日記

日記

1987.8.


言った。たぶん、夏だったと思う。止まった車の中で、人の顔も見ず、
前を向いたまま。

その後、私は自然気胸という病気になり、派遣を続けられなくなった。
そして自宅療養を余儀なくされた。ただ何もせず、お風呂にも入れない
日が続いた。ただ寝ているだけ。

そんな時、電話をくれ、お見舞いにずっと来てくれたのが主人だった。
私と主人のデートはほとんど私の部屋だった。デートらしいデートを
したことがあまりなかった。

一回目の自然気胸がなおったと思った頃、夜、主人と外出後、また再発した。2回目だったので、医者も3回目が起きたら手術をしたほうがいいと言われた。予防的に手術をしてもよかった。私と母は将来のことも考えてもうすっかり手術をする気でいた。が父がとても反対した。結婚前の娘の背中に大きな傷をつけたくないとの思いからだった。当時、自然気胸は背中からわきにかけて大きな傷が残る手術が主流だったのだ。

そんな病気がちな私に主人は繰り返し「結婚してほしい」と言い続けた。

そして付き合い始めた8月。結納、12月。と、とんとん拍子に結婚が決まった。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: