CIELITO LINDO

ドミニカ共和国の音楽と踊り



ドミニカ共和国は音楽と踊りの国。
そんなドミニカ共和国で出会った音楽や踊りを説明して行こうと思います。

2004年12月3日 
サントドミンゴの北部 VILLA MELLA という町で伝統音楽のお祭りがありました。下記の写真はその時のものです。

このVILLA MELLAという町は伝統音楽の盛んな町としてドミニカ共和国のみに留まらず世界にその名を広めています。なぜかというとユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作宣言」に指定されているからです。

スペイン語でLa Cofradía de los Congos del Espítu Santo
英語ではThe Cultural Space of the Brotherhood of the Holy Sprit the Congos of villa mella
コンゴス ビラメラの精霊信仰の文化的空間と呼ばれるものです。
(注 VILLA MELLAのスペイン語の音に近く表現すれば
ビジャ メジャですが、日本ではビラメラと記載されて
いるのでそのまま記載します)

以下は世界遺産の説明文をそのまま記載します
何千人もの人々が参加する精霊とロザリオを祝福する伝統的儀式においてこの精霊信仰は中心的な役割を果たしている。儀式の間に彼らは伝統的な21曲の歌を演奏し、その儀式を一層荘厳なものにしている。

さて、今回その儀式とは違うのですが彼らの音楽や踊りにふれる機会があったので紹介します。

musicos haitianos
まず、ドミニカ共和国ですが、いきなりハイチです(笑)思いっきりアフリカンでした。同じアフリカをルーツにもつ両国ですがドミニカ共和国の人気音楽MERENGUEやBACHATAを聴く限りはまったく音楽性の違う両国です。しかし、こういったアフリカ色のつよい音楽イベントではやはり似ているなあと思いました。


merengueros
いわゆるMERENGUE TIPICO(伝統(典型)的なMERENGUE)はこういった感じでアコースティックです。私は流行のMERENGUEよりこうやって歌われ続けてきたMERENGUE TIPICOのほうが好きです。

chiquiticos dominicanos
子供たちによる伝統的な踊りの披露がありました。そのときの記念撮影。もう、本当にかわいくってつれて帰りたいくらいでした。

chiquiticos bailando
かなりのアップテンポのリズムで踊り続けた子供たち。とってもかわいい。
こういうときももちろん音楽は生で入ります。テープをつかったりはしません。

chiquitico con tambor
大人の演奏を聴く傍らこうやって子供は体で覚えて行くのでしょうね。
たくさんの子供たちが楽しそうにTAMBOR(太鼓)をたたいていました。

canto y tambor
さて、今日、もっともすばらしかったのはこの人たちでした。非常に宗教色の強い歌だったのですが、みんな一緒に歌って踊って一種のトランス状態のようになっていました。演奏は今までドミニカ共和国で聴いた中で一番でした。とにかくすばらしかった。歌っている人もすごい声量。これはそう簡単に聴くことのできない音楽だと思います。

los congos
これはCONGOと呼ばれる音楽。かなりアフリカ色が強いです。リズム的にはゆったりしていて、音楽にあわせて踊ります。
激しいMERENGUEなんかとはかなり系統の違った音楽と踊りでした。おばあちゃんたちがうれしそうに踊っていたのが印象的でした。

これから、ドミニカ共和国の音楽に関して少しずつ書き足して以降と思います。

ちなみにこのお祭り。毎年この時期に行われているそうです。土地勘とスペイン語ができないとたどり着くのは難しいかもしれませんが、機会があればぜひ行かれることをお勧めします。

ここで紹介した音楽を試聴することができます!
Musica Raiz






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: