ついにFA宣言・・・そして中日移籍
和田、笑顔で西武に別れ
2007年12月12日 17時1分 時事通信

プロ野球の西武からフリーエージェント(FA)で中日へ移籍する和田一浩外野手(35)が12日、埼玉県所沢市の西武球団事務所へ退団のあいさつに訪れた。
西武に11年。「一から十まですべてを教えてもらいました。ありがとうございました」と和田。帰り際には、集まった約100人のファン一人ひとりにお別れのサインも。
小林信次球団社長は「大変寂しいが、中日で活躍してもらうことが西武の評価にもなる。(移籍先が)パ・リーグでなくて良かった」。和田に頼んで記念写真に納まるなど、和やかに送り出した。
FA史上最短!中日・和田20分で誕生!指揮官電話に感激
2007年12月10日 8時01
分 スポーツ報知
西武からFA宣言した和田一浩外野手(35)が9日、中日移籍を決断した。
都内で西川順之助球団社長(75)らと初交渉を行い、3年総額8億4000万円プラス出来高で合意。
背番号は西武時代と同じ「5」に内定した。
7日には落合監督から電話で“入団要請”を受けていた和田はわずか20分の交渉で入団を即決。
ベンちゃんの言葉
「中日で野球をやるのは小さい時からの夢」
「3年間という長期的な契約をしてもらえたのは、ありがたい。文句のつけようがない」
「うれしくなりました。西武に入ってから中日ファンはやめていたけど、それまでは間違いなく中日ファンでした。いずれは地元に帰りたいと思っていました」
「新鮮な気持ちでゼロから挑戦したくて、移籍がベストかなと思いました。(中日に)話をもらったときから、逆に残留したら後悔するのかな、トライしてみようと思いました」
「不安がまったくないわけじゃないけど、交流戦で少しの知識もあるし、やってやる、という気持ちが強い。僕が入ってもっと強くなって“いい補強をしたな”と言われる活躍がしたい」
「思うように動いてください」と一貫して背中を押してくれた家族がいた
中日 9日に和田と入団交渉
2007年12月9日 7時:01分 スポーツニッポン
中日は8日、西武からFA宣言した和田一浩外野手(35)と、9日に都内で入団交渉すると発表した。
西川球団社長と井手編成担当が出席する。
中日は移籍確実な福留の穴を埋めるため、和田獲得へ3年総額10億円の条件を用意。
県岐阜商出身の和田が幼少から中日ファンだったこともあり、相思相愛の両者は近日中にも入団発表する運びとなりそうだ。
≪西武は“待ち”の姿勢≫
9日に中日とFA交渉を行う和田について、西武は期限を設けず“待ち”の姿勢だ。
すでに11月15日に残留交渉を行ったが、それ以降は連絡を取っておらず、和田の中日移籍は確実な情勢。前田球団本部長は「来季も残ってくれると思っている。年内まで?待つ期限は設けない」と語ったが、今月に入って新外国人でボカチカとブラゼル、横浜を戦力外となった種田も獲得するなど野手を積極補強した。
西武からフリーエージェント(FA)宣言した和田一浩外野手(35)の獲得を狙う中日が本格的に動き出す。これまでは台湾での五輪予選に集中できるよう静観していたが、4日の帰国とともに本格化。現場との首脳会談を経て、獲得に乗り出すことになる。
ついにアタックするときがきた。片思いの“恋人”をもう待つ必要はない。静から動へ。中日が補強ポイントの一つである右の強打者、和田の獲得へいよいよ動き出す。
「まだはっきり(和田獲り参戦が)決まっているわけではありません。これから現場と話し合ってからになる。 ただ、新しい外国人も含めて候補はいるけど、(和田が)ウチの第1目標であることに変わりはない」
明言こそ避けた西川球団社長だが、変わらぬ“恋心”は隠さなかった。FA宣言した11月9日の段階で「興味がある」と発言。だが、以降は出場する五輪予選を配慮して、大きなアクションは起こさなかった。同16日のオーナー報告でも、白井オーナーから「どうなんだ」と聞かれた落合監督は「じっくり考えさせてください。オリンピックの予選が済むまでは特別な動きをする必要はないです」と返答。あれから半月、ようやく動ける状況になった。
今後は西川球団社長と落合監督が意思を確認。条件面や西武から人的補償を求められた場合のプロテクト枠など、細部を詰めることになる。FA宣言後、西武から慰留されている和田だが、現時点では他球団からのオファーはなく、中日としては焦る必要はない。
「 まだ何も決まっていないです。ボクから(西武球団に)連絡もしていないし、他の球団からの連絡もありません。これからです 」とこの日、帰国した和田が説明した。
和田獲りはアジア予選後…福留流出に備えラミも調査
2007年11月17日 8時00分
スポーツ報知
中日・落合博満監督(53)が16日、名古屋市内のクラブ東海で、白井文吾オーナー(79)に、53年ぶりの日本一を達成したシーズンの報告を行った。
落合監督から若手の底上げを図る来季の方針が説明されたほか、西武からFA宣言した和田一浩外野手(35)については、 北京五輪アジア予選終了後に、獲得へ本格的に動く
ことが確認された。
福留早く決めて…ラミ、和田と奇妙なFA三角関係
2007年11月16日 17時01分 夕刊フジ
星野ジャパンの最終候補に名を連ねている和田は15日、日本代表合宿が行われている宮崎市内で西武と交渉。残留を要請されたが、態度を保留した。交渉後、和田は「 現段階で、西武以外の球団から話はない。オファーが来れば話を聞いてみたいけど、実際に来るかどうかわからない」とさびしそうに話した。
とはいえ、「もし移籍となった場合は、家族にとってストレスになると思うけど、嫁さんは『とにかく悔いのないように、思うように動いてほしい』と、背中を押してくれた。本拠地によっては単身(赴任の可能性)とかあるけど、『野球のことだけを考えて決断して』と言ってくれる」と、移籍をにおわせる言葉を連発したのだから、実に奇妙だ。
東海地区出身(岐阜県出身)の和田が、中日入りを有力視する声は多い。球界関係者は「 中日は福留流出の可能性が高まっているが、去就がはっきりするまで、和田獲得へ正式に乗り出すわけにはいかない
だろう。資金面の問題もあるし、同じ外野手の福留の心証を害しかねないから」と舞台裏を明かす。
いずれにせよ、 実績で群を抜く福留(今季推定年俸3億8500万円)の去就が決定しなければ、ラミレス(3億円)、和田(2億7500万円)にも動きづらい状況だ
。福留の去就に大きな影響を及ぼす大リーグは、大物FA選手の動向も絡み、日本より動きが遅いだけに、なおさら悩ましい。
もっとも、FA騒動の迷惑を一番こうむっているのは、星野ジャパンかもしれない。新井、和田が合宿中にFA交渉に煩わされる上、球界の話題を独占されているのだから…。今月22、23日の最終強化試合(対豪州=福岡ヤフードーム)の前売りもいまひとつだそうで、キーマンとなる福留の決断は、いつ-。
和田、西武との交渉で態度保留 FA宣言後初
2007年11月15日 20時05分 毎日新聞
西武からフリーエージェント(FA)宣言した和田一浩外野手(35)は15日、宮崎市内のホテルで、西武の小林信次球団社長らとFA宣言後初めての交渉に臨んだ。
小林社長から残留を要望されたが、 和田は態度を保留
した。西武との次回交渉は未定。
和田は「 (現時点で)他球団から交渉の話はない
」とし、結論を出すメドについては「 12月中に決めたい
」と語った。
交渉では球団側が先月24日に提示した2年総額6億円(金額は推定)の条件面に変更はなかったという。
和田は「必要な戦力と言われるのは幸せ。気持ちは伝わった」と話すにとどめ、小林社長は「渡辺新監督のもと、いい結果を残そうとスタートを切っている。(和田は)戦力的に大事な選手」と述べた。
和田、15日西武と2度目の交渉
2007年11月14日 06時03分 スポーツ報知
西武・小林球団社長が13日、FA宣言をした和田一浩外野手(35)に対して、10月24日の残留交渉で提示した 2年6億円プラス再契約金3000万円(金額は推定)の条件を今後も見直さない方針
を明かした。
