chao★chao

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2014年12月30日
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カテゴリ: 映画は素敵♪
         バンクーバーの朝日の場面カット画像

<バンクバーの朝日>  作品解説は こちら でどうぞ。

  結論から云ってしまうと、

  予告編やTvでの紹介から想像される印象は、ちょっと重いのかな、でしたが

  実はそれとは違う印象で、穏やかに観終わりました。



  お話自体は移民2世の悲喜交々つまったものと、

  ただ、だいたい想像がつくものの、

  それでも 観に行ってみようか、と思わせたポイントは・・・。

  監督が贔屓の石井裕也監督だったのと、

  妻夫木クン、亀梨クン、はじめ出演の若手が魅力的、

  まわりを固めるベテランの皆さん、そして効果的ポイントの女優陣もなかなか。

  スト-リー自体より、

  それらに惹かれて、ですね。。。


IMG_3900.JPG


  主役グループの5人は、映画公開に合わせて、何回もTVに露出してたので

  観たみなさん多いでしょう。

  移民2世という立場で、難しい時代のカナダで、

  さまざまな困難の中、それでも彼等が軽やか・爽やかにみえるのは

  「一生懸命野球」に徹していて、きっとその時間、彼等はシアワセだったんでしょう。

  日本人だけでなく、カナダ人をも引き付けた朝日というチームの彼等。

  そのチームの一人一人にも、それぞれの事情があり、

  それでも一丸となっての練習&試合。


  なんかね、若手のメンバーの団結具合が、

  演技上のこと以上に 感じられるとこは、ヨカッタね。

  普段、それぞれが1本の作品で主役を張り、

  女優さんと色んな形のラブストーリーなんて撮ってる男の子達が、

  生き生きと男子だけで野球チームのハナシを撮ってる、っていうのが

  とても気持ちよく、

  この映画の一番気に入ったところでした。。。


  それから、私的ポイントで好きな映画美術のこと書きますが、

  この美術の原田満生さんは、「テルマエロマエ」「北のカナリヤたち」で

  日本アカデミーの優秀美術賞の受賞者。

  石井監督の「舟を編む」の美術担当だったかたデス。

  今回、なかなか見ごたえあるものでしたよぉ。

  バンクーバーの日本人街や球場をオールセットで埼玉のどこやらで拵えていて、

  (って1行で書いちゃってますが、実はた~~いへんなご苦労だったようデス。)  

  ただリアル、というより、ちゃんと映画的に計算された趣きのある

  良い意味で芝居的な味のある雰囲気でした。

  好きです、ああいうの。

  あの中でお話が進行していくのを観るっていうのが、いいですねぇ。


IMG_3903.JPGIMG_3904.JPGIMG_3906.JPG



  美術だけによらず、また、衣装担当の宮本まさ江サンも、

  エキストラ数の多さも含め、戦場のような作業だったと云ってらっしゃいますが

  うんうん、想像するに難くない、です。

  石井監督に「負けちゃダメですよ!」と励まされて衣装チームも頑張ったそうです。


  やはり映画は総合芸術ですねえ。。


  石井監督はその重要なるコンダクターとして、

  この映画を作り上げたんだという、そんな印象を持ちました。


  そうそう。

  エンドロール途中で、モデルのお独りとなった

  朝日OBのケイ・上西功一氏の現在のお姿も☆


  はい、これはDVDでもOKですね。

  私も、あの美術セットの中のお話なら、また観てもいいかな・・・!


IMG_3901.JPG



  ***** 




  いよいよ今年の映画もこの1本が〆、となりました。

  今年は・・・40本前後だったかなぁ。

  きちんとカウントする前に一度ブログ全捨てになっちゃたから、

  正確なとこはわかりませんが、おそらく平均して月3~4本。。。

  うん、たぶんそんなものでしょうが、

  私、本と映画は、中身が濃い割に安上がりな趣味だと思ってます(*^▽^*)

  これだけ1年間楽しませてもらって・・・ねぇ、満足です☆


  来年もまた、充実の映画ライフが送れますように。。。。





(写真はプログラムからお借りしました)






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Last updated  2014年12月30日 06時52分04秒 コメント(14) | コメントを書く


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