ちびぱんだ物語

ちびぱんだ物語

横浜ドライブ



 私は当時付き合っていた彼とデートの待ち合わせ。来ない…。その間に、にゃんちゃんから電話が。そして、いきなり…
にゃん「ドライブのお誘いです。」
らむと「!」
にゃん「と、言っても仕事のついでなんですが、横浜に行くんです」
らむと「横浜ですかっ! 行きます!」
 前の日に「誘いますよ」と言って、ホントに次の日に誘う、にゃんちゃん。後日、確認したところ、この時点では私に対する恋心はなかったと言う。イヤ、恋心なしですぐにドライブは早いよ!と言いたいが、「誘ってくれ」と言ったのはこちらなので、仕方ない。電話の後、付き合っていた彼が到着。嫌がらせ的に「明日、デートなんだ♪」と言ってしまった。これには、今でも反省している。相手に対して失礼すぎると思う。

12月26日 ドライブの日

 にゃんちゃんは、わざわざ家の近くまで迎えに来てくれた。
にゃん「昨日は誰と過ごしましたか?」
らむと「まぁ、彼と。」
 私ははじめから、彼がいることはオープンにしていた。この頃には、私の彼とにゃんちゃんは知り合いだったし。彼にも、にゃんちゃんがとてもイイおじさんだという話はしていた。
 車の中で話が進むうち、こんなことを言われた。
「彼氏の前で、他の男の話はダメだよ。」
 私は、隠し事は嫌いだし、彼に何かを隠すのは背徳行為だと思ってた。だけど、世の中には言わなくていいことって、たくさんあるんだよね。にゃんちゃんは、そんなことを教えてくれた。
 ドライブ中、ホントにたくさん話をした、家族のこと、趣味のこと、好きな食べ物、仕事のこと…。出会ったばかりなのに、びっくりするくらいフィーリングが合う!私は楽しくてしょうがなかった。
 そして、横浜で仕事の後。午後10時くらい。にゃんちゃんは、わざわざ私を夜景のきれいなところまで連れて行ってくれた。クリスマスのイルミネーションがキラキラしてて、すごーく綺麗だった。にゃんちゃんは歩くのが早くて、小走りで追いかけた。その時!私は自分でもビックリした。にゃんちゃんの手を握りそうになってしまったのだ。頭のどこかで「私の彼」だと勘違いしちゃったんだと思う。さすがに、ちょっとドキドキした…。でも恋心とは違うと思っていた。極めて恋愛に鈍感な私はにゃんちゃんを「いい人」だと思った。恋愛で、一番始末の悪いモノ、「いい人」だと。
 帰りの車でも、いっぱい喋った。そして、初詣に行こうと約束した。にゃんちゃんは、私の家まで送ってくれた。私が車を降りて別れる時、にゃんちゃんは…
「今日は素敵でしたよ。それじゃ。」
ちょっと恥ずかしいこと言うけど、いい人だなぁと思って、家に帰った。恋愛じゃなく、にゃんちゃんが大好きになった。

 後で聞いたところ、にゃんちゃんはこのドライブで、らむとが好きになったそうです。

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