれの新たなファンが。。。「ジュリィ~♪」ジュリーのバラードに悶えるダミ。。。
2008年09月18日
コメント(12)
ジュリーを数年ぶりに観てしまいました。時間とは時に冷酷なものです。何も全盛期の美しい姿の後に現実を見せなくても。。。TV画面をデジカメで撮ってみるわずか数枚目でシャッターが閉じてしまった。厳しい現実は納められたもののPCに侵入する力は残っていなかった。。。しばらく映像はないぞう〆は駄洒落かよッだって「昭和ちっくな夜」って言ったでしょ(^◇^)おわっはっは○ニャンキーズ?奴らは今週、妙に聞分けがいい怪しいきっと何かを企んでいるに違いない。。。○西麻布物語もエピソードを99まで数えてしまいました。記憶を辿ることによって様々な想い出が蘇えり書いてはいけないことまで書いてしまいそう。。。なんせ人生で最も活発な二十代前半から17年間ですものちょっと整理して。。。また明日からオタノシミに~
2008年09月17日
コメント(4)
ダミとオカン、最近ちょっぴりいいカンジ昼寝姿「ん?何、見てる?」「カーテン、閉めてッ」閉じ篭ろうとするワリには撫でるとごろごろと喉を鳴らし両手でオカンの手を抱き、後脚で蹴り蹴りダンス♪時には「なんだよう~♪」とわざわざ出てきたりする。耳掃除も我慢するようになったのに目薬を点そうとしたら大暴れで振り切り庭の先まで逃げおった。。。また、奴との溝は掘られちまっただ。。。○ そろそろ、デジカメの引退が近づいてきた様子すぐ電池切れを起こしたり充電拒否したりなさる。。。結構、高かったのになぁコピー機買うとおまけについてくる奴にすればよかった滅多に使わないコピー機も修理したばかり何事もタイミングを逃すと無駄な目に遭うものですね。○[西麻布物語 ~エピソード98~] 顧客のひとりに外資系企業役員のハーフの方がいました。 有栖川公園前の邸宅地域にお住まいで、まるでギャラリーのようなお屋敷。それが社宅というのですから、どれだけの大企業の実力者か推して知るべしといったところでしょうか。 年齢的に戦後ずいぶんと理由無き差別を受けてこられたと思うのですが、温和で慈悲深く、それはそれは魅力的なマダム「B」でした。 大概、夜遅くお邪魔して、翌朝出社前にお届けするパターン。ご主人は海外転勤、ご子息は留学中とのことで、時々、お茶を戴きながら世間話にお付き合いすることもありました。 「今年のサマーヴァカンスは米国本社会議の後、欧州出張中の主人と大学の仲間と旅行中の息子とスイスで合流して、コートダジュールで過ごす予定なの。」などと、公私共にサクセスしているマダムBの話はつい時間を忘れるほど興味深く、愉しいひとときでした。 そのマダムBがXmas休暇で不在のハズのある日、デリバリー要請コール。 驚いて伺うと、いつになく元気の無いご様子。訊けば、ライバル視されている役員に落とし入れられそうになったとの事。 マダムBは日本支社のなかで最も本社社長の信頼が厚く、団塊の男社会の世代には面白くない存在だったらしく、普段から嫌がらせがあとを絶たなかったとか。 己の器の小ささを棚にあげ、他人をやっかむとは実に情けない輩。そんな輩と一緒に家族を犠牲にしてまで企業を支える価値がはたしてあるのかと悩んでおいでの様子でした。 家族とXmas休暇を過ごす為、徹夜の日々に耐え、機上の人となったマダムBの元に秘書から緊急コールが入り、空港に到着するや否や日本に舞い戻られたとか。 「明後日、本社社長はじめ各国支社長が来日され、世界全体会議があるが出席されなくて良いのか。」という秘書の機転に救われたマダムB。 「翌朝、居ないハズの私を見て、唖然とした役員の阿保面をオカンにも見せてあげたかったわ。優秀な秘書が徹夜で資料を揃えておいてくれたので、会議もそつなくやり過ごせたのよ。私に全責任を負わせて失脚を図ろうとした奴はボロボロで自滅してたけど、世の中で何が醜いかって“男の嫉妬”よ。私の人生でこれほど酷いものはないと思うわ。」その優秀な秘書もマダムBの人徳があればこその援護射撃。 ちなみに、秘密のハズの会議を密告したのは策略家役員の秘書とか。秘書としては失格ですが、悪代官のような役員に仕えなくてはならなかった哀しい秘書の葛藤の末の判断にも救われたマダムBなのでした。 この事件の後、定年退職されたご主人との第二の人生を選ばれ、いとも簡単に引退されたマダムB。 外国人であるご主人が老後にと選ばれた地は六甲山麓。。。新たな人生を歩まれ始めたその数ヵ月後、あの大地震は起こったのです。 新居に電話をしても、手紙を出しても音沙汰無し。。。生存確認もできないまま、想い出だけが遺るエピソードです・・・つづく。
2008年09月16日
コメント(10)
週末になるとまったり家猫ちっくになるニャンキーズ連休前半、ダンボールを独占していたチビ飽きたのか、後半はダミが入り浸りチビはテラスダミは・・・ダミは最近、またよく啼くようになりました。チビを見つけては甘えるように啼きオカンを見ては「何かチョーダイ」と啼きよる。隣の工事は大詰めを迎え休日もカンシケーなく、24時間やっている。内装工事になり、ワカゾーが増え休憩場所も道路の向かいのパーキングもはや、ニャンキーズは遊んで貰えないらしい。。。おかげでダミの食事の回数も増え大ママやベベもで大変です。○また、下らない書き込みが多くなりました。業者は4~5社毎回、同じ文面でセンスの欠片も無いときてる需要と供給のバランスで実際に利用する人が居るからでしょうけど楽天はひとつのビジネスとして黙認しているのか?こういった輩のレスを棄てるゴミ箱を作り自動的に削除して貰いたいものです。○[西麻布物語 ~エピソード97~] 元首相が渦中の人となったのは「よっしゃ♪よっしゃ♪」でピーナツ貰ったT元首相以来のこと。 マスコミがこぞってバッシング。特に毎日系は親の敵のように容赦なく、連日特番扱いの体。その最中、顧客である娘さん宅に伺うのは気の重いことでしたが、避けて通れません。 元々の紹介者はチラシを通じて顧客になって下さった某財閥系のお嬢様F。 オトモダチ宅と聞き、フツーに取引開始。何度かお邪魔した頃、そのF嬢「彼女、お父さんにそっくりでしょ?」と。。。 「えっ?ご主人とふたり暮らしでしたよ。」「いやぁね。彼女なにも言わなかったの?彼女、**元首相の娘よ。(笑)」「・・・(*_*;」 父上の援護射撃とばかり、積極的に活動されていた娘さんの呼び出しは多く、その事実を知らされた後「F嬢からお聞きするまで知らなかったもので。。。でも、知ったからと言って今さら態度を変えることもできない性格なんですけど(苦笑)」と正直に申し上げると「いいのよ、それで。というか、だから信頼できると思ったのよ。みんな手の平を返すように態度を変えるから見てて哂っちゃうの。」と、それまで以上にご贔屓にして下さったのです。 そんな信頼関係が出来た状態での突然のスキャンダル報道。約束の土曜日の昼下がりにお宅に伺うと、当時はまだ珍しい大画面のTVに渦中の人物が大映しで、まさにバッシング大会の真っ最中。 欠席裁判よろしく、コメンテーターたちが鬼の首を獲ったかのように口角に泡を飛ばし、物議を交わしていました。 それを哂いながら観ている娘夫婦。。。「こいつ、父の腰ぎんちゃくだったのよ。」一人の政治評論家に目をやり言い放つと「ねぇ、オカン。オカンは今回のこと、どう思う?」キターーーッ(>_<) キレイ事や下手なフォローをしても通じない。ここはひとつ正直に言うのが一番。それで出入り禁止になっても仕方がない。。。 「私のような末端の庶民には話が大きすぎて、何が真実か何も見えて来ないです。政府もマスコミもお互い都合の良い部分しか発表しませんからね。ただ、戦後、今の日本を創ってきたのは自民党だし、キレイ事だけで国は築けないとも思います。結局、日々の暮らしが護られていればいいと思うだけです。でも、こういったやり方は卑怯ですよね。本当に正義を正すというなら、現役首相の時にやるべきだわ。権力に屈する者に発言する権利はないと思いますよ。」 オカンの本音に大きく頷く夫妻。その後、父上が引退され、表舞台に出られなくなるその時まで、変わりなく贔屓にして戴いたオカンなのでありました・・・つづく。
