乾燥には要注意



空気は温度が変わると、含むことのできる水分の量も変わる性質があるため、冬に温度が下がると空気自体の水分を含む量が少なくなり、冬は乾燥するのですって。そうした乾燥した空気の中にいると、お肌は乾燥から身を守ろうとして角質層(肌のいちばん外側)を厚くし、逆にその下にある皮脂膜は、気温の低下のために働きが弱くなってきます。厚くなった角質層には、適度な皮脂が分泌されなくなるので、角質層の乾燥はさらに進むということです。外に出掛ける時には、お手製のハンドクリーム(アロマクラフトのページ参照)を塗ってはいかがでしょう。

水分量の少ない空気の部屋で暖房をかけると、さらに湿度は下がり、ますます乾燥してしまいます。室内の湿度を40~60%にし、(それ以上、湿度を高くすると不快になってしまいます)室温を21~24℃位にすると、お肌のトラブルがかなり改善されますし、風邪のウィルス菌の生存率まで下げるので(3%程度まで激減するらしい)、健康でいられますね。

お風呂に汗をかくくらいゆっくり入り、その後、肌に水分補給をしてあげましょう。ハーブウォータがお勧めです。そして、血行のいいうちに、アロマオイルマッサージを行うと、とても効果があります。その他にも、たっぷりと睡眠を取って、栄養バランスの良い食生活を心掛けましょうね。

  ***お肌にいいもの***

・ビタミンB2 水溶性で、吸収しやすい。健康な皮膚や爪、髪をつくる。
不足してしまうと、皮膚がかさかさしてしまったり、唇が切れやすくなってしまったり、口内炎ができやすくなったりします。
豊富に含まれている食品は、牛乳・レバー・チーズ・緑黄色野菜・魚・卵などがあります。

・ビタミンC
お肌に良い成分の代表と言えば、ビタミンCです。レモンはもちろん、話題のローズヒップなどにも豊富に含まれます。このビタミンCもビタミンB2と同様、大量に摂っても体内に蓄積することができません。毎日必要な量を続けることが大切になります。

  ***米ぬかでお肌ケア***

ボディが乾燥する最大の原因は、洗いすぎといわれます。皮膚のいちばん外側にある表皮には、肌を乾燥から守る役目をもつ細胞間脂質という天然の保湿成分があります。これがセラミドです。入浴のたびに熱めのお湯と石けんを使い、タオルやスポンジでゴシゴシ洗うことを繰り返していると、セラミドが流れ出してしまい乾燥が進むのです。乾燥をくい止め、潤いを与えるにはセラミドを補うのが早道。そこで活用したいのが、人間の肌とほぼ同じ成分からできている良質のセラミドをたっぷり含んだ米ぬかです。もともと日本では米ぬかで顔や身体を洗うことが、しっとり色白肌を作る美容法として普通に行われていたのです。

<材料>(1個分)
・米ぬか
・サラシなど目の細かい木綿の布(約30×20cmくらい)
・糸かヒモ

<作り方>
ぬか袋はドラッグストアでも市販されていますが、手作りするとずっと安上がりです。
 1.布を二つに折り、三方を縫います
 2.ぬかを詰める。
 3.袋の口を糸やヒモでしっかりしばる。

大きさやぬかの量は好みでOK。片手でにぎって使いやすそうな大きさで作って
みてください。

<使用法>
 1.水またはぬるま湯でぬか袋を軽くもみ、中まで水分を含ませる。
 2.湯船で温まってから、腕や脚など乾燥が気になる部分にあて、下から上へ、内側から外側へ、軽くマッサージするように軽く洗う。
 3.軽く流してあがる。身体を拭くときもやさしくやさしく。

 袋から白い汁が出てきますが、この汁に有効成分が含まれています。白い色が出なくなったら、新しいぬかを詰め直すか、新しく作ったぬか袋と交換してください。ぬか袋はもちろん顔にも使えます。ボディで慣れたら洗顔に使うのもおすすめ。
米ぬかは炒っていない生のものを使用。お米屋さんやスーパー、自然食品店で手に入ります。1kg入りで100円程度。
ポイントは新鮮なぬかを使うことです。米ぬかは脂質が多いため酸化しやすいので、できるだけ少量ずつ買い、冷蔵庫に保存しながら早めに使い切りましょう。



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