昼下がりの強い日差しの下
私は電車の揺れに身をゆだねる
たった二両しかない電車の窓から見えるのは
何度も何度も見てきた
知らない町 知らない道
どんどん私の視界の中を横切って行く
電車は嫌いだ
たまに見せてくれる綺麗な夕日や
大好きな森の香りも
こんなところでは楽しむ気も失せる
閉じ込められた空間で周りには
何度も何度も見た
見知らぬひと ひと ひと
いやな顔
あぁ神様……どうして私をこんな不幸の星の下に?
自分のささやかな不幸を呪う
早く…早く駅に着かないかな
毎日のように同じ事を願うのだ
あ
今 静かに私の家が見えた
天気は
晴れ