U.R.E NET -type Y-

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「Rippin’GHOST」--AXS

「Rippin’GHOST」--AXS

2003/02/05発売--アンティノス・レコード--ESCL-9096
オリコン--最高 11 位--登場回数 4

①-a-bstract GHOST
②KISS MY -a- SOUL
③BREAK THROUGH THE BIG TOWN
④White Lights
⑤REAL AT NIGHT ~眠れぬ夜の向こうに~
⑥FLY HIGH,FLY AWAY ~IN-COMER ANDROID~
⑦balearic GHOST
⑧VIEW
⑨OZONE,IN THE NATIVE
⑩ANOTHER DAY
⑪Hung Me For The Distance ~絆された愛の果てに~




正にaccess全開!
今までで最もハイテンションで一番accessらしいALBUM。
ごっつい気合い入ったALBUMやね♪
特に①~⑤曲目までの間は、
時間を忘れてしまうぐらい、素晴らしい流れ。
①は大ちゃんお馴染みのインストで、
まるでSF映画の始まりのように
静かなところから一気に盛り上げる曲。
そこから繋がるように続く②KISS MY -a- SOULは
ロック色の強い超高速で激かっこエエ曲。
曲のメロ自体も良いので、文句なしに冒頭を飾るのに
相応しいナンバーやね!
③BREAK THROUGH THE BIG TOWNも続いてハイテンション!
ただこれは②とは違うテンションで
メロディや詩がポシティブな要素を持っていて
明るいハイテンションって感じ。
accessらしいというより、
大ちゃんらしいちょっとカワイイ感じの曲。
そして次に続くミディアムバラード④White Lightsわ、
前にちとだけ感想書いたけど改めて名曲やなぁ、っと思った。
印象的なピアノメロディから始まり、
Aメロで歌に入ったその瞬間から、
もう他のどのアーティストとも違う世界が広がる。
胸に染み込むような美しいバックコーラスと
ヒロの口ずさむようなラップ調Voが
まるで会話をするように歌われているのだ。
こんな手法は今まで聴いたことがない新しい感覚。
そして少し哀愁のあるBメロからヒロが普通に歌い始めて、
サビは冒頭のピアノと同じ印象的なメロディで歌い上げる。
ほんと胸にスーっと入ってくるようなええ曲で感動してまいます!
そしてその感動に浸っている間もなく
聞こえてくるのは、何かの始まりを告げる音。。
始動。
そんな言葉がピッタリな曲の冒頭は⑤REAL AT NIGHT。
この曲はもうaccessの代表曲になるぐらいaccessらしい。
そして完璧。
大ちゃん渾身の極上メロディに
どこまでも広く高く響き渡るヒロのVoが見事に調和!
今までのaccessの集大成であり、
進化形がREAL AT NIGHTやと思うゾ。
この1曲だけでもみんなに聴いて欲しいな!まじで!
で、Rippin’GHOSTというALBUMは、ここで分かれると思う。
REAL AT NIGHTの夢心地から、
目の覚めるようなギター音で始まる⑥FLY HIGH,FLY AWAY。
ここからRippin’GHOST第2部が始まる。
この曲以降は流れ無視の究極のハイテンション。
続く⑦balearic GHOSTはハイスピードダンスナンバーで
次々に迫りくる音達に圧倒され、正に脳はトランス状態に陥る。
ちなみにこの曲のGはなんと大ちゃんが弾いているとさ(笑)
んで⑧VIEWも同じテンションで今度はヒロの沈黙前では
考えられない力強い声に圧倒される。
これはALBUM全体に言えることだけど、ほんと今のヒロは
キャリアの中で一番輝いてる。
そしてこの曲が一番気持ちよく歌えてる!
ってことはやっぱ聴いてる方もすごく気持ちいいんだよね(^^)
そ・し・て、ここで落ち着くかと思いきや、
実は⑨OZONE,IN THE NATIVEはRippin’GHOST最速で
尚かつベストハイテンションな曲なのだ!
迫りくる音!音!
メロディはTMRっぽく、そしてICEMAN時代に拘っていた
あのXばりの激速テンポで攻めまくる!!
脳が破裂して、逝ってしまいます!(笑)
そして逝ってしまった魂に再び命を与えてくれるような
⑩ANOTHER DAYは嵐の後の安らぎを感じさせる優しいバラード。
そして最後にドラマは待ち受けていた。
ラストを飾る⑪Hung Me For The Distance-。
この7分近い大作はスゴイ。
なんだこれわ!?
Aメロを聴いた瞬間に涙が溢れそうになる悲壮感・・
サビで訪れる体中を突き抜けていく疾走感・・
どこまでも昇っていきそうなサビのメロディなのに
果てしなく落ちていきそうな感覚。
途切れることのない大ちゃんの音でトランス状態陥り、
ヒロの切ない声が胸に響き渡る。
早く終わって欲しいような、いつまでも続いて欲しいような・・
この1曲はとても言葉では言いあらわせない
何か不思議な力が宿っている。
名曲中の名曲か?
それとも今の音楽を越えた恐ろしい曲なのか?
そんな迷いやもどかしさを持って
Rippin’GHOSTは終焉を迎えてしまう。
・・でもそのもどかしさはまた指を再生ボタンへと持っていくこと
だけは間違いない・・。


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