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2024.07.10
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カテゴリ: 保育園看護



RSウイルスは、風邪に症状が似ているので風邪かなと思われがちですが、怖いのは重症化しやすいところ。
肺炎につながり入院が必要になるケースもあります。
私自身も、知識をしっかり入れ、予防や早期発見につなげていきたいと思います。

【原因】
⚫︎咳やくしゃみによる飛沫感染
⚫︎RSウイルスが付着したドアノブや手すり、おもちゃなどを介して感染する接触感染

感染力は非常に強い。
2歳までに100%かかると言われている。
(無症状や軽い場合もある)
一度かかっても免疫が十分にできないので、何度もかかる。

潜伏期間は、2〜8日。
⚠️症状がきえてからも、1〜3週間は感染力がある。

【症状】
⚫︎ウイルスが上気道に感染すると、
発熱(38〜39度と上がったり下がったりすることも)
鼻水、のどの痛み、咳
軽い場合は、1週間ほどで治る。

⚫︎ウイルスが肺や気管支などの下気道にまでひろがると、
ひどい咳、喘鳴、呼吸困難、陥没呼吸、無呼吸、
ぐったりする、哺乳力の低下、水分がのめない
などの症状が現れる。

⚫︎重症化すると、肺炎、細気管支炎を起こし、入院となるケースもある。
呼吸困難、無呼吸、肩で息をする。
あばらが浮くような呼吸をする。
咳き込んで吐くこともあるが、痰をだすための咳なので、しっかり出してあげる。
食事や水分が入らない。
→尿が減る。脱水になる。

⚠️免疫力が弱く、細気管支が細い6か月未満の赤ちゃんや、呼吸機能が未発達な早産児、心疾患のある児童などは重症化のリスクが高いので、要注意。

【治療】
特効薬はなく、基本的に対処療法。

【ホームケア】
水分、栄養の補給
安静
咳に対しては、楽な体位の工夫。部屋の加湿。こまめな水分補給を。

【大人がかかると】
大人がかかっても、軽症であることが多い。
大人になれまでに何度もかかって免疫を獲得するので、大人がなっても鼻風邪程度ですむ。

【予防】
⚫︎手洗い、うがい、マスクの着用。
⚫︎口に入るもの(おもちゃなど)を清潔にする。
⚫︎RSウイルスは消毒薬に弱いので、次亜塩素酸ナトリウムや消毒用アルコールが有効。
⚫︎ハイリスク乳幼児(早産、心臓、配信疾患、免疫不全)を対象にして、重症化予防を目的として、パリビズマブ(シナジス)接種。
→ワクチンではなく、抗体そのもこを体に入れて、ウイルスの増殖を防ぐ。









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最終更新日  2024.07.12 05:31:06 コメントを書く


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