…シシルゆりを の「居候本舗」…

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ベルヴィル・ランデブー


が候補&受賞が決まり、かなり話題になりましたね~。たしか米では
ディズニーが配給先だったような。今年もCG効果が満載のディズニー
作品2本『ファインディング・ニモ』『ブラザー・ベア』が候補に挙がって
いるそう。

最近観た『ニモ』は内容がやはり子供向けとは言えども、映像は最新
のCGアニメという事でで中々楽しめました。声もディズニー側がかなり
厳選して探すそうなので、映像のイメージとピッタリと合っていま
したし。個人的には海亀と一緒に海流に乗って行くシーンが好きですね。
最後はお決まりのめでたしってな事で、良かったです。ただ、話の筋が
オリジナリティに欠けるのが少し残念かなあ~。

それにたった1本、オスカーの長編アニメ部門でディズニーに対抗する(?)
フランス・カナダ・ベルギー製作のアニメ映画 『Les Triplettes de Belleville』
を先日見ました。オフィシャルの英語サイトなら こちら

まず感想としては、映像的には最新のCGアニメには及ばないのですが、
とにかくディズニー作品とは違い、かなり個性的な内容!となっています。
そして何よりも音楽がおっしゃれー!!これは オフィシャルサイト でじっくりと
お聞きくださいませ。映像と音楽がピッタリと合っていたのが、この作品の
とてもいい所です。台詞が少ないので音楽がとても大きな役割を果たして
いましたしね。

登場するのはあるおばあさんと自転車レーサーの孫、そこに昔活躍し今は
おばあさんになった三つ子の演奏家“Les Triplettes de Belleville”、更に
フレンチ・マフィアまでもが係わってくるという、ちょっと大人向けの話でしょうか。

話は幼少の頃おばあさんが孫を引き取って、育てるところから始まります。
(まあその前に上記トリオの過去の演奏とかありますが)やがて成長した
孫は、自転車レーサーになるのですが、その自転車レースの最中にフランス
のマフィアが数名のレーサーを捕らえて、海を越えてBelleville(多分NYかな)
へと送り込むのですが、その孫を奪還のためにおばあさんは飼い犬と共に
海を越え街にたどり着くのですが、手がかりは無し。お腹を空かせていた
ところ、昔演奏家として活躍していた三つ子の女性たちと出会い、4名プラス
1匹でマフィアに立ち向かう!という、ばーちゃん万歳な内容です。

ストーリーの筋にある、おばあさん(マダム・ソーザ)が孫を探し出すという
内容は、まあ『ニモ』に掛けて『ファインディング・マゴ』じゃあ無いけど…。
そこにかかわってくる登場人物たちがとにかく面白く描けています。
自転車レースのツール・ド・フランスが話の筋に出てくるのも、おフランス
らしいところでしょうか。アニメらしく「そーんな上手くいかないでしょうが」
ってのも、何だかこういう軽快なリズムと共に流れる映像だと何でも
許されるかな、というところもこのアニメの良いところでしょうか。

オスカーは『ニモ』がやっぱり受賞かなー、などと思ったりもするのですが、
いやこの作品も中々捨てがたいってなものです。私もあんなスゲー
おばあさんになれたらいいんですけどね~(^^)。ではでは。

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