=あのヒト 7=




私・・・嘘つけない。



JOと会う毎日。

さすがに、淳にたいして罪悪感が沸いてきていた。
看護婦の母が当直の日には、毎回淳が家に泊まりに来ていた。
何も知らない淳。彼といるときも、JOからは沢山のメールが来ていた。
それは、私に対する想いや、淳との離別の内容。
それに返事をする私。
ずっと携帯をいじっている私を不審に思う淳。

「さっきから何してんの?」

「中学の友達だよ」そう言ってのける私。
そうやって嘘をつく自分に嫌気がさしてきた。自分の心の中は罪悪感でキシめいていた。

そうやって、何も知らずに私の身体を求めてくる彼氏。頑なに拒否をする私。
そして、私は彼に告げた。


「浮気した」


彼氏の表情がこわばった。
「誰と!?」

私は全てを彼に告白した。
浮気した相手がJOであること、いつからそういう風になったのかということ。

彼の表情から、明らかにショックを受けているようだった。
私の告白について、彼がくだした判断は・・・・「JOとは会うな」ということだった。
もちろん、JOと組んでいるバンドもやめろと。

これを機に、私は彼に、今まで言えなかった素直な気持ちを伝えた。

本当はもっと傍にいたい、とか。
毎日でも連絡が欲しい、とか。
本当に私のことが好きなのか。

私が浮気に走った原因・・・全てをぶちまけた。


その告白を受けてから、彼は変わった。
毎晩のように電話やメールをくれるようになった。
遭いたいと言えば、飛んできてくれた。
そう自分のしたかった恋愛ができるようになって、私は嬉しかったのか。

もう、JOとの関係は終わりにしよう、そう決心した。





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