活性酸素



いくつチェックがつきますか?
・くよくよ悩んだりストレスをためやすい
・寝る時間が不規則で睡眠も不足している
・毎日お酒やタバコをたしなんでいる
・料理は濃い目の味付けの方が好き
・激しい有酸素運動を日常的に行っている
・日中、外で強い紫外線を浴びることが多い
・車の排気ガスが多く周辺環境が良くない

(2つ以上だと、気付かないうちに活性酸素が蓄積されている可能性あり。生活習慣を見直してみましょう。)

同じ年頃でも、肌にハリがあり若く見える人もいれば、まだ若くてもシミやシワが目立ち、老けてみえる人もいます。加齢によって老化するのは避けられないことですが、実年齢以上に老けて見えるのは、さまざまなトラブルによって肌が老化する「肌サビ」が原因と考えられます。この肌サビを引き起こす原因が活性酸素にあるのです。くぎなどの金属が酸化するとサビるように、肌も活性酸素によって酸化されます。肌の脂質が活性酸素によって酸化して「過酸化脂質」となり、肌にダメージを与えることで肌の老化を招いてしまうのです。

活性酸素とは私たちが生きるために欠かせない酸素がちょっとだけ変化してできる物質です。私たちの身体は、呼吸によって体の中に吸い込んだ酸素を使って食べ物をエネルギーに変えていきます。この時、ほんの一部の酸素が中途半端に加工されてしまい、不安定な構造の酸素、活性酸素になるのです。

活性酸素には殺菌・消毒作用があり、さまざまな細菌から私たちの身体を守ってくれるというよい面があります。しかし活性酸素が過剰に発生して酸化することで、脂質は過酸化脂質に変化するのです。過酸化脂質は、表皮の細胞にダメージを与えたり、メラニン色素を生成するメラノサイトなどを刺激するため、シミやくすみをひきおこします。また、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにまでダメージを与えるために肌はたるみやシワを招いてしまうのです。

人間の体の中には、自ら活性酸素を除去する働きを持ったSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)と呼ばれる抗酸化酵素が備わっています。しかし、この酵素は20代くらいをピークに、その生産量が低下します。そのため、年齢と共に体内の活性酸素が増えてしまい、さまざまな害を引き起こしてしまうのです。また、紫外線や喫煙、ストレスなどによっても活性酸素は増え続けます。

年齢と共に減少していくSODにかわる抗酸化物質を食事でも補ってあげましょう。抗酸化ビタミンとして注目されているのが、ビタミンA、C、Eです。にんじんやほうれん草などのビタミンA、イチゴやローズヒップなどのビタミンC、ビタミンEはかぼちゃやアボカドなどに豊富に含まれています。ワインや緑茶に含まれるポリフェノールも活性酸素を除去する高い抗酸化力を発揮してくれます。またストレスや喫煙、睡眠不足など活性酸素を引き起こしやすい生活習慣を見直すことも大切です。

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