2008年09月14日
コメント(17)
先日、生姜の処分品を見つけ豚の生姜焼きに使った後、そう日持ちはしないなと感じジンジャーシャーベットを作ることに。。。昔、京都の串揚げ屋さんのデザートで食べて以来の好物その後、デザートで出てくるのはアイスクリームばかりいつか自分で作ってみようと思っていました板さんに教えて貰ったレシピを思い出す。。。確か、レモンとハチミツを隠し味に使っているけど水と砂糖だけでも昔懐かしい味になると言ってたなぁレモンとハチミツは無いから、レトロコース決定~肝心のお味は?ジンジャーの入れすぎじゃーッ!!!○[西麻布物語 ~エピソード97~] 帰国後、一部を除いて客離れを起こすのは必至。また一からやり直しだなと覚悟し、それをまた不思議と怖く感じなかったオカン。若さというのはそれだけで素晴らしいパワーがあるものです。 チラシをまたコンビニの¥10コピーでプリントし、早速、新規地域から配布開始。 ところが、ラッキーな時期には何をやっても物事は旨く運ぶもので、それまでの顧客が知り合いを紹介して下さったり、今までお直しだけだったのにオーダーが入り始める展開。 もちろん、新規チラシ配布先からも続々と注文が入り始め、嬉しい悲鳴の毎日でした。 月一の交遊空間での臨時収入もあり、パーティメニューは豪華に、女性とワカゾーは無料で、みんな幸せシーズン突入となったのです。 紹介された先には元首相の娘さん宅があったり、財閥の娘さんやら何やら類友コースができました。 そして、何処に行っても「パリで勉強してきたんですってね。」と言われビックリ。 ビジネスで嘘はつけません。正直に「人生のご褒美に一ヶ月だけ遊んできました。勉強はしていませんよ。毎日ノートルダム寺院の裏庭のベンチでアイスクリーム舐めてました。」と答えるものの「またまたぁ、ご謙遜を(笑)」と取りあわない方から、「居るだけで、空気に触れるだけで吸収できる人は出来るのよ。」と弁護して下さる方まで様々。 すべてに言えることは皆さまが良いように解釈して下ったという事。世の中というのは面白いものです。 1~2年経つと各顧客の注文に周期があることが判りました。毎月こまめに買う人もいれば季節の変わり目に買う人。子供の学校行事による人と様々でしたが、忙繁旗が判り、予定を立てやすくなっていきました。 当時、バブル崩壊の影響が出始め、海外ブランドがこぞって内部セールを始めていたせいか、今までSHOPで買っていた人達はシーズン毎にまとめ買い。 オカンが居るからサイズ違いも怖くないと大量に運び込まれるブランド服の数々。ワンサイズ作り直して数万円超えたとしても、ずーっと安いのがセール品とか。一体、SHOPではいくらで売られていたのでしょう。 そんな平和なスィートシーズンが続いていたある日、TVニュースを賑わす出来事が・・・つづく。
2008年09月14日
コメント(6)
見た目も味も様変わりした駄菓子でも古きよき時代の郷愁を感じるオカンスーパーでレトロなヨーグルトを見つけました。あの瓶入りの懐かしいシンプルな味残念ながら色気のない容器入りですがワーキングプアにも嬉しい六個パック¥158~♪商品名は“毎朝快調”ところが。。。快調すぎるんだな、コレが(苦笑)元々、便秘症じゃないからなぁ。。。美味しいから止められないでもそのあとやってくる快楽のひととき。。。アウチッ!○[西麻布物語 ~エピソード96~] 帰国して数日後、実母の命日で京都へ。 母が他界して以来、休みは年に一度。この命日に合わせた一週間のみでした。 その年は渡仏もあったので、二泊三日で帰京。T子の快楽の後始末を片付け、母への務めも済ませ、やっと日常に戻りつつあった頃、真夜中コールが始まりました。アホ男「T子ちゃん?オレ、覚えてる?」オカン「・・・どちらにおかけですか?」アホ男「オレだよ、オ~レ♪***だよぉ♪」オカン「どちらにおかけですかッ!うちは$#ですけどッ!」アホ男「***-****だよね?」オカン「そーですけどッ!」アホ男「西麻布のアパートの1Fだよね?T子ちゃんちじゃないの?」オカン「しつこいッ。違うと言ってるでしょッ!何時だと思ってるのッ!いい加減にしなさいッ!!!」ある夜は。。。バカ雄「T子?これから行っていい?どーやって行けばいいのか迷っちゃってさぁ。」オカン「はぁ~?どちらにお掛けですか?」バカ雄「またまたぁ~、他人じゃないんだからさぁ~ ヘヘヘッ。。。」オカン「違うって言ってるでしょッ。来られるものなら来てみなさいよ。警察呼んどくからッ!」こんなTELが真夜中に二度、三度。どうやら、ご乱行のお相手は海軍さんだけでなく、地方から遊びに来たはいいけど、泊まるお金がなくてウロチョロしていたワカゾーも居たようです。さすがにむかっ腹が立ち、T子にクレームレターを書きました。最低限のルールを護らなかったこと。異臭&カビだらけにしたこと。そして、身元の判らない人間を部屋に引き入れ、さも自分の家のように振る舞い、TEL番号を教えたこと。。。T子は親と同居。現在のように携帯も無い時代の話。実家にTELして親を哀しませるのも気の毒だし、勤務先にTELも公私混同。呼び出して直接対決となると、自分が何をするかと怖くなる。。。第一、留守役にT子を選んだのは紛れもなく自分。自己責任です。数日後、T子から返信がありました。〈とうやら、奔放な生き方の私はオカンに関わらないほうがいいみたいですね。素敵な休暇をありがとう。〉ですと。。。お詫びの言葉など一言もありませんでした。しかも、自分を奔放な性格だとぉ~?ハァ~?三十代半ばになってまだ親のスネかじって、何が奔放だっつーの。単に箍が外れただけじゃん(哂)そして、さらに一ヵ月後、いつもの倍の電話代の請求書が届き、T子受難は終わりました。さて、お次は気分を変えて、渡仏がもたらした幸運についてお話することに致しましょう。。。つづく。
2008年09月13日
コメント(8)
世田谷美術館レポートは前ページの通りですが。。。今朝のニャンキーズダミはすっかりレースのカーテン付きダンボールに夢中窓が開いていても知らん顔餌をランチの分までたらふく食べて直行です。チビは昨夜からイジけてテラス猫のままそのままにしておいても支障はないけどダミが起きたら騒ぐかも。。。こりゃ、部屋に入って戴くとするか抱かかえると意外にも抵抗せず、身を委ねるチビもしや、ちょうど餌が食べたかった?運ばれて楽ちんだとほくそえんでたか。。。とにもかくにも大人しく寝ていたニャンキーズ帰宅すると、ダミがアイロン台に。。。チビは?よ~く見ると、チビの尻尾が。。。なんと、奪還してるではありませんか(●^o^●)近づくと「撫でて」と甘えて、ごろ~ん♪チビに逆襲されて寂しかったか?都合のいいやっちゃ(^◇^)○作品ブログに書いた手抜きレシピがワンブロック丸ごと消えていた。楽天じゃあるまいし。。。ということで、リクエストにお応えして、こちらでご披露つかまつりまする。【和風ミート茄子】ギリシャ料理のムサカの和風バージョン●材料(2人前目安)茄子3~5本・じゃがいも2~3個・玉葱1~2個・挽肉(牛or合挽き)100~200g・生姜一欠片・チーズ(溶けるモノなら何でもOK)・レトルトのポロネーゼ一箱・調味料[醤油or麺つゆ・塩コショウ・バター]1 じゃがいもをレンジでチン(茹でるよりビタミンが壊れない・鍋が汚れない・水を使わない)1~2cmの厚みにスライス。2 茄子を好きなように切り、水に漬けてアクを取る。3 茄子の水気を取り、醤油or麺つゆをふりかけ、レンジでチン4 熱したフライパンにバター(オイル)を入れ、刻んだ生姜、玉葱のスライスを炒め、挽肉を加え、 火が通ったらレトルトを加え、味見してから必要なら塩コショウで調整。5 器にバターを塗り、スライスしたじゃがいもを敷き、4の具材1/2を乗せ、次に茄子を敷き詰め、残りの具材を乗せ、チーズをかけてオーブンで焼く。※中は既に火が通っている状態なので、チーズが溶けたらそれでOK♪30分も掛らない料理です。
