タフルの日記(^_^)

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ホテルステラマリス


 ロンドンのアダムス・ファイナンスに勤めるエリート社員ウィリアム・オダネルは、社長から直々に、カリフォルニアにある小さなホテル、ステラマリスの再建を命じられる。
満月の夜、眼前に広がる海が、まるで星を散りばめたように青く輝くというそのホテルは、1932年の開業当初は国中の著名人に愛され隆盛を極めていたが、時代の変遷に付いて行けず、今や倒産寸前となっていたのだ。
 ウィリアムは、ステラマリスの社長・モーリスの娘でコンシェルジュのステイシーの助けを借り、ホテルの調査を開始する。そこでウィリアムが目にしたのは、まばらな宿泊客や、ホテルが売りに出ているという噂を聞き仕事に集中出来ないでいる従業員の姿であった。
その後、ウィリアムは、モーリスから、他には無いこのホテルの良さが伝わりさえすれば必ず再建できるはずだと、ホテルへ寄せる熱い思いを聞かされる。又、ステイシーや支配人のアレン・ケンドールの仕事への情熱を強く感じたウィリアムは、早速、様々な手法で、自らが考えた再建プランを提案していく。しかし、ウィリアムが様々な手法でコストダウンを推し進めていった為、従業員達の中にはリストラが行われているのではないかとの不安が広がり、再建への意欲を持つどころか、仕事が手に付かない状態になる者が出てくるのだった。
 ホテルを愛し心からその存続を願うステイシーは、このホテルの特色を生かした再建の道を模索していた。ホテル再建へ向け、彼女と共に力を合わせて働くうち、自分の改革案にはホテルやこの土地への愛情が全く無かったことに気付くウィリアム。そんな時ステイシーが、皆が希望を持って働くことが出来る、一つの改革を思い付く。その改革は従業員達にも歓迎され、ようやくウィリアムは彼らの信頼を得るようになるのだった。ついに皆が一丸となり、ホテルは再建への道を歩み始めるが・・・・・・。

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