PR
キーワードサーチ
▼キーワード検索
カレンダー
コメント新着
2010年03月14日
テーマ： 引越しの季節です(81)
カテゴリ： 気になるもの
ずっと引越しのたびに、連れて歩いてきた自転車を、今日処分依頼してきました。
この自転車には、特に名前を付けることもなく、難しい気持ちがいつもありました。
私は、学生のときに縁があってチャリを譲ってもらう機会があり、それからチャリに夢中になりました。
高校生までは、チャリを買ってもらう機会がなかったのもあり、大学が田舎だったのもあり、チャリがあることで格段に行動範囲が広がりました。自分の世界も広がりました。
世の中の子連れのお母さんがとても危険だということを学習しました（何度も事故の直前みたいなことがあった・・子連れのお母さん、ちゃんと子供と手をつないで外出してください・・手をつないでいないのに、一方的に私を睨まないでください・・）。
そして私自身、ダイエットにもとても効果がありました（笑）。
チャリって素敵！と思い、就職してすぐ初給料でチャリを買いました。
（学生時代に譲り受けたチャリは、そのまま大学の後輩へ引き渡しました）
そのチャリをメンテしながら、ずっと乗り続けるつもりでいました。
自転車置き場に自分のチャリがないということで、私は真面目に狂いそうになって、不動産会社にクレームを出しました。
不動産会社からは、
普段自転車を使っているのならば、毎日乗っているはずだから、自転車に札をつけておいて翌日に札が外されていなければ、この自転車は放置自転車である！だから、処分した。
との言い訳。
不動産会社にも、会社の社宅（不動産契約）の部署にも、私は今の通勤では使っていないが時々週末に乗っている自転車であること、初給料で買った大事な自転車であること、札をつけるだけで翌日に放置の判断をするのは如何なものか。マンションの郵便受けに、自転車のチェックをお願いしますくらいの文書くらい入れるのが常識ではないのか、等等言いました。
ついでに不動産会社にも、うちの会社では研修などで一ヶ月くらい留守にすることもザラです。こういうやり方は困ります。と、言いました（私が寮長（うちの会社で居住している人達の代表）だったのもあり・・）。
不動産会社からは、
「そんなことは知りません。」
「うちは、誰も乗らないような古い自転車しか処分していません。」
「あなたが、そんなに大事な自転車だと言うのであれば、それはうちが処分したのではなく、盗まれたのだと思います。」
との納得いかない回答。
そんなことやる暇ないでしょ！くだらないと・・（涙）。
不動産会社にどう交渉すれば良いのか悩んでいたのですが、当時付き合っていた人（今の夫）から、相手は不動産だから、裏で何するかわかんないから、あまり変なことやると身の危険が伴うかも知れないぞ。だって相手は合鍵持ってるんだから。と説得され・・
泣く泣く身を引くことになりました（大涙）。
不動産会社からは、気の毒ですから・・と（すごい上から目線の態度が腹立つんですけど）、
安いママチャリを用意してくれることになり、
でもね、お金くれたからって、損はしてないんだろうけど、嫌な気持ちはずっと残りますね。
ママチャリが来た時、複雑な気持ちでした。
とにかく腹が立つ気持ちと、でもこのチャリも、変な不動産会社に購入されて連れてこられただけであって、この子自体は何も悪くないんだよな・・という気持ち。
いっそ新品のうちに中古屋さんへ売ってしまって、新しいチャリをまた買おうか。
何度もそう思いました。
でも、この子（チャリ）の気持ちを考えたらできませんでした。
そうこうしているうち、急遽私は札幌へ引っ越すことになり、ほぼ新品のこの子も連れて行くことになりました。
札幌で住んだマンションは、チャリも鍵付きの共同ガレージの中へしまうことになり、管理人の人もしっかりしていて、このチャリは私のものだということをちゃんと認識してくれていました。
それから、少しずつだけどチャリに乗る時間ができてきました。
手稲区方面、中央区方面、白石区方面、北区方面、南区方面、そして、豊平川のランニングコースも。
（単に東区とか豊平区とかは、知り合いもいなく、出かける用事がなかっただけなんですが）
札幌市内ではたくさん乗りました。本当にお世話になりました。
そんな時間も２年半しかなくて、また私は首都圏に引き戻されることになり。
チャリも連れて行きましたが、文京区に住んだ時には、生きていくだけで精一杯で、とてもチャリなんて乗る暇がありませんでした。
それからご縁があって夫と一緒に住むことになり、小平市に住んだ時には、本当に私自身が限界で死にそうで、とてもチャリどころではありませんでした。共同の自転車置き場にずっと置きっぱなし。
休職とか色々ありましたが、現在の○○区に住んでからも、チャリに乗ろうとする気持ち自体がもう私にはなくなっていました。
ずっと、自転車置き場に置きっぱなし。
チャリ自体もとても錆びてきて、３年くらい前からどうしようか悩んでいました。
やっと私自身、気持ちの区切りがつけられそうな気がして、ちょっと近所の自転車屋さんで、処分の手続きをしてくれるところを見つけました。
あとは、タイミング。
色々あって、そろそろ、そういう時期かなと思い決断しました。
今朝、つぶれっぱなしのタイヤに空気を入れて、サドルやハンドルなどを綺麗に拭き、それから連れて行きました。
空気入れを持って駐輪場へ向かっていく自分は、死刑執行人みたいだなあと、自分で自分に苦笑。
自転車屋さんに持っていくと、とても真面目そうな若いお兄さんが応対してくれて、この人なら大丈夫かなあと思いながら、お別れをしてきました。
心のなかで、ありがとう、あまり乗れなくてごめんねと言って来ました。
きっとこのタイミングで良かったのだと私は思っています。
何かを手放すことで、何か新しく得るものは、私にあるのでしょうかね。
---
★チャリを探す★
この自転車には、特に名前を付けることもなく、難しい気持ちがいつもありました。
私は、学生のときに縁があってチャリを譲ってもらう機会があり、それからチャリに夢中になりました。
高校生までは、チャリを買ってもらう機会がなかったのもあり、大学が田舎だったのもあり、チャリがあることで格段に行動範囲が広がりました。自分の世界も広がりました。
世の中の子連れのお母さんがとても危険だということを学習しました（何度も事故の直前みたいなことがあった・・子連れのお母さん、ちゃんと子供と手をつないで外出してください・・手をつないでいないのに、一方的に私を睨まないでください・・）。
そして私自身、ダイエットにもとても効果がありました（笑）。
チャリって素敵！と思い、就職してすぐ初給料でチャリを買いました。
（学生時代に譲り受けたチャリは、そのまま大学の後輩へ引き渡しました）
そのチャリをメンテしながら、ずっと乗り続けるつもりでいました。
自転車置き場に自分のチャリがないということで、私は真面目に狂いそうになって、不動産会社にクレームを出しました。
不動産会社からは、
普段自転車を使っているのならば、毎日乗っているはずだから、自転車に札をつけておいて翌日に札が外されていなければ、この自転車は放置自転車である！だから、処分した。
との言い訳。
不動産会社にも、会社の社宅（不動産契約）の部署にも、私は今の通勤では使っていないが時々週末に乗っている自転車であること、初給料で買った大事な自転車であること、札をつけるだけで翌日に放置の判断をするのは如何なものか。マンションの郵便受けに、自転車のチェックをお願いしますくらいの文書くらい入れるのが常識ではないのか、等等言いました。
ついでに不動産会社にも、うちの会社では研修などで一ヶ月くらい留守にすることもザラです。こういうやり方は困ります。と、言いました（私が寮長（うちの会社で居住している人達の代表）だったのもあり・・）。
不動産会社からは、
「そんなことは知りません。」
「うちは、誰も乗らないような古い自転車しか処分していません。」
「あなたが、そんなに大事な自転車だと言うのであれば、それはうちが処分したのではなく、盗まれたのだと思います。」
との納得いかない回答。
そんなことやる暇ないでしょ！くだらないと・・（涙）。
不動産会社にどう交渉すれば良いのか悩んでいたのですが、当時付き合っていた人（今の夫）から、相手は不動産だから、裏で何するかわかんないから、あまり変なことやると身の危険が伴うかも知れないぞ。だって相手は合鍵持ってるんだから。と説得され・・
泣く泣く身を引くことになりました（大涙）。
不動産会社からは、気の毒ですから・・と（すごい上から目線の態度が腹立つんですけど）、
安いママチャリを用意してくれることになり、
でもね、お金くれたからって、損はしてないんだろうけど、嫌な気持ちはずっと残りますね。
ママチャリが来た時、複雑な気持ちでした。
とにかく腹が立つ気持ちと、でもこのチャリも、変な不動産会社に購入されて連れてこられただけであって、この子自体は何も悪くないんだよな・・という気持ち。
いっそ新品のうちに中古屋さんへ売ってしまって、新しいチャリをまた買おうか。
何度もそう思いました。
でも、この子（チャリ）の気持ちを考えたらできませんでした。
そうこうしているうち、急遽私は札幌へ引っ越すことになり、ほぼ新品のこの子も連れて行くことになりました。
札幌で住んだマンションは、チャリも鍵付きの共同ガレージの中へしまうことになり、管理人の人もしっかりしていて、このチャリは私のものだということをちゃんと認識してくれていました。
それから、少しずつだけどチャリに乗る時間ができてきました。
手稲区方面、中央区方面、白石区方面、北区方面、南区方面、そして、豊平川のランニングコースも。
（単に東区とか豊平区とかは、知り合いもいなく、出かける用事がなかっただけなんですが）
札幌市内ではたくさん乗りました。本当にお世話になりました。
そんな時間も２年半しかなくて、また私は首都圏に引き戻されることになり。
チャリも連れて行きましたが、文京区に住んだ時には、生きていくだけで精一杯で、とてもチャリなんて乗る暇がありませんでした。
それからご縁があって夫と一緒に住むことになり、小平市に住んだ時には、本当に私自身が限界で死にそうで、とてもチャリどころではありませんでした。共同の自転車置き場にずっと置きっぱなし。
休職とか色々ありましたが、現在の○○区に住んでからも、チャリに乗ろうとする気持ち自体がもう私にはなくなっていました。
ずっと、自転車置き場に置きっぱなし。
チャリ自体もとても錆びてきて、３年くらい前からどうしようか悩んでいました。
やっと私自身、気持ちの区切りがつけられそうな気がして、ちょっと近所の自転車屋さんで、処分の手続きをしてくれるところを見つけました。
あとは、タイミング。
色々あって、そろそろ、そういう時期かなと思い決断しました。
今朝、つぶれっぱなしのタイヤに空気を入れて、サドルやハンドルなどを綺麗に拭き、それから連れて行きました。
空気入れを持って駐輪場へ向かっていく自分は、死刑執行人みたいだなあと、自分で自分に苦笑。
自転車屋さんに持っていくと、とても真面目そうな若いお兄さんが応対してくれて、この人なら大丈夫かなあと思いながら、お別れをしてきました。
心のなかで、ありがとう、あまり乗れなくてごめんねと言って来ました。
きっとこのタイミングで良かったのだと私は思っています。
何かを手放すことで、何か新しく得るものは、私にあるのでしょうかね。
---
★チャリを探す★
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
