…シシルゆりを の「居候本舗」…

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『バットマン・ビギンズ』


見に行ってきました。いや~、良かったです。この映画
何が良かったかって、映画の内容やセット、特殊効果etc.
よりもキャスティングが最高でしたね~。かつてマイナーな
英国映画に出ていた俳優さんが揃いに揃ってハリウッド
の超大作に出演なのだから、なんかうれしくなります。

配役のことばかり書いていたらマズイので、まずは映画の
感想を…。今回の5作目は以前のものと比べると子供っぽさ
が抜けていて、中々大人の雰囲気が出ていましたね。でも
おなじみ変装キャラの敵役がいないってのが、少し寂しかった
ですが。でもまあ、この映画監督によって街(ゴッサムシティ)
の描き方が結構違うけれど、今回はよりNYに近づいたような
雰囲気でしたね。(でもブルースの住む邸宅ってNY近郊には
有り得なさそうなものですが…。)それからあのバットマンの
車、またもやパワーアップしていましたねぇ。今回はもはや
戦車状態。見るたびに変わるけど、今回のはちょっとゴツ過ぎ
たかも。それから、冒頭のチベット(らしき)シーン、これも
なんかあの影の軍団が怪しすぎたかも…。グル役は今までの
変装敵役なんかよりもずっと変でしたね~。


とにかくまあ話の内容はやはり夏休み映画らしく(苦笑)、そう
複雑でもなくこんなものか、と言う感じでしょうか。私がこの
映画の成功材料は何と言おうと、しつこいけどキャスティングに
よるものかなと思います。何だかどうも不思議なことに英国俳優
(と言っても近年ハリウッド映画で活躍中の人ばかりですが)
が多くって、日本人キャストの渡辺健さんもいれば、久しぶり
に見るルトガー・ハウアー氏の姿もありました。近所の映画館
で見たから、後ろの席に座っていた兄ちゃんたちは「おーい、
ルトガー!」なんて言ってましたけど(笑)。あと久しぶり
って言えばライナス・ローチは10年ぶりぐらいに
見たような…。それから、期待の新人?っぽいスケアクロウ
こと博士役のキリアン・マーフィーという役者さんもいい味
出していましたね~。初めて見る役者さんでしたが、
アイリッシュの方だったんだ。やっぱり英国系ばかり…。
彼はこれから注目されていくんでしょうね、きっと。

だからか何なのか、こんな演技の上手い俳優さんばかり
(モーガン・フリーマン氏も!)に囲まれて、最近ゴシップ
ニュースでは話題のケイティ・ホームズ嬢だけど、映画の
中ではかなり大変そうだったというか、ヒロインの割には
ちょっと存在が薄いというか…、うぅお気の毒です。だから
忘れられまいとあんなに話題作りに必死なのかな~??とか
勘ぐってみたりして。

ちょっとネタばれなのですが、更にビックリしたのはリーアム・
ニーソンが悪役で(あ、ついでにトム・ウィルキンソン氏も。
役柄かイタリア語訛りで話そうと必死でしたが…。)
ハリウッド映画じゃあいつも悪役のゲイリー・オールドマン
があのバットマンを助ける刑事役だとは、思いもよら
なかったです。う~ん、思い込みって怖い。彼が出た
瞬間(ちょっとお痩せになられたのでは?)、またかよぉ~
なんて思ってしまった自分に後悔。

そして、今回のバットマン役クリスチャン・ベール君
(『太陽の帝国』のイメージがまだ…。)に名執事の
アルフレッド役 Sir マイケル・ケインもとても印象に
残りました。ま、個人的には前作ジョージ・クルーニーの
バットマンがお茶目で好きだったのですが、今回は硬派
でカッコいいバットマンでしたね。

とまあ、これ以上書くとまたお得意分野!?英国俳優の薀蓄に
なってしまいますので、ここら辺で…。(このキャストの
お陰で!?)興行成績も出だしが良かったので、続編作成もゴー
サインが出たとはうれしいニュースです。ただしケイティ嬢
抜きでってのが…、う~ん何だか分るような分らないような。
ではでは。

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