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2024.07.19
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カテゴリ: 絵本



落とし主の子に返してと言われ、つい「お誕生日に買ってもらった私のだ」と言ってしまいます。
その後からは楽しいことも楽しめくなったり、ごはんものどを通らなくなったりします。
そのあとどんな行動をとって、どうなるのか‥。
優しい絵と言葉で、あなたならどうする?と問いかけてくれる絵本です。

私の息子も小学生になり、少しずつよくないことをしてしまったとき隠すようになりました。
自分でよくないことをしているとわかっているからこそ言えなくて、心にためてためて熟しきった頃に、「あのね‥実は‥」と話してくれることが増えました。
溜めるからこそつらい。
思い出すと、どうしようでいっぱいになってしまう。
けど言ったらどうなるのだろう‥怒られるかもしれない、嫌われるかもしれない、こわい、今日は言うのをやめようと日々過ぎていくようで、どんどん熟されていく。
隠したいことも、そんなん大丈夫!ということから、それは早く謝ったほうがいいねまでさまざまで、早く話して解決したほうが、みんな幸せなのにと話するのですが、子ども心に色々と葛藤があるようで、そんなとき出会ったのがこの本でした。
この本の先生は、ごめんなさいと打ち明けたとき、怒らず、「打ち明けるのは勇気のいることなのに、よく話してくれたね」と抱きしめてくれます。
これをしないといけなかったんだと、はっとしました。
図書館でこの本を見つけたとき、私は息子に、よくないことをしてしまってもその後が大事なんだよということを伝えようと、今思うとえらそうに上から見て、そんな思いでこの本を借りていました。
だけど、本当に大事なのは私自身の対応のほうだったのかもしれないと、この本を読んで反省しました。
子どもが打ち明けてくれたとき、一番にすることは、よく話してくれたねと抱きしめること。
したことに対しての対処は、その次。
その順番を間違えていたり、そこをすっ飛ばして、注意してしまっていた私にも問題があったことに気づかせてもらいました。
大人だって、自分を守ろうとうそをついてしまうことがあります。
全部全部家族にこんなことしてしまいましたなんて話したりなんてしないのに、息子には、ちゃんと話してよと全部知っとかないみたいに思ってしまっていました。
どんどん自分で解決しようと大人への階段を登ろうとしている息子に私がするべきことは、あなたなら大丈夫、なんとかできる力はもってるよと見守ること。どうしたらいいかわからなくなったときは話したい相手でいること。よく話してくれたねと受け止め、一緒にどうしたらいいか考えていくこと。
すごくシンプルだけど、難しい。
小さい頃は小さい頃で大変なことはたくさんありましたが、小学生は小学生なりの大変さ、難しさがありますね。
親としても、小さい子使用の親ではいけないな、グレードアップしないといけないときがきてるなと感じています。
子どもとしても、親としても、大事なことに気づかせてくれる素敵な絵本です。
おすすめです!



あたし、うそついちゃった (児童図書館・絵本の部屋) [ ローラ・ランキン ]










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最終更新日  2024.07.19 07:40:06 コメントを書く


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