2008年09月12日
コメント(8)
行ってきましたよぉ~、世田谷美術館三軒茶屋までは40分三年前は35分だったのに時間は冷酷だその昔、BFが住んでいた街あの頃は恋という名の羽根付きチャリでもっと速かったなぁ。。。と遠い目をして通り過ぎたオトン@情報で246をそのまま進んでみる環八まで結構遠い。。。右折し、目的地の砧公園まで1時間20分公園、広ッ!徒歩5~6分掛って到着中は撮禁なので。。。区民ギャラリーでは三つの作品展開催中目的の「幻想芸術展」はといえばパワーのある作品から趣味の域を脱しない作品までといったカンジ異母妹の作品は正直「ユルイ」と感じましたよよく言えば「温和」。。。?オカン的にはこう、もっと秘めた情熱が欲しかったなぁ。。。・・・帰路、見つけたちょっと気になるモノ地震が来たら。。。な、ゲートなぜ歩道側を見ない?なオブジェ環八はノンストップで奔る車ばかりなのに。。。おまけに四羽って数も気になる。。。帰りは世田谷通りをと考えたオカンこの判断がいけなかった世田谷通りの標識があると誰しも思うと思うなのに。。。行けども行けども無い。。。でも、樹木は美しいし、走行も快適♪大きな公園をふたつも越した♪そして、やっと現れた表示は。。。「甲州街道」(・・?さすがに気付く街人、発見!「三本杉陸橋」のある処だと訊き、慌ててUターン世田谷通りの入口に着いた時間は既にアトリエに戻っているハズの時間だった。。。世田谷通りは走りやす~いヽ(^。^)ノ5~6年前にCF撮りの仕事で来たスタジオ発見!当時は土地勘がなくて判らなかったけどそっか、意外と近かったのね。そーいや、めっきり無くなった美味しい仕事ちょっぴりブルーが入る(-_-;)気を取り直し、ソレ進め~なだらか道のせいか往きより近く感じながら三軒茶屋到着此処に来て、さすがに膝がちと痛いなり~でも、ガンバルンバペットボトルの麦茶を飲みつつ、進むオカン246は勾配はそれほどでもないが坂道が長いどんどん追い越されるけど戦意喪失勝手にお先にど~ぞ。。。この上り坂を越えたら渋谷渋谷を越えたらもう一度上り坂青山から一気に下り坂で西麻布そして、最後の上り坂で六本木だぁ~♪麦茶は渋谷で底を尽いた。。。あと一歩、否、一漕ぎぞ。。。初めての道はキンチョーして首も腕も痛い気持ちよいサイクリングとはいかなかったけどなかなか良い一日でした。。。(●^o^●)
2008年09月12日
コメント(9)
ダミ「ごめんやっしゃ。。。」チビ「オイッ<(`^´)>」ダミ「入っちゃったもんね~♪」チビ「クソッ、せっかく寝てたのに。。」「此処に乗せても機嫌直らんぜよ」 「ほな、蓋閉めさして貰いますわ」「カーテンも閉めるでぇ~」「ほら、手離さんかいッ、オバハンッ」「いいんだ、どーせオレなんか。。。」「やっぱ、箱はええなぁ~」かくしてチビはテラス、ダミは箱でと日がな一日過ごし実に平和な一日となりました。。。おしまい<(_ _)>○ [西麻布物語 ~エピソード95~] アパートの隣室には仕事仲間のスタイリストさんが住んでいました。 彼女の仕事が不規則なこともあり、タイミングが会わず、渡仏を知らせずに旅立ちましたが、お土産を持って部屋を訪れた時のこと。 「えっ?一ヶ月も居なかったの?大きなBGMが聞こえたり、英会話がよく聞こえてくるから、てっきり外人のBFが出来て個人レッスンでも始めたのかと羨ましく思っていたのよ。」開いた口が塞がらないとはよく言ったものです。 「しょっちゅう?」「うん、しょっちゅう。。。」ショックを受けるオカンを気遣い、あとはオウム返しのスタイリストさん。 妄想ではなく、現実だったとは・・・早々に寝具を廃棄処分にして正解でした。 シーツやタオルは自分のモノをと言っておいたのにも関わらず、使った形跡があったので洗ったものの、気持悪くなり、全部廃棄。 オーディオも不良外人が盗もうとしたのかもしれません。配線が難しくて諦めたのでしょうか。なんせ、外人が好きな世界のSONYですからね。 帰国後、布団ナシで数日生活していたオカン。ちょうど寝具メーカーに勤めていた友人からファミリーセールの案内を貰っていたので、激安で総入れ替え。 憧れのパリライフを過ごせるオカン。それなら友達には憧れの都会生活をと思っただけなのに、こんなことなら自分の幸せだけ考えて、隣人に空気の入れ替えを頼んで行ったほうがマシでした。 自分の自己満足の結果にノックダウンを喰らい、やっと日常に戻ったかと一息ついた頃、さらなる真実が・・・つづく。
2008年09月10日
コメント(6)
顧客のお孫さんが学園祭に布を貸して欲しいとの事で二日前、使えそうな布を引っ張り出したら出来た空間さっそくチビがご満悦なのに今日になって入っていたのは。。。ご存知、寝ぼけ眼のダミ哀れ、ニュープレイスを奪われたチビいじけて隠れても、尻尾が見えてまっせ~出した布は水曜日にピックアップ。。。いつも午前中に見えるのに、やって来たのはPM5:30午後から世田谷美術館に行きたかったオカンせっかくオトン@にチャリで行けると教えて貰ったのに明日の空模様・・・無理かなぁ。。。○来週・再来週と二週にわたり、ジュリー特集があるそう映像がなかなか公開されないジュリーTV画面だけど転写しちゃるけんマニアの皆様、オタノシミに~○[西麻布物語 ~エピソード94~] 真面目だと思っていたT子のご乱行ぶりが最初に発覚したのは翌日。弟分B群のS太朗からのTELから始まりました。 「オカン、お帰り~。パリはどーだった?」ヤツには言ってない。なんで知ってるんだ? 「一ヶ月も留守にするのに何も言わないで行っちゃうなんて冷たいじゃない。」「なんで末端にまでいちいち言いふらして行かなきゃならないの。餞別くれる人にしか言わないのよ。」と軽口を叩く。 「それにしてもとんでもない女に部屋を貸したね。」に「?」。週末に久しぶりに食事に誘おうとTELをしたところ、T子が出て渡仏を教えられ、TELを切ろうとしたら「代わりに私とデートしない?」と逆ナンされたとか。 彼女の居ないS太朗。女性から誘われるなんて初めてだったらしく、ちょっと好奇心が湧いたらしい。「オカンとどっちが美人?」「さぁ、キャラが違うし、好みの問題じゃない?会えばわかるわ。ちなみにオカンより若いわよ、うふふ♪」確かに若い。一才ね。 誘惑に負け、銀座まで車で迎えに行ったS太朗。待ち合わせ場所に車を止めていたら、目印通りの恰好をしたT子が来たけど「正直、ゲッ!」と思って逃げようと車を発進させたが間に合わず、T子が車の前に立ちはだかったというのです。 車種やナンバーを教えるからじゃない。獲物を逃がすまいと車の前に立ちはだかるT子と焦るS太朗を想像して大笑いしてしまった。 「笑い事じゃないよ。仕方ないからテキトーにメシ喰って放り出そうとしたら、『帰り道なんだから実家まで送ってよ。』だぜ。」S太朗の家はT子と方向が同じ。どうやらTELで盛り上がって自宅まで教えたらしい。バカな男だ。 ガンとして車を降りようとしないT子に閉口し、S太朗の自宅近くの駅までという約束で再び走り出した車。まぁそこまでなら、まだ世間に転がっている哂い話。ところが、続きを聞いてぶったまげーしょん。 都心から離れるにしたがいネオン瞬く大人のテーマパークが☆彡☆ミ~♪「ねぇ、ちょっと寄ってかない?」T子が膝に手を置き、誘ってきたというのです。 