イカ(烏賊)動脈硬化、心筋梗塞、肝臓



食用にするのはスルメイカ、アオリイカ、コウイカ、ケンサキイカ、
ホタルイカなどで、そのほか市場には遠海物や輸入物など非常に多くの種類が流通している。

重量のほぼ82%が水分(生の場合)だが脂質がほとんどない代わりに
タンパク質が15.6%という数字は、カキ(牡蠣)の9.7%、アワビ(鮑)の13%を凌ぎ、ワカサギに匹敵する。

タウリンの含有量が多く、よく引き合いに出されるマグロの血合い肉が100g中に954㎎の含有量であるのに対し、
コウイカは1212㎎もあって魚介類ではトップである(ヤリイカは786㎎、スルメイカは686㎎)。

タウリンは含硫アミノ酸(分子構造に硫黄を含むアミノ酸)の一種で、

人体では筋肉、心筋、脾臓、肺、脳、骨髄などに多く存在して、
血中コレステロールの減少、貧血の予防、強心作用、血圧の正常化、肝機能の賦活、糖尿病の予防などに効果をもたらすのである。

また、イカの墨にあるムコ多糖類にガン予防効果があるとする研究が注目されている。

つづく



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