<バンクバーの朝日> 作品解説は こちら でどうぞ。
結論から云ってしまうと、
予告編やTvでの紹介から想像される印象は、ちょっと重いのかな、でしたが
実はそれとは違う印象で、穏やかに観終わりました。
お話自体は移民2世の悲喜交々つまったものと、
ただ、だいたい想像がつくものの、
それでも 観に行ってみようか、と思わせたポイントは・・・。
監督が贔屓の石井裕也監督だったのと、
妻夫木クン、亀梨クン、はじめ出演の若手が魅力的、
まわりを固めるベテランの皆さん、そして効果的ポイントの女優陣もなかなか。
スト-リー自体より、
それらに惹かれて、ですね。。。
主役グループの5人は、映画公開に合わせて、何回もTVに露出してたので
観たみなさん多いでしょう。
移民2世という立場で、難しい時代のカナダで、
さまざまな困難の中、それでも彼等が軽やか・爽やかにみえるのは
「一生懸命野球」に徹していて、きっとその時間、彼等はシアワセだったんでしょう。
日本人だけでなく、カナダ人をも引き付けた朝日というチームの彼等。
そのチームの一人一人にも、それぞれの事情があり、
それでも一丸となっての練習&試合。
なんかね、若手のメンバーの団結具合が、
演技上のこと以上に 感じられるとこは、ヨカッタね。
普段、それぞれが1本の作品で主役を張り、
女優さんと色んな形のラブストーリーなんて撮ってる男の子達が、
生き生きと男子だけで野球チームのハナシを撮ってる、っていうのが
とても気持ちよく、
この映画の一番気に入ったところでした。。。
それから、私的ポイントで好きな映画美術のこと書きますが、
この美術の原田満生さんは、「テルマエロマエ」「北のカナリヤたち」で
日本アカデミーの優秀美術賞の受賞者。
石井監督の「舟を編む」の美術担当だったかたデス。
今回、なかなか見ごたえあるものでしたよぉ。
バンクーバーの日本人街や球場をオールセットで埼玉のどこやらで拵えていて、
(って1行で書いちゃってますが、実はた~~いへんなご苦労だったようデス。)
ただリアル、というより、ちゃんと映画的に計算された趣きのある
良い意味で芝居的な味のある雰囲気でした。
好きです、ああいうの。
あの中でお話が進行していくのを観るっていうのが、いいですねぇ。
美術だけによらず、また、衣装担当の宮本まさ江サンも、
エキストラ数の多さも含め、戦場のような作業だったと云ってらっしゃいますが
うんうん、想像するに難くない、です。
石井監督に「負けちゃダメですよ!」と励まされて衣装チームも頑張ったそうです。
やはり映画は総合芸術ですねえ。。
石井監督はその重要なるコンダクターとして、
この映画を作り上げたんだという、そんな印象を持ちました。
そうそう。
エンドロール途中で、モデルのお独りとなった
朝日OBのケイ・上西功一氏の現在のお姿も☆
はい、これはDVDでもOKですね。
私も、あの美術セットの中のお話なら、また観てもいいかな・・・!
*****
いよいよ今年の映画もこの1本が〆、となりました。
今年は・・・40本前後だったかなぁ。
きちんとカウントする前に一度ブログ全捨てになっちゃたから、
正確なとこはわかりませんが、おそらく平均して月3~4本。。。
うん、たぶんそんなものでしょうが、
私、本と映画は、中身が濃い割に安上がりな趣味だと思ってます(*^▽^*)
これだけ1年間楽しませてもらって・・・ねぇ、満足です☆
来年もまた、充実の映画ライフが送れますように。。。。
(写真はプログラムからお借りしました)
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