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2009年04月10日
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先日読みました、 左巻 と対の存在でして、副題が「忍び寄るファシズムの魅力」というものになっています。

ファシズムというものに力点は置かれていますが、ファシズムが勃興する者の裏側に恐慌があり、現在の恐慌が新自由主義というものの影響である事は明確であるために、重複する部分があるのは必然ですね。

どうしても、左や右のイメージ的なものからすると、右というよりも左かなという印象が強いのは、資本主義の構造的な欠陥についてマルクス経済学の流れからの分析があるという事になるでしょうか。

日本の不況の一番の原因は、労働者を消費者であるという視点を失ってしまっているというのは、非常に分かりやすいですかね。

給料というものも、利益という観点だけで支払われるものではなく、次の労働のための栄養と休養のためにあるというのは、確かに近代経済学では完全に忘れられている視点であるなと思えますね。


はじめに 危険の資本主義とファシズムの反復

序章 「思想戦」の時代へ
    国家原理と国家超克の思想

    恐慌するアメリカ

第1部 血と帝国の思想戦 <過去>への超克される国民国家の未来

 第1章 ロシア情勢の変化
      二〇〇七年十二月二日、ロシア国家院選挙
      「プーチン与党」とロシア政局
      プーチンのシナリオ

 第2章 王朝化する帝国主義と「生成するロシア」
      「プーチン二〇年王朝」の再説
      「民族理念の探究」から「国家イデオロギーの構築」へ

 第3章 中国共産党の科学的発展観
      国家の本能


 第4章 ロシア・グルジア戦争と国民国家の超克
      「血」のオリンピック
      ロシア・グルジア戦争の思想的解明
      国民国家に未来はあるか

第2部 蘇るファシズム 新自由主義が<アトム化した個>の行方


      リーマン・ブラザーズとマルクス
      不安を食うファシズム
      不安と恐慌の経済哲学考察

 第6章 恐慌と不安とファシズム(中)
      不安と恐慌の存在論的類比
      「インマニュアルの原事実」

 第7章 恐慌と不安とファシズム(下)
      資本主義社会の「死病」
      いかにして資本主義を超えてゆくか

 第8章 雨宮処凛、あるいは「希望」の変奏
      「絶対的貧困層」からの問い
      日本資本主義の行方

 第9章 新帝国主義と<暴力>の弁証法
      ANNUS HORRIBLIES<最悪の年>
      戦争と恐慌の影の中で

あとがき 人種主義の足音


1つの分析として面白いですかね。

何気にオバマ大統領がファシストというとらえ方をしている人っていうのは結構いるものなんですね。


テロリズムの罠(右巻)





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最終更新日  2009年04月10日 21時55分34秒コメント(0) | コメントを書く
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