Reine de Fleur

むかつく客。



今日ヘルプでついた客に非常に腹が立った。
何かの話の中で、あたしがバカにされた。
「そんな事も知らないの?常識だよ?」
「ハイ、知りませんでしたぁ~アハハ。間違いなく知ってる子の方が少ないですよ。」
そのあとくどくど説教。勉強しろだの何だの。
かなり奴の言う事はスルーしてたのでよく覚えていないが、とにかく腹が立った。

だって、あたしがついた時から嫌味のような話し方してるし。
ずっといい加減にしろ、と思ってた。
一瞬あたしが嫌な顔をしたのを奴は見逃さなかった。
そしたらまた説教。
しまいには、「お高くとまってんじゃない」

あたしはヘルプだ。
自分の客なら喧嘩は買うが、ヘルプじゃそうはいかない。
奴が言葉を発するたびに矛盾と人を馬鹿にしたような話し方。
その後はあたしも笑顔で奴の矛盾を指摘。そしてささやかに反撃。
「でもさっき、~~とおっしゃられましたよね?それは違うんじゃないですか?(ニコッ)」
「でも、それは矛盾ですよね?(ニコッ)」
「私は嫌だとか全く思ってませんよ。でも不快な思いをさせてしまったのなら申し訳ありませんでした、謝ります。」
仕方なく下手に出た。

「でも、さっきはあたしをばかにしたと自分でおっしゃってましたよね?あれはあたしも傷つきました。」
そしたら奴はあたしに謝った。
勝った、とあたしは勝手に心の中で喜んだ。
最後には握手を求められた。
また、もしヘルプでつくことがあったらよろしく、と。
いや,もう二度と会いません。
こっちが拒否ださせていただきます。

その後は非常に気分が悪く、イライラしていた。
薬も切れていたのでさっさと帰ってきた。
出勤1時間半も遅刻したのに。
今になって薬が効いてきたので、もう寝よう。

あたしはヘルプとしては今日は0点だったと思う。
あたしはよく、「ヘルプのできない子は半人前だ」と思う。
それでヘルプのときもその言葉を胸に頑張っている。
あたしはホステスを3年近くやってきたが、まだまだ勉強すべき事がたくさんある。

あの客は間違いなく指名の子に話しただろう。
そんな事はどうでもいい。
どんなに悪者になっても仕方がない。

しかし、そんな嫌な事があると、やっぱり六本木が恋しくなる。
かばってくれる、フォローしてくれる、愚痴聞いてくれる、アドバイスくれる、あたしの病状をわかってくれる、
そんな黒服はこの店にはいないんだから。



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