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2010年10月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

雨池太郎ものがたり

先日、兜巾の岩でばったりお行き会いした、かつての上司より

写真集が送られてきました。

「雨池太郎ものがたり」です。

雨池のほとりにあるダケカンバ「雨池太郎」をテーマに、

四季折々の美しい写真と詩とで綴られています。

この写真集の中綴られていた一節です。

生きるということは、

かなしみの基盤の上に、

生の喜びを感じることなのだろうか。

この日の朝、偶然にも本棚に置いてあった本を手に取りました。

美智子さまのご講演集「橋を架ける」です。

この本の中に出てくる、新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」という話の一節を

ちょうど読んだところでした。

でんでんむしはある日、自分の殻の中が悲しみがいっぱいに詰まっていることに

気づいてしまいます。

そして仲間のでんでんむしのところに行き「私の殻の中は悲しみでいっぱいだ」と

話をします。

すると仲間のでんでんむしも「私の殻もかなしみでいっぱいだよ」とこたえる。

他の仲間のところに行き、同じことを告げますが、その仲間も同じように

「私の殻の中もかなしみでいっぱいだよ」とこたえる。

そしてそのでんでんむしは、もう悲しむのをやめた、というお話です。 

吉野弘さんの詩「I was born」も、ふと思い出しました。 

自分がじたばたと もがいているのは、この「悲しみ」への抵抗なのかな…

秋の夜長、ちょっと立ち止まって考えてみたいと思います。






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最終更新日  2010年10月25日 04時01分58秒
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Re:雨池太郎ものがたり(10/13)  
alpha25  さん
「生きるということは、悲しみの基盤の上に生の喜びを感じること」
とても深い言葉ですね…。

人間には、黒い部分と白い部分があり、その両方があってこそ、人間として成長できるような気がします。

確かに、物質的にも恵まれていて、いいことずくめの人生だと、人の痛みやつらさなどをわからない人間になってしまうかもしれません。

そう考えると、つらいことや悲しいことも、きっと大切な経験なんでしょうね。
人生って、本当に深いです! (2010年10月25日 17時09分30秒)

Re[1]:雨池太郎ものがたり(10/13)  
alpha25さん こんばんは♪
本当に人生って奥深いですよね…
みんな誰でも本能的にどうしようもない「悲しみ」を知っていて、じたばたしたり、もがいたりしているのかな…と考えながら読みました。
この本を出した上司は、かつて山や谷を渡り歩いていたすごい人ですが、この間「もう年でね、1時間以上の歩きはできないのですよ」とおっしゃっていました。
でもとっても静かで穏やかな雰囲気を漂わせていました。「悲しみ」を受け入れること=ありのままの自分と現状を受け入れることなのかな…と。
私にはまだまだとてもできないなぁ…と思いました。 (2010年10月25日 19時56分17秒)

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