





























華やげる
色は
失せども
緑なる
若葉の
萌え
繁げ
風の
莢けき

梅の実を
遂に
落とせる
梅雨の
雨

梅の実の
日に日に
太る
しげき
雨

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まろき
梅
繁き
露にも
輝きて
雨月の
刻み
たうたうと
流る
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梅雨も
また
自然の
摂理
紫陽花や
草木の
歓ぶ
色に
包まれ

古の
人の心に
触れなんと
開くページの
なお
新しき

一瞬の
音と光に
夢を
見る

空に
花
暑さ
退け
地にも
花

つゆ知らず
アブラゼミ
鳴く
梅雨の明け

暑過ぎる
梅雨の
晴れ間の
長過ぎる

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梅雨明けって
?
梅雨は
いったい
いつ
来たの
?
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溢れ立ち
樹も
揺するごと
せみ時雨
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一瞬の
光と音に
夢を
追う
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生まれ出づ
歓びの音
せみ時雨

大空に
香れ
秋桜
夢
開け
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一瞬の
光と音に
夢を
追う
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満月に
見送られつつ
家路着く
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群雲を
払え
輝け
秋の
月
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大空に
香れ
秋桜
夢
開け
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…春は春
秋には秋の
草木や
輪廻転生の
その姿似て…
…時は また
過ぎると言えど
待つことなし
為すべきことをば
勝ち取りぬべし…




凍れる朝に
目覚めたり
この世に
生きる幸せを
体に感じ
心に感じ
華やぐ心を
そのままに
花の形に
色に見せ
今 開きたり
冬の花


