エビ(海老)血圧を正常化、動脈硬化を防ぐ



近海産のエビには大きい順にイセエビ、クルマエビ、タイショウエビ(コウライエビ)、ボタンエビ、シバエビ(シロエビ)、ホッカイエビ、ホッコクエビ、サクラエビ(ヒカリエビ)、エビジャコなどがあり、分類上は同一の科ではない。

淡水性のテナガエビ、ザリガニ、輸入種のロブスター(アカザエビ科)などもある。

いずれも高タンパクで低脂肪、等質はゼロなのでダイエットに好適で、固有の旨みはグリシン、ベタインなどのアミノ酸の組み合わせが微妙に異なることによる。

栄養的特質の第一は、タウリンという成分が多いことである。(クルマエビで牛・豚肉の約6倍)タウリンは血圧を正常に保ち、血中コレステロールを抑え、動脈硬化を予防する。

第二は,小さなエビを殻ごと食べたり、てんぷらやフライのときに尻尾まで食べると、非常に優れたカルシウム補給源になることである。

同じ甲殻類に属するアミなども、日本人にとってもっとも不足がちなカルシウムの補給源として積極的な食品化進められている。

第三に、殻に大量のキチン質が含まれていることで、キチン質とその誘導体であるキトサンは、自然治癒力の強化、免疫力の賦活、抗ガン性も含めた広範な効能がある。

そのほか過敏性皮膚傷害、脱毛防止、疲労回復と強精、冷え性の改善が期待される。

つづく


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