It's me cheonya

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第二回★地下鉄



       第二回★地下鉄

    私はよく地下鉄に乗ります。
    街に行くときも、語学院に通うときも。
    地下鉄といっても私のよく乗る1号線は、ほぼ地上を走ってます。
    どこが地下かはわからんけど景色見れたほうが退屈しないからいいや。

    韓国も日本も、地下鉄車内の造りに違いはあまりありません。
    新しい地下鉄車両にはテレビがついていたり、駅のホームにもテレビがついているところもあって、
    なかなか豪華です。

    でも、それ以上に違うのが中にいる人々。
    よく見かけるのが、目の見えない人。
    片手に白い杖を持ち、肩からぶら下げたカセットレコーダー(?)から奇妙な音楽が流れ、
    もう片方の手にはざるみたいのを持って、車内を歩き続ける。要は、「恵まれない私にお金をください」と
    アピールしつつ歩き続けるんです。

    初め見たときはびっくりしたね、ほんとに。
    混んでいてもやってくる。邪魔とかっていうより怖いです。
    韓国人の話によると、目が見えない振りをしている人もたくさんいるんだとか。


    地下鉄の中では商売も行われます。
    荷物を抱えたおじさんが各車両を回り、行商をしています。
    最近は夏だから、組み立てたら帽子になるうちわとか(説明できん)、
    ちょっと小粋なアイデア商品を売り歩いています。
    一つ大体1000ウォン。約100円。安い。
    初めてみたとき、「こんなところで、こんな胡散臭い商品を誰が買うんだろう」って思っていたんだけど、
    意外に売れます。
    おばちゃん買います。

    ほんとは法律で禁止されてるらしいんだけれども、売れるんだったら、そりゃみんなやるよな。


    車内では新聞フリーで読み放題です。
    別に鉄道会社が提供してくれているわけではないんだけれども一度新聞を買った客が、その新聞を車内に残していきます。
    素晴らしきリサイクルと節約術!(?)
    ちなみに、新聞紙は古新聞を集めている人によって回収されます。
    多分小遣い稼ぎみたいな感じで集めてる人によって。
    ここでもリサイクルが。うまいこと回ってるよ。

    新聞社にとってはいやなことかもしれないけど。

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