「ライオンズにとって大切な選手だし、何とか残留してほしい」としながらも「成績から見て誠意のある提示をしている。細かい変更はあっても、契約年数や金額といった基本条件の変更はない」と明言。
同社長と前田球団本部長が 15日
、日本代表候補の合宿地・宮崎に出向いて 2度目の交渉
を行う。
一方、和田獲得を目指している中日は、16日に予定されている白井文吾オーナー(79)への報告後にも、獲得の意思を表明する。
この日、西川順之助社長(75)は名古屋市内の球団事務所で、「右打ちの外野手は去年からのウチの補強ポイント」と、和田への興味を隠さなかった。 西武が提示した「2年6億円」を上回る条件を準備する見込み
だ。
中日の求愛に和田「嬉しい」
2007年11月11日 8時01分 スポーツ報知
FA宣言した西武・和田一浩外野手(35)は10日、中日が獲得へ前向きな姿勢を見せていることに、「 (興味を示す球団が)無いよりも、あった方がそれはうれしい
」と素直に喜んだ。
まず15日に西武との残留交渉に臨む予定で、中日を含めた他球団との交渉は16日以降になりそうだ。
中日のイメージを聞かれると、「強いチームだと思うし、日本一にもなった。交流戦でも対戦したし、投手力がいい」と、好印象を口にした。
さらに「どこへいこうと不安はある。それは挑戦する上で覚悟していること」ときっぱり。
セ・リーグ球団への移籍を気にする様子はなく、交渉次第で「中日・和田」が誕生する可能性は十分だ。
12日からスタートする北京五輪日本代表の宮崎強化合宿に備え、この日は西武第二球場で涌井とともにキャッチボールなどで体を動かした。合宿期間中は「迷惑はかけられない」と、あくまで「星野ジャパン」を優先する。状況を見ながら交渉を行うことになりそうだ。
移籍視野に…西武・和田がFA宣言
2007年11月9日16時28分 スポーツ報知
黒いスーツで登場した和田が、緊張した面持ちでFAを宣言した。
「年齢的にも今回が最初で最後のチャンス。FA権を行使しないと後悔すると
思った。移籍前提かは微妙。それ(移籍)もあると思うし、西武残留の線もある
と思う。これからの話し合いで決めていきたい」
FA移籍か残留か。和田の胸中は揺れている
。和田は先月24日に第1回交渉 を行い、球団から2年総額6億円の条件を提示されたが、尊敬する伊東前監督の 退団もあり保留。熟考の末「
西武一筋でやってきて
愛着もあるし、違う環境で挑 戦してみたい気持ちもある。他球団の話を聞いてみたい
」
と権利行使を決断した 。
14日に交渉解禁となるが、福留にFA移籍の可能性がある中日が乗り出すこ
とが有力。
関係者によると、和田は同じ右打者の中日・落合監督を尊敬しており 、セ・リーグでのプレーにも関心を持っているという。
和田は12日から宮崎で行われる日本代表合宿に参加するが、流出阻止に必死
の西武は15日に小林球団社長、前田球団本部長が同地で残留交渉を行う予定。
条件の見直しも検討している。
和田は「まずは全日本に集中したい。結論を出すのは終わってから」と日本代
表の日程終了後に進路を決定する意向。レオの主砲の決断が下される。
和田に聞く
--行使の理由は
「FA権行使は年齢的に最初で最後のチャンス。行使しなかったら後悔するというのがありました。西武は僕を育ててくれた
球団。移籍となれば家族にもストレスがかかるし、悩みました」
--決断したのは
「昨日、おとといと家族と相談して決めました。家族からも最後は『悔いのな
いようにして』と言われました」
--移籍前提か
「それ(移籍)もあると思いますし、西武残留という線もあると思います。こ
れからの話し合いで決めていきたい」
--移籍の場合、決め手は
「家族が大事。生活環境もそうですし、やりやすい環境を考えたい。話を聞い
てみないと分からない部分もある」
--他球団との交渉は
「チーム(日本代表)に迷惑をかけるわけにはいかない。結論を出すのは終わ
ってからの方がいいかな。状況をみながら(他球団と)話がしたいなと思います
」