「またぁ~、逆じゃないのぉ~」とチャチャを入れると、「勘弁してよ。そりゃ永らく彼女は居ないけど、オレだって選ぶ権利はあるぜ。どうぞと言われて、はいそーですかってワケにはいかないよ。」 「オカンの友達をまさか部屋に誘うワケにも行かないじゃない♪」と笑うT子に「いつもそうやって逆ナンしてるの?」と訊くと「そうよ。六本木なんか外人がウロウロしてるし、声かけりゃ一発よ。」とのたまったとか・・・嘘~!!マジ!? 話半分、いや十分の一としたって。。。オーマイガーッ!!! 「行かない」と断ると、「じゃあ、責任とって西麻布に戻ってよッ!」と逆ギレされ、Uターン。車中、般若と化したT子は六本木に着くまで一言も口を利かず、黙ったままネオンの中に消えていったそうな。 S太朗は自業自得で同情の余地ナシだけど、「そんな奴、その場で降ろせばよかったのに、、、」と言うと、「オカンの友達だし、何言われるか怖かったから、、、」ですと。 イケメン内装業のS太朗。稼ぎも一流企業の部長も真っ青なのに、なぜ彼女ができないのか、よ~く分かった気がします。 今回、たまたまT子がタイプじゃなかっただけで、旨くいってたら報告もして来なかったワケでしょ。悪いけどB群にも置いておけないな。 そして、いくらなんでも酔っ払ったT子の妄想話だと思ったオカンに、次なる真実がやってきたのです・・・つづく。
2008年09月10日
コメント(6)
東京砂漠にも心底、優しい人が稀に居ます。それは昼下がりのことTELが鳴り、シェスタの邪魔をする。。。「・・・先日出されたシーメールの件ですが、、、」いつもお世話になっているミッドタウンの郵便局員さんでした。「シーメールって何ですか?」c-mail?e-mailじゃなくて?などと脳ミソが呆ける。「ああ(笑)船便のことです。先日出されたでしょ。」どこまで英語に弱いんだと自嘲しながら嫌な予感まさか、出国前に戻ってくるのか?先日、生まれて初めて船便を出しました。 船便は基本、とっても安い2~3ヶ月掛るらしいけど地方に送るより安かったりします。相手に届かなかった場合を考えて記録扱いにするとそれがいきなり倍以上の料金となるそれでも航空便よりはちと安いつまり、モノによっては1~2週間で着く航空便のほうがずーーーっといいっちゅーことでんがなでもオカンは千円をケチったその報いを今、受けようと・・・してはいなかった「差出人の名前もローマ字で書かなきゃ駄目なんだそうです。」というのも、届かなかった場合「放棄」と「返送」の選択肢があり「返送」は帰路の船便代まで請求されるオカンは散々悩んだ挙句「返送」に印をつけたのでした。中身が惜しいのではなく「放棄」にすると途中で盗られる可能性があるから。。。つまり「記録扱い」にもせず「放棄」にした日にゃ未来永劫届かないっちゅーことですがな。。。でまた振り出しかよと思ったオカンに天使の声「こちらで手配しますけど、宜しいですか?」宜しいに決まってるじゃないですかぁ~♪この局員さん、いつもと~っても親切船便の時も内容品のスペルを調べてくれたり航空便だといくらになるかとか訊く前についでだからと調べてくれるメタボ新人局員にも手取り足取り、優しく教えている郵便局はいつも空いていてそこだけゆっくり時間が流れているように見えます。最初の頃は正直、イラっとしたものですが最近ではこの空気感が妙に心地良かったりします。ちなみにこのエピソードを聞いた友人曰く「過疎地じゃあるまいし、不備があれば郵便局まで来いと事務的に処理されられるわよ。」 友人は郵便局でよくムカつくらしい。。。そーいや西麻布郵便局員さんもハートフルだったなぁ。。。どんなものにも当たり外れはあるものですね(-。-)y-゜゜゜
2008年09月10日
コメント(4)
今週から秋の気配・・・どこがやねんッ!●最終兵器って言ってたよねどこがやねんッ!!謎の最終兵器のまま、謎で終わっときよしッ!!!やっぱコレだねぇ~♪イザという時、大活躍しかも知らない間にバージョンアップ「秒殺」「まちぶせ」くぅ~、シビレるぜッ(V)o¥o(V)○食卓降格しばし、焼きたて食パンとはさらばじゃ(ToT)/~~~十数年ぶりに食べたPasco...コレが意外と美味しい。。。日々、進歩する庶民の暮らしナ~ノダヽ(^。^)ノ○[西麻布物語 ~エピソード93~] 一ヶ月留守するにあたり、防犯&カビ対策をかねてS県在住で銀座のブティックで働くT子に部屋を貸しました。 一度でいいから都会暮らしを愉しみたかったT子は大喜び。掃除を怠らない事・シーツやタオル等は持ってくる事。後は電話代や光熱費・雑費だけという好条件に飛びついたT子。 なのに、ドアを開けた途端に異臭。。。 カビ臭い上になんとも言えない異臭に窓という窓を開け放ち、大きなヤカンと鍋でお湯を沸かす。こうすると部屋の空気が浄化され、臭いからも早く解放されるのです(byお婆ちゃんの知恵袋)。 以前にも説明しましたが、東・南・北に窓、西に玄関があり、アパートの四方は庭や道に囲まれているので、窓さえ開けていればこんな惨状にはならない部屋なのであります。 使わなかったのか?まさかね。 部屋をチェックすると・・・台所だけはまるで新築物件のようにピッカピカ。 なのに、ユニットバスは壁面カビがビッシリ。バスタブは真っ黒な垢跡がベットリ。トイレも右に倣えの惨状に唖然ボー然。。。 押入れの布団は湿気を含み、使用済みシーツが丸めて突っ込まれ、うっすら異臭の世界。。。 秋の長雨と言われるように梅雨時より雨量の多い秋。それでもフツーの生活をしていれば・・・そうなのです、ヤツはフツーの生活をしていなかったのです。 その悪行三昧の日々を語る前に、まずは部屋の大掃除。 今のように一発でカビを退治する薬品も無い時代。タオルペーパーにキッチンハイターを含ませ壁面にペタペタ。ちなみにバス用よりキッチン用のほうがよく落ちます。(byオカン経験談) その間に粗大ゴミに布団の処分を依頼し、洗濯機フル活動。 気分を変えようとCDを掛けると、、、音がしない!?まだ買ったばかりのご自慢のオーディオ機器だぞ。。。近所のSONYショップで買っていたので、TELすると夕方までに修理に来てくれるという。 部屋の大掃除が終わり、カビの消えたバスルームを今度はバスピカでゴシゴシと一本使い切る。 修理に来てくれたおじさんが「ステレオのコードが外れてただけでしたよ。普通、外れることのない部位だけど・・・大きな地震もなかったし、故意に外すかしないとこうならないのに変だなぁ。ちゃんと設置したつもりだったのに、申し訳ありません。」と平謝り。 いや、おじさんに罪は無いハズ。渡仏前まで何の支障も無かったのだから。「壊れて無ければいいの。こちらこそお忙しいのにすぐ来て頂いて済みませんでした。」と、出張無料だというおじさんに少々後ろめたさを感じるの巻。 後日、感謝と懺悔の気持を込めて電気ポット一台お買上げ~。この店は数年後、バブル崩壊の不景気をまともに喰らい倒産。その奥様に十数年後の先日、近所の店でバッタリ。 何処かで見た顔だけど、、、思い出せずにいるオカンに「SONYショップの・・・」と言われ、「ああ~(^◇^)」。お互い友人と一諸だったので、ゆっくり話も出来ませんでしたが、まだ西麻布周辺に住んでおられる模様。 またまたアナザーストーリーで、ごめんなさい<(_ _)> そんなこんなであっという間に日没。キレイになったバスルームでシャワーを浴び、仕事を終えたBFと東麻布の懐石料理へ。。。 アッシー・メッシー・貢くん(懐かしい死語)と三拍子揃った奇特なBF“S”君の話はまたいずれということで、明日はT子のとんでもない西麻布ライフをご披露致しましょう・・・つづく。
2008年09月09日
コメント(6)
チビ、不穏な動き視線の先には・・・爆睡ダミの姿ダメだよ、起こしちゃいつも眠りの浅いダミに寝込みを襲われるチビ今夜は逆襲を企んでいるらしい。。。○ 昼間、納品途中の六本木で竹下元首相の孫っち“DAIGO”(自称ロッカー)と遭遇純粋培養のお坊ちゃまがそのまま成長した感じのオジサンでした。○よかったら、皆様お出掛け下さいませ<(_ _)> 【幻想展】会期 9/8(火)~14(日)10:00~18:00 ※初日13:00~・最終日16:00迄会場 世田谷区民ギャラリーB○[西麻布物語 ~エピソード92~] アンカレッジ経由廃止が決まり、わざわざアンカレッジ経由に搭乗する人が多かったこの日。惜しむマニアで一杯の売店を横目に休んでいると、先ほどの日系人が大きな袋を抱えて戻ってきました。 「ニホンジャウッテナイオサケヲエランデキタヨ。オミヤゲニナルヨ。ハイ、オツリネ。」 なんと正規の職員で、本当に親切で言ってくれていたのです。そして、どうやら我々の飛行機がラストだった模様。 お釣りはチップと言うと、買物して貰えれば有難いからと受け取らない日系人。在庫一掃を任された人だったのかもしれません。 彼女のセンスは秀逸だったそうです。帰国後、お酒の飲めないオカンは友達に見て貰ったところ、日本未入荷も含め、ざっと軽く見積もって10万円分はあるとのこと。 オカンはあげるつもりで低額札を渡したつもりだったのに、どうやら100$札を2~3枚渡していたらしい。きっと在庫処分で70%OFFや、モノによっては90%OFFもあったに違いありません。 ブランドにはまったく興味の無いオカンですが、友達へのバースディギフト用にいくつかゲットすれば良かった。もしかしたらクリスタルオブジェもあったかも、、、などと乗りモノ酔いを恨み、過ぎ去った幸運を嘆いたものです。 機内に戻ると、リクライニングシートの修理も終わっていました。酔い止めの薬も効いてきたのか胃のムカムカ感も薄れ、成田までは快適。 途中、トイレで煙草を吸ったワカゾー二人が警報機を派手に鳴らし、乗務員にこっぴどく叱られるわ、乗客たちから嘲笑されるわの茶番劇がありましたが、一時間三十分遅れで出発したはずの飛行機は定刻通りに成田に到着。 ところが早くにチェックインしたオカンはじめ数人分の荷物が待てど暮せど出てこない・・・怒り狂い始める欧米人達。そーだ、もっと怒れ!日本人は外人に弱い。必死で探しにいくべさ。 案の定、汗だくの空港職員たちがトランシーバー片手に右往左往。三十分ほど待たされた挙句、まったくカンケーないエアラインの荷物と一緒に離れたゲートから出て来た荷物と再会。 早く出たいオカン。ワザと課税対象カウンターに並ぶ。大概、税金を誤魔化そうとする旅行者が多いので、空いているのだ♪もちろん課税対象になるほど購入はしていません。 でも、分からないフリをして「申告が必要ですか?」などと訊いてみる。税関職員は正直者が大好物。「いいえ、この総量なら大丈夫ですよ。」とロクに荷物も調べず釈放してくれるのです。 今は赤外線で荷物チェックがされるので問題ないですが、当時はいちいちトランクを開けさせられました。 仕事仲間とグアムに行った時、お客様に頼まれたからと使用済みの下着にマリファナを隠し持って帰国した人が居て驚かされましたが、当時はまだ麻薬犬も居なかった時代ゆえ、国民はあの手この手でやりたい放題でした。 国会議員などは特別な出入り口が用意されており、秘書もフリーパス。不良私設秘書などは非合法なブツを持ち込み、小遣い稼ぎをしていたものです。 そんなこんなで迎えに来てくれたBFに西麻布まで送って貰い、ディナータイムにまた迎えに来ると言い残すと走り去る車。 さあ、一ヶ月ぶりの我が部屋です。。。ん?ゲッ!?・・・つづく。
2008年09月07日
コメント(6)
欧米では人生の伴侶をこう呼ぶそうです。最近のニャンキーズを見ているとこの子たちもそうなのかなってチビが連れて来た仔猫は豆チビと黒豆だけだったけどね久々のヘッドロックで戯れるニャンキーズ今は大人しく眠っているけど・・・そのうち活動再開かな○[西麻布物語 ~エピソード91~] 記憶のエアーポケットというものがありますが、パリ最後の日がまさにそれ。 いくら記憶を辿っても何も思い出せないのです。まさか荷造りや後片付けに丸一日費やしたとは思えない。。。 初秋と言われたパリは夏のまま、雨期だというのに雨が降ったのはマドレーヌに居た間たった一日、しかも数時間だけ。 持って行ったセーター&パンツ類は活躍することなく、散々歩いたスニーカーと共にすべて捨て去り、空いた場所にお土産を詰めたので荷物の増減ナシ。まったくもって簡単に終わったハズの帰国準備。 当てもなく、ブラブラ?いや、それは無い。帰国前日に迷子になる危険は避ける性格だもの。まっ、いいか。記憶がないくらいだもの。たいしたことはなかったハズだから・・・。 パリに来て、初めて目覚ましをかけました。AM7:00の空港行きのバスに乗る為です。 ポルトマイヨのバス乗り場までタクシーが拾えなければ、徒歩で行かなくてはなりません。 フツーに歩いて30分くらいは掛かりそう。大きな荷物ふたつだもの、休み休みで小一時間掛るかも、、、そんなことを考えながらAM5:00起床、6:00出発と決定。 いよいよ出発当日の朝を迎えました。目覚ましが鳴る直前に覚醒。いつものことです。前夜、仏訳したエアライン用メモとパスポート&エアチケット、そして財布をブルゾンの内ポケットに押し込み、お世話になった部屋のドアを閉め、鍵を掛ける。 一階フロントの管理人さんに鍵を預け、部屋に飾っていた鉢植をプレゼントして別れを告げる。。。 まだ薄暗い外に出ると、ラッキーなことにタクシーが待っていました。「エアポート?」と訊くドライバーに「ポルトマイヨ」と答えると、ちょっと残念そう・・・「ソーリー、アイムプアガール」と謝ると、笑っていたドライバー。 5分も掛らず到着したバス停には既に高速バスが待機。始発らしい。ほどなく出発。月曜日の朝は渋滞するから一時間早く行動要と言われたのに、蓋を開ければまるで貸切専用道路。 さて空港に近づいてきたものの、第一or第二のどちらで降りればいいんだ?その前に最初に着くのはどっちなんだ? 最初のバス停でほとんどの人が降りてしまった。。。ドライバーに思いきり不安そーな顔をしてエアフランスのチケットを見せてみた。。。 「次だよ」とジェスチャーしながらニッコリ。「メルシィ、ムッシュッ♪」とびっきりのジャポネーゼスマイルで返すオカン。 無事到着したというのに、免税の書類手続きをしなくてはならないのに、何処に行けばいいのかワカラナイ。 インフォメーションも見当たらない。。。エアラインじゃない列に並んでいる人たちに書類を見せて訊いてみる。。。その中のひとりが「その書類は第一ターミナル」だとジェスチャーで教えてくれましたが、荷物を持って不案内のだだっ広いターミナルを移動するのは至難の技。 払い戻し金はとっとと諦めよう。ロスタイムが無くなり、エアライン窓口には二時間も前に着いてしまいましたが、慣れない場所でギリギリ焦るよりいいと負け惜しみ。 チェックイン・・・前夜に用意したメモとチケットを窓口へ。メモには仏語でこう書かれています。「二階の窓際席を希望します。」 メモを見た途端、笑顔がこぼれた職員さん。文法が間違っているけど言いたいことは解かったわとでもいうように「ウィ、マダム♪」と指定席カードを渡してくれました。 フランスの待合室は成田と違い、座り心地の良い椅子でしたが、さらに奥まったところに高い背もたれのファーストクラスのような椅子もあり、特に仕切りも無かったので、そこでウトウト。 チェックイン済みならお客が寝ていても、搭乗が始まれば起こしてくれます。 海外のエアラインはよく遅れるといいますが、ご多分に洩れず一時間三十分の遅れで出発。 帰路はアンカレッジ経由でした。迎えに来てくれるBFの都合で月曜日午前中に到着せねばならず、お陰で20時間の空の旅。 