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2011年01月31日
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カテゴリ: 読書 小説
副題が「現代民主主義復活への条件」という、現在の民主主義が陥っている危機的な状況に対する警鐘を鳴らすものであります。

この人の政治的スタンスは新自由主義に対する嫌悪感が爆発している中道左派路線という事で、経済政策では私の考えに近いものがあるので理解はしやすいものはありますね。

ポピュリズムといういわゆる大衆迎合政治というものに対して、19世紀の出発点から検証し、本来のポピュリズムは政治的に疎外感を持つ大多数の声の爆発力であり、決して忌避されるようなものではなかったという事から、21世紀に入ってからの変容との違いを明らかにし、小泉改革という名の格差拡大路線に対する暴走を許した構造への批判。

そして、それにより瓦解した自民党政権を受け手誕生した民主党の陥ったポピュリズムへの検証がメインとなりますね。

現在概ね言われているポピュリズムとは、議論の単純化、二項対立構造のみの政策決定などなど、まぁバカをどう扇動するかという形に落とし込めると思うのですが、それに当たっての大責任を負うべきマスメディア批判に対しても、もっと突っ込んで良かったんじゃないかとか、これが書かれたのは尖閣問題以前であり、民主党の安全政策というものに対しての国民の信頼の失墜というものに対してツッコミようが無かったという事が、食い足りないかなとかは感じてしまうのは仕方が無いですかね。

そして、改めて思うのは日本の左派というものが、経済政策というものだけではなく、反日とセットになってしまうから、どうしようもなくなっているんだよなぁと溜息をついてしまうというか(左側の反日であるとか、戦争は日本だけがおこすものという観点への批判がないので、この人の考える左がどういう存在なのか、経済政策以外は見えにくいのですが)

日本の今後という事では、民主党政権に著者はまだ期待している部分があるようなので、それを横に置いておけば、ポピュリズムとは何ぞや?という事を、一通りチェックする事は出来るかなとは思えます。

結局は、国民全体が踊らされないようにするという事と、本当の意味で信念を持って日本国民のために考えている政治家が出現しないとどうしようもねぇなになってしまうかなぁと。

第1章 ポピュリズムの誕生と変容

 2、民主政治の弱体化と新型ポピュリズム
第2章 本当の敵は誰なのか?
 1、政策形成をめぐる言葉と権力
 2、1億総中流社会の実現と崩壊
 3、私たちが自滅的な「改革」を受け入れた理由
第3章 民主政治再建への道
 1、ポピュリズムにはポピュリズムで反撃を
 2、政権交代とは何を変えたのか?
第4章 私たちはどんな政治を作り出すべきか
 1、ポピュリズムとの付き合い方
 2、現実認識にたった政策提案を





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最終更新日  2011年01月31日 21時04分23秒
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