NO 21 1989年天安門事件では?


記者名:未来コバちゃん

昔々の中国旅行に行っチャイナ NO.21

十数年前の中国視察旅行のエピソードを
少しずつ時間をかけてお話しましょう

日本中国料理調理士協会
天安門にて

一度だけでつくれない信頼関係

姜 鴻氏(現在、中国国際信託投資公司 駐日本代表処 総代表)とは、
その後、中国に行くたびに、食事をしたり、機会を重ねるごとにいろんな事を話すようになりました。

半年後、CITICの中で海外に駐在する総代表としては今までで一番若い 
姜 鴻氏が来日したのです。

彼とは現在家族ぐるみの付合いをしておりCITICを通じて中国市場調査依頼、輸出入など取引をしています。

中国の調査依頼をして、結果をもとに、今中国とビジネスを進めた方が良いのか、どうか彼は的確な判断をしてアドバイスしてくれます。

*中国の友人たちと乾杯し中国の国内情勢を知る

皆さんは1989年天安門事件の事を覚えていますか?

自由を勝取る民主化の流れがあのような悲惨な事件を巻起したのですが、
彼らを攻撃したのは北京に駐在した軍隊ではありませんでした。

むしろ北京の軍は味方につき何もせず傍観していたのです。

業をにやした軍幹部がロシアと国境を接している黒竜江省地区にいた軍隊を呼寄せ鎮圧させました。

その一部は特別警察情報部員に転属され人民の情報を集め暴動が起こるのを防ぐ為中国各地の情報収集に任命され多くの民主化指導者を逮捕しました。

その後天安門事件の後、広場はすぐ綺麗にかたづけられたのですが、なんとなく重苦しい雰囲気が続き友人との会話でも特別警察がどこにいるのかわからず反共産主義的な言葉は一切喋れませんでした。

そして何年か過ぎ鄧小平氏が危篤との噂が流れ日本でも話題になり
1989年の天安門事件のようになるのではないかと噂され、日本人の多くは、同じような事件は起こるだろうと思っていたようで、機会があるたびに質問してきました。

「何もおきませんよ」と答えると誰もが、「どうして」と聞き返してきました。

私はよく中国へ行き大衆の中に入り中国の友人達とトイレも無い安い店で食事をし酒を酌み交わし本音で付合っているからわかるのだと答えました。

暴動が起きない一番のポイントとしてあげたのが「今の生活が豊かになったのは外国企業が来てくれたおかげ、今更元の生活に戻れない」と中国人の皆が言っていたのを耳にしたからです。

つづく


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