餓死しそうだった渡仏と違い、こちらはしつこいくらい食べ物と飲み物がやってくる。 イマドキ、アンカレッジ経由に乗る人なんかいるのかと思ったものの、二階席までほぼ満席。なのに機体はお古で、一度倒したリクライニングシートが戻らないときてる。 食事やおやつの度に中途半端な体勢で、おまけにアラスカは気流が悪く、アンカレッジに辿り着いた時は酔っていたオカン。 マーライオンになるほどではなかったのがかえってツライ。遅まきながら酔い止めを貰い、一時間のトランジット中に改善されればと思っていたら、遅れているから20分後に出発だとアナウンス。オーマイガーッ。 そんな自分との戦いのなか、一人の日系人の女性が声を掛けてきました。 「ネェ、カワナイノ?」「ちょっと酔っちゃって気持悪いの。」「ソウ、ダイジョウブ?」「薬飲んだから休んでいれば大丈夫(つーか、話かけないでよぉ。)」 「イクラモッテル?」「へッ!?(こんな処でカツアゲか!?)」「アンカレッジハ、キョーデヘイサダヨ。イツモヨリモットヤスイヨ。カワナイトソンスルヨ。$モッテタラ、カシテ。ワタシ、イイモノカッテキテアゲル。」 こりゃ、閉鎖のドサクサに紛れたサギか?話すのもメンドーだし、渡仏前にアメリカ出張していたBFから貰った$札を数枚渡した。自分が汗水流したお金なら1$だって渡さないけどね・・・つづく。
2008年09月07日
コメント(7)
安物買いの銭失い散々痛い目に遭ってきたのに何故、学習せんのだ自分。チビが目を細め、ダミが瞳キラキラ口に入れてやると本当に幸せそうに喰らう海老贅沢と思いつつ、それほど長い猫生でもない一日一尾ならと買ってやれるうちは・・・以前、養殖冷凍を買ったら無視されたのにうっかり“冷凍むきえび大”に手を出しちまっただって同額で倍の量だったんだも~ん。たくさん食べさせてあげたかったんだよぉ~なのに久々お出ましの大ママ&ベベまでまたぎよった。。。で今夜は海老チリ祭りだ、わっしょいしょい(ToT)/○古布の補充に青山の馴染みの店へ誰とでもすぐ仲良くなれるオカン共通の古布ということもあり、先客と会話が弾んだなんとパリ在住の日本人週明けには戻るとかパリ装飾博物館の話をしたら「知らない」ってオカンも徒歩5分の美術館で何やってるか知らないものいつでも行ける安心感と行かなかった後悔はいつだって背中合わせなのね○[西麻布物語]のなかで現在展開されているパリ滞在記。 20年も前の記憶を手繰り寄せ、おぼろげながらもいよいよ帰国前夜まで辿り着きましたが、検索の達人nekorobesaさんやにきーたさんのお陰で曖昧な記憶が鮮やかに、まるでつい先日の渡仏のような錯覚を起こしています。 サンジェルマン・デ・プレのレストランも見つけ出して戴きました。 レストランは“ラ・メディテラネ”というのだそう。 昔は白い壁と天井に黒い線でラフ画が描かれていましたが、オーナーが代わり、壁が派手になったようです。 ギャラリーも昔の面影がまったくなくなりましたが、同じ場所で今も健在。 ギャラリーオーナーがアーチスト名を間違えて、それを20年も素直に信じていたことも判り、独りで大笑い。 埋もれたままのアーティストかと思いきや、NYでも活躍されていると知り、オカンの見る目も・・・などと、独りご満悦な夜。 いやはや便利な世の中になりました。ブログ万歳\(^o^)/ブログ仲間最高ヽ(^。^)ノ~♪
2008年09月06日
コメント(10)
ダミが木曜日夜からグルルンニャン♪日中も一度だけ出たいとゴネたもののオカンと目が合うと抜き足差し足でダンボールハウスへ特等席がやっと空いて安堵のチビ打ち合わせから戻ってみれば・・・おやまあ、お珍しいこと♪餌待ちも仲良しさん夕飯後、TV観ながら睡魔に襲われ・・・そーいや、昨日は寝るのを忘れてた。暗闇でうごめくアイロン台チビかと思ったらダミだった撫でると腕に抱きつきゴロニャン好撃メタボ腹をふみふみの甘えん坊将軍全開だ前夜のオマエさんは・・・敵視100%の構えだったよねぇおっと、そーいやチビは何処?○★正しい鼻血の止め方★オトン@が帰宅途中で団塊世代の鼻血ブーと遭遇したとか実はオカンも先週末、五歳くらいの女の子の鼻血を目撃親が手慣れた様子でよかったけれど我が身を含め、正しい手当てをインプット致しましょう。1背もたれ、あるいは壁に寄りかかり楽な姿勢を取り口の中のモノを吐き出す2顔を下に向け、鼻血が口内に入らないようにする※飲み込むと嘔吐する場合あり3ティッシュを詰め、しっかり押さえつける※しっかり押さえないと血塊ができる4額や後首を冷やす【その他の注意事項】 万が一、血塊が出来ても無理に取ってはいけない自然に取れなければ耳鼻咽喉科へティシュの交換も禁止しっかり押さえないといつまでも止まらない15分経っても止まらなければ耳鼻咽喉科へ《救助の場合》持病や投薬の有無の確認ある場合はすみやかに病院へ○[西麻布物語 ~エピソード90~] 帰国間近になり、午前中もう一度“バカラ美術館”へ。 今度は地図も何も持たずに、、、迷いもせずに無事到着。なんか、本当のパリジェンヌな気分。 午後、まずは昨夜の店にお礼がてらランチもいいかなと左岸のサンジェルマン・デ・プレへと向かって歩き出す。 日本から何かの時にと持ってきた扇子と風呂敷を手土産に持って来たものの、店の名もわからず、場所も曖昧。 昼と夜とではまったく違う顔は世界共通ながら、異国の地となればそれも一層のサンジェルマン寺院周辺。 散々歩き廻り、やっとそれらしき店を見つけましたが、かなぁ?と曖昧度は70%。おまけにランチを営っている気配ナシ。週末は市場が休みだからやらないのだろうか。 まっ、M社長のこと。きっとたくさんチップを置いてきたに違いないと都合よく勝手に解釈して、ついでに左岸散策。 立派なマルシェがありました。これ♪これ♪これこそが憧れていたマルシェの姿だとワクワク&ウキウキウォッチング。 マルシェの傍にいいカンジの画廊発見。大きなウィンドーにところ狭しと飾られている絵画のなかで、とても惹かれる作品がありました。こちらは現在の「ART CADRE」らしい当時はもっと閉鎖的で暗かった・・・ 映画「ハリーポッター」に出てくるような雰囲気でした。 いいなぁ~と思いながら、またマルシェの列に戻り、、、それでも頭から先ほどの絵が離れない。 夕暮れ時までマルシェや近隣の店を覗くも、上の空。二度、三度とウィンドーを覗きに戻ってはため息。 作品は小さいけれど水彩画のオリジナル。そう安くはないでしょう。よし、金額を訊こう。そうすれば諦められるに違いない。勇気を拳に込め、取っ手を力強く握りドアを開ける。 廊内に入ると何も言わないのにスタッフがショーウィンドーのなかから絵を取り出し、笑顔で渡してくれました。 どうやらウィンドーにへばり付いてはため息をつく、可笑しな東洋人がいつ入ってくるかと待っていたらしい。 価格を訊くと思ったより高くはないが、二つ返事で買える額でもない。こんな時は一晩考えるのが一番。 「明日、もう一度来ていいですか?」と訊くと「日曜日は休みだから月曜日に」と言う。月曜日は帰国で朝の便。今、決めなければならないのか・・・どーする、オカン。 悩むオカンに同じ作者の額装されていない作品をいくつか見せてくれましたが、正直、何も感じないのです。 額装代が高いのにも驚きました。中の絵だけ売ってくれとお願いしてみましたが、答は「ノン」。絵と額装が融合してひとつの作品だとのたまう。 額だけで5万円!?何の変哲もない四角いフレームが?あまりにも仏的ではないシンプルすぎる額装だったので、どうせなら想い出になるように「ザ・パリ」な額装にしたかったオカン。 再び熱く語りかける画廊オーナー。「この額装があるから、この絵が完結している。作者がこの額を決めた。」と説明され、ついに決心。 自分の為に唯一、パリの思い出に購入した作品がコレです。