CELERY´S TIME

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鎖肛と知って



まあ、普通に苦しんで、初の出産は無事終わりました。
「息んじゃ駄目」と、陣痛室での方が辛かったので、
分娩台の上の方が、楽だったかも。

3回ぐらい息んだら、するん と出てきてくれて、
自分自身も、冷静だったと思う。

看護婦さんにも「今からもう一回産んでも大丈夫そうね」と、
誉められました。
産むのはいいけど、陣痛は勘弁~~~。

もう、3年以上前のことなので、わすれかけてますが、
産湯に使って綺麗になった後、チラリと顔を見せてくれて、
ちょっと抱かせてもらえました。

…うっ。ここまで、細かに書いておきながら、この後の順番を覚えてない…^^;)

でも、確か、産んで15分ぐらいして、先生が、鎖肛であることを告げに来ました。
肛門が無いとのこと。で、総合病院に運びます…と。
私も、それなりに、頭がまだ、ぼぉ~~~~としていたので、
「はい…」「はい…」と返事をするだけ。
先生が、心配かけまいとして、たたみ掛けるように何か話していました。
「手術すれば、治ります。(今となっては、治るって、正しくないと思うけど…)」
とおっしゃるので、
「そうですか。よろしくお願いします」と言ったことだけは良く覚えています。
決して慌てることなく、冷静でした。
(このときが一番冷静だったかも…^^;)


主人も、一晩中私に付き添って、寝ていなかったので、
私の部屋で、寝ていたそうです。
すると、先生に呼び出されて、鎖肛のことを告げられ、
コニは30分ぐらいして、救急車で総合病院に搬送され、
旦那は帰りが困るので、自分の車で眠い中、付いていったそうです。
(…って、まあ、我が子の一大事ですもんね。)

私は、心配しつつも、鎖肛って良くわからなかったし、
産後の処置や、その後体を休めるために、部屋に戻り寝ていました。

すると、採血をしに、看護婦さんがやって来ました。
なんでも、新生児の血を大量に採血出来ないので、
コニの血液検査のために、私の血が必要だとか。
生まれたばっかりのときは、母親の血液と同じだとかで…
(なのが同じが判らないけど…^^;)

しばらくすると、旦那が疲れきった様子で部屋に来ました。
総合病院で、「血液もって来ましたか?」って言われたそうです。
で、また、取りに帰らされたらしい…。
旦那も、眠いし疲れてる様子。
でも、また血を持って 行ってしまいました。

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私の先生は、鎖肛の子を取り上げたのは、二人目だそうです。
それなりに、まあ、ある病気(ホントは奇形だけど)なんだなぁ…と思いました。

夜、旦那が検査の結果を受けて、私の病室に戻ってきました。

簡単な検査の結果では、便の出てくる小さな穴さえ開いてなくて、
鎖肛の程度は中位と予測されたそうです。

中位ですと、直腸が外に届いていないので、1度の手術で肛門を作ることは難しく、
人工肛門になるということです。
人工肛門とは、お腹に穴を開けて、しばらくはそこから便を出すことになります。

また、手術は全身麻酔なので、たくさんの承諾書を書くこととなりました。
夜、旦那とじっくり話し合って、書きました。

このとき初めて、大変な事体なんだ!と思いました。
そして、「鎖肛」って何?
そんなことばかり考えて、1日目の夜はふけていきました…

(それでも、ちゃんと、寝れちゃう私って…^^;)




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