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2009年07月13日
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副題が「日本人はアメリカを愛せるか」というものになります。

著者は右翼団体の一水会を設立した右翼の論客になりますが、何冊かこの人の著書を読んでいますが、極論の少ないバランスを考えた物の考え方をしているなと思えますね。

今現在、日本の場合右か左かという分かりやすい分け方をすることが難しい部分もありますし、右だの左だのというレッテル貼りに終始したところで何の建設的な部分もないわけですが、どうしても目立つのは自分(達)の正当性を喧伝するために、極論ばかりを扱い、二分論的な傾向を持つ物だったりします。

私はブログ用のネタとして意識的に、現在のマスメディアというか戦後の日本自虐史観的なものとは反対の保守系のものを読書するようにしています。

テレビのような目立つメディアでは取り上げられにくいという事で、メディアに対して懐疑的なので、あまり大きく取り上げられないものを読んだ方が面白いという理由で選んでいるわけですね。

で、好んで読んでいるからと言って、そこに書かれている事全てに賛同するかというと、考え方としては面白いと思ったりはしますが、極論だし片手落ちだなとか思ったりするものはままあります。

それを分かって上で、結構偏った感想を意図的に使って、プチプロバガンタとか遊び気分であげていますけどもね(苦笑)

そういった中で、鈴木邦男という人は立場的にいろいろ大変だろうなと感じるんですよね。

その理由は簡単で、極論を排除している事です。



分かりやすい左右の対立軸というのは実はなくて、細かい違いだらけという事実を隠そうともしない。

こういった、極論排除というのは、本来あって当たり前ですし、そうあるべきだと思う事ですが、人の意見を聞くという姿勢だけで、ぶれているという批判をされやすいと思います。

論理よりも感情で動いている人がなんだかんだ言って世の中大半ですからね(苦笑)

本著はアメリカという国について考えるという出発点を持っていますが、アメリカを見ながら、極論や感情で動いてしまった過去の日本の過ちを掘り起こし、同じ過ちを繰り返さないためにはどうすればいいのかというのを考えているものと言えるでしょう。

先日読んだ、「 官僚病から日本を救うために 」という1冊にも、日本はアメリカという国に対して分裂病のような感情を持っているという事が、国を1個人として心理分析をするというアプローチで示されていましたが、この1冊は日本という国単位ではなく日本人という個人単位でアメリカに対する相反する感情を目の当たりにしてきて思う事という形になっています。

反米愛国とはっきり宣言しながら、安易な極論に逃げないというのは読んでいて感心できるところですね。


第1章 「鬼」はどこにいたのか 「鬼畜米英」の描かれ方
第2章 米兵捕虜を殺した人たち 「私は貝になりたい」と「明日への遺言」
第3章 天皇はなぜアメリカとの戦争を認めたのか
第4章 ナチスの「思想戦争」に籠絡された日本

第6章 日本はアメリカの謀略で戦争をしたのか 田母神論文と靖国神社
第7章 六〇年安保とケネディ大統領
第8章 六〇年代アメリカへの夢と反撥 僕らのアメリカ観を変えたもの
第9章 八〇年代からオバマに至る日米関係

愛国と米国





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最終更新日  2009年07月13日 20時30分22秒
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