作者ピエール・マス(アクリエール) 名前を検索しても引っ掛からないので星の数ほど居るアーティストの一人に過ぎない・・・現在70歳代後半、まだ描き続けているのでしょうか。 (そう思っていたら、にきーたさんがサイトを旨く見つけて教えて下さいました↓)愛猫と・・・ フランスの片田舎にアトリエを持つというピエール・マス氏・・・ギャラリーオーナーが新聞掲載記事を見せてくれました。 いざ帰国してみると、額装の色と質素さは実に正解でした。 西麻布の木造アパートからスタートして、東京タワーがドアップで見えるコンクリート打ちっぱなし風の東麻布、重厚なマホガニー仕様のバブル時代の残骸のような三田、そして、現在の兎小屋のワンルーム・・・何処に飾っても違和感がまったく無いのであります。 もし、派手な額装だったら・・・過去の華やかな思い出と共に箱詰めされ、部屋の片隅で忘れさられていたことでしょう。 そして、この額装が高かった理由も今ならわかります。20年経っても剥げ落ちることもなく、当時のままの色と艶。もしかして、、、コレって漆? きちんと証明書も書いて貰うなど、今思えばボキャブラリーの少ない簡易辞書でよく画廊交渉が出来たものです。証明書の一部 ちなみに人生において、画廊での絵画売買は後にも先にもこれが最初で最後です・・・つづく。
2008年09月04日
コメント(11)
窓際のトットちゃんならぬチビちゃんアイロン台は風さえあれば極楽の特等席真夏日とはいえ、今日は風が通って心地良い今朝から一歩も譲らず、居続けるおかげでアイロン掛けが進まない、、、クッションを台代わりに掛けてもピシッといかないけど暑い時間帯はやめておきなはれってことかいなそろそろ外出準備?ソワソワなぁ、もう出てもええやろ?窓が開いていても気を遣う健気なチビダミはチビに連れられ24時間ぶりに帰宅(と言うのか?)ヤツは丸一日顔を見ないとオカンを忘れて警戒態勢三度ほど出入りを繰返しては餌をお替りしそのうち、なんとな~く思い出すらしいそして本日最後は・・・チビのにほいの染み込んだアイロン台ででろんちょと寝転がっておりまする。代わりにチビがお出掛け・・・おっと、早々に戻ってきちまいましたがダミにスペースジャックされ・・・ほ~ら、イジけちゃったよその間にノミ取り開始ノミ取りだけは身を委ねるダミ、本日は一匹確保ころころの喜びも覚えました。恍惚~♪○[西麻布物語 ~エピソード89~] 魚はスズキだったか忘れたけれど、中心あたりが何気にまだ生っぽい。刺身でも食べられるくらい新鮮なら問題ないけど、、、生臭くもあるような無いような、、、空腹にシャンパンも飲んじゃったし、、、ゆらゆら~ゆらゆら~してきちゃったよぉ~、、、。 「オカン?どぉしたのぉ~?」酔いつつもオカンの異変を察知したM社長。 「トイレ行ったほうがいいんじゃない?」食事の途中で失礼だし「だ、大丈夫、我慢できます、、、」と言ってはみたものの、どんどん体が冷たくなってきた。貧血です。 さすがに自力でトイレに行ける限界だなと自覚し、フラフラと立ち上がるオカン。支配人が女性だったのがラッキー。トイレまで支えてくれて、腰まであった長い髪を後でまとめて持ち、トイレの蓋を開けてくれた途端に見事なピンポイントでマーライオン。何処も汚さず、無事、終了~。 「パーフェクト♪」支配人が笑顔で冷たいハンドタオルとクリステタルグラスに冷たい塩水を入れて持って来てくれました。 チップを渡そうとしたら「これが私の仕事ですから。それに貴女は汚さなかった(英台詞をオカンなりに理解した)」と笑顔で拒否。なんというプロフェッショナル。パリにも男前がいました。 生還したオカンなれど、ブイヤベースの続きを愉しむ勇気はなく、デザートだけ戴く。ちなみにデザートが何だったか記憶ナシ。 帰路はタクシーを呼んで下さったM社長。五分程度で着いたマンション。タクシー代を支払おうとしたら、既に貰っていると言う。どこまでも男前のM社長でありました。 ちなみにオカンのマンションが月15万円だと教えてくれたのはM社長でした。元スタッフが同じマンションに住んでいるとのこと。 いつもパリに来るとその人に車を出して貰うらしいのですが、ちょうど出張で不在だったとか。住所とTELを聞いた時に聞いたようなマンション名だなと思ったそう。 悪いことは出来ないものですね・・・つづく。。。つもりが、思い出しましたッ。 ジャン・コクトーです。思い出せてよかったぁ~♪ パリの画家で検索しても出てこないハズ。彼はジャンルとしては“詩人”扱い。でも映画監督はじめマルチな芸術家として活躍し、レストランだけでなく、協会・寺院・ホテルと数多く内装を手掛けていたとか。 他にもグルメで通っていたとかで、どうやら貧しさとは縁遠い商才に長けた稀有な芸術家だった模様。 たくさん出てくる情報から推察すると、店名は“Boissonerie”という魚料理レストランの可能性大。 スッキリしたところで・・・今度こそ、つづく。
2008年09月04日
コメント(14)
寝苦しい夜でした。何度も起き、六度寝したオカンは水分&塩分摂り過ぎ今朝は浮腫み顔のだるだるウーマン日中、大人しくアイロン台で我慢しながら過ごしていたチビも日没以降、もういいよねとでも言うように振り向きつつ薄暗くなった庭へと降りて行きました。ダミが入れ違いに「餌ちょんまげ~♪」と工事音に負けじとでっかい声で呼びがっつり食べるとまた[安全・第一]ゲートの内へ・・・それ以降、戻る気配の無いニャンキーズどうやら夜は外で過ごす模様チビはいつまでも戻らないと思っていたらいつの間にかいつものようにアイロン台で待機「やっと起きたんかい。ほな餌貰おうかぁ~。」ふとテラスに目をやると週明けから不在の大ママとベベの置き餌が空っぽダミが食べた?冬になったら飼猫に戻る予定だそうです。。。○[西麻布物語 ~エピソード88~] サンジェルマン寺院周辺は後世に名を遺した芸術家たちの逸話が多くあります。 M社長が選んだレストランも芸術家たちのパトロンの店だったようで、天井や壁、食器類にも一人の画家のラフ画が描かれていました。 誰の絵だったかどうしても思い出せずサイト検索してみましたが、ゴッホ達ほどメジャーではないようで・・・柔らかいラインだったことだけは覚えています。 レストラン内部は一軒家を改造したのか大きな部屋ふたつに分かれ、手前の少しカジュアルなテーブル席の部屋はお客様を入れていない為、最小限の灯りで薄暗く、硝子窓とドアで仕切られた奥の部屋中央で20人くらいの品の良い紳士たちが同窓会を開いていました。 我々はジャマにならないよう、そのドア近くのテーブルに案内され・・・上質な造り付けのソファと椅子はとても座り心地がよく、これから運ばれてくるであろうディナーが期待されたのは言うまでもありません。 まずはワインリストが手渡されたものの、仏語が読めないM社長。流暢な英語でワインはオススメを、食前酒にシャンパンを注文。 オカンが飲めない旨伝えると、驚いたように「この中で一番飲みそうな顔をしてるのに意外だわぁ。でも、今夜はいつも頑張ってくれるオカンの慰労会なのよ。一口だけでも、ねっ♪」 そう言いつつ、オカンの為にソフトドリンクも頼んで下さった優しいM社長。 料理はお任せと言いつつ、メニューを見せながら出来るモノを説明する支配人。なんという親切な店、さすが一流の店は違います。 フランスといえばブイヤベース。エスカルゴや生ハムなど食べたいモノがてんこ盛り。てっきりお為ごかしの残飯メニューかとなかば諦めていた身には小躍りしたくなるような展開でした。 食前酒に選ばれたシャンパンはとてもフルーティでライトなものでしたが、空腹にはキツく、一口だけ戴き、後は食事をしながらチビチビ。 「オカン、日本酒じゃないんだからぁ~(笑)ホントに飲めないのね。いいのよ、無理しなくて。それよりたくさん召し上がれ♪」今夜のM社長は実に機嫌が良く、いつも以上に優しい。 元々オカンには優しいM社長でしたが、社員にはとにかく厳しく、辞めていく人も少なくありませんでした。 ただ、辞めていく人は大概中途半端な人たちで、残る人たちは独立しても転職しても一人前にやっていけそうな人ばかり。 オカンが洋裁学校を出たばかりで、個人客相手に生ぬるい仕事をしていた時に出来た初めてのメーカーがMM。 高価な売物を直すというプレッシャーもさることながら、MMの商品はプレタクチュールと言って、既製服ながらオートクチュールのレベルの服でラインも複雑。 サイズ直しも単に詰めるとデザインが狂うものが多く、何処をどう直せばいいのか、企業秘密とも言えるパターンを照らし合わせながら懇切丁寧に指示して下さる方で、まるで研究所に通っているかのよう。 今、オカンが着物地で此処まで柔らかい繊細なラインが出来るとは・・・と褒めて戴けるのも、M社長の教えあればこその話なのであります。 ミスしても指示の出し方が悪いからだとデザイナー達を叱りつけるM社長。その待遇はいつも一番叱られていたデザイナーから意地悪されるほどでしたが、そのデザイナーが一番モノになると思うから厳しく育ててると陰で褒めていたM社長なのであります。 そのM社長、秋冬モノが好評だったのか、パリがそうさせたのか、とにかく超ゴッキゲン。 さて、いよいよお待ちかねのメインディッシュ“ブイヤベース”が運ばれてきました。 ゲッ、コレで三人前!?嘘や~ん! どう見ても十人前はあろうかという50cm程の丸々とした白身魚丸ごと一匹が器の中央にドンと鎮座した魚貝と野菜てんこ盛りのブイヤベース。 空腹にシャンパンとワインのカブ飲みですっかり酔っ払ったM社長とご友人。「ほらオカン、死ぬほど食べてぇ~♪」 当時、焼肉五人前は常だったオカン。炭水化物も無かったゆえ、食べろと言われれば食べられると思うけど・・・なんか生っぽくないか、この白身魚・・・つづく。
2008年09月04日
コメント(6)
ダミがまた逃亡生活を始めています。週末までは飼猫生活を装っていたのに・・・ただ餌は貰えないのか、喰い溜めしてはダーッシュッ!隣ビルの工事は大幅に遅れているらしく深夜も休日もお構いなしに工事をやっているお陰で好奇心が強いダミは見物に忙しいチビは時々出掛けるもののすぐに戻って邪魔ばかり裁断始めりゃ、鋏の前をシッポで・・・アイロンのスイッチ入れれば、台を素早くジャック蚤取りやブラッシングしても邪魔を止めない持病の耳ダニも酷くなり、辛そうストレスを与えちゃいけないでも・・・創作もずいぶん遅れているしなぁオカンもキレたくないから、いい子にしててよチビ。○[西麻布物語 ~エピソード87~] 日没以降、初外出。ちょっぴり緊張、似非パリジェンヌ・オカン。 M社長に指示されたサンジェルマン・デ・プレにある老舗カフェ・ドゥ・マゴへ。 前日行ったばかりの地域ゆえ徒歩でと決めたものの、夜になるとライトアップで景色が変わり戸惑う。 コンコルド広場からは一本道なのだが、そこまでが何本も道が入り組んでいて危ない。一本間違えればまたモンマルトルの二の舞です。 交通整理をするポリスマン発見。日中ほとんど見掛けることのなかったポリスマンが居るのを見て、ちょいと安心。 パリの車はとにかく何でもありのやりたい放題。きっと夜は事故多発なのでしょう。 クラクションの音で声が聞こえない・・・台に立ち、目視しているポリスマンの上着の裾を引っ張り「コンコルド」と言いながら、この道でいいかと指すと、腰をかがめ訊きなおし「ウィ、コンコルド&%$#(^.^)/~~~」 ポリスマンの保証を得て、久しぶりのパンプスと石畳に格闘しながらも自信を持ってつき進む。 コンコルド広場まではそれなりに居た人影も橋を越えるとまばらになりましたが、それでもまだSHOPの灯りがちらほら・・・カフェには20分程で到着。約束の10分前でホッ♪ ずうずうしくテラス席に座ってみる。昼間ほど混雑していないものの、テラスの空席はひとつだけ。まるで「オカン、遠慮しないでお座り。」と言われているようなシチュエーション。 隣のテーブルに居たマダムが笑顔でどうぞと手招きの後押しに続き、すぐにギャルソンがやってきました。老舗らしく、ギャルソンも昔のお兄さんです。 「独り?」「いいえ、待ち合わせ」と、まずはここまでジェスチャーが交わされ「ビャアン、&$#%★?(わかった、何飲む?)」「アン・カプチーノ、シル、ヴ、プレ、ムッシュ♪」「ウィ、マダァム♪」 夜風が心地良い。超久しぶりのメイクの痒みも気にならない・・・が、それにしても遅い。約束の時間を10分、20分過ぎてもM社長はやって来ない。 もしかしたら店を間違えたか?ん~、、、あと10分待って来なけりゃ帰ろう。餓死しそうだ。なんせ豪華ディナー、昼から胃を待たせたままなのだから・・・そう決心するオカンのもとへ、先ほどのギャルソンが「マダム、オカン?」 「ウィ、ムッシュ、、、」答えると子機が渡されました。「オカン、ごめんねぇ。今、向かっているから、もうちょっと待っててくれる?」M社長でした。 もちろん待ちますとも。餌蔓逃がしてなるものか。 その餌蔓、もといM社長はそれからさらに20分遅れて無事到着。遅れた理由は同行の友人が道に迷い、約束の時間にホテルに戻って来なかったのだとか。 「さあ、行きましょう。お腹空いたでしょ?私もぺこぺこ♪」お勘定をとギャルソンを探すと「もう、払ったから。待たせたお詫び♪」とにっこりウインク。 M社長はやることが男前。大勢のなかからキョロキョロとおのぼりさんのように探さない。独りで居る日本人は何処?と場所を訊くついでに支払いも済ませていたのです。 目的のレストランに辿り着く。さすが人気店、長蛇の列。我慢して並ぶのか・・・「止めよ、店もチープだし。」と踵を返すM社長。 確かに日本で言えば居酒屋ちっくで、客層も若い。ゆっくり寛いで食べる雰囲気でもない。このなかに埋もれて食事をするのは耐えられないとM社長の美学が判断したようです。 薄暗い石畳をフラフラ歩く三人。もう何でもいいから食べさせてくれようと胃が泣きを入れる頃、「ねぇ、此処素敵じゃない?」M社長の弾んだ声。 サンジェルマン寺院のシルエットが浮かぶ一角にいにしえのパリ、いかにも老舗な感じの重厚なレストランがありました。 それこそ予約ナシでは入れないレベルのレストラン。そりゃ無理だろうと思いましたが、そこは男前のM社長。見事に交渉成立。 これにはラッキーな出来事もあったそうです。実は当夜はある大学の同窓会で貸切だったのですが、みなさんエリート集団らしくドタキャンが相次ぎ、食材が余っていたとか。 つまり、おまかせでもいいかという条件だったようです・・・つづく。
2008年09月03日
コメント(8)
ニュープレイス発見♪ちょっと小さい・・・いや、そーでもなさそう・・・ミラクルパーフェクト♪○ある日、「お腹が痛いから学校に行かない」登校拒否した安倍小僧に代わり一度やってみたかった福田ポチが学級委員になったけどだあれも認めてくれずだあれも言うことを聞いてくれないからと何の前触れもなく、突然「辞~めた」誰がやるの?と訊けば「誰かやりたい人がやればいいじゃん。麻生君がやりたいみたいだし・・・ボク知~らない。」やってくれるか相談したの?「ううん、誰にも相談してないよ。だって麻生君、口きいてくれないしそれにボクは自分の事は自分で決められる子だからね。」・・・こんな見たくもない茶番劇を観ながら不味い夕飯を食べさせられたオカンなのであります。今朝はさぞかし茶番劇の続きで大騒ぎかと思いきやワイドーショーはいつも通りもう、誰もが誰がやっても同じだと諦めている?日本も大統領制にしましょうよ。親分の国に見習って・・・。○不安と不満に包まれた世界見ないフリのできるチビはいいねぇ~
2008年09月01日
コメント(6)
全37件 (37件中 1-37件目)
1