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氷子8381

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2007.07.14
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カテゴリ: その他ヒーロー
はい、この作品も久し振りに氷子さん観ました。数年前、レンタルビデオ店で見つけ、観たのが初めてでした。

仕事人香港

まずは簡単なあらすじ。
1842年の冬の事。
唐人一座の踊りを観に来た中村主水一家。しかし何者の投げ文により日本人が化けていた唐人一座の中に本物の異人がいる事が判明し、役所の手入れが。
唐人一座に紛れ込んでいた少女、劉孟春は逃げようとしたが盲目の為秀に助けられた。
孟春は広州でジョン・ガーデン一味に盲目にされたばかりか、両親を彼の配下である異人の殺し屋達に殺されていた。ジョン・ガーデン達は貿易商だった父が隠し持っていた大量のアヘンを狙っていたのだ。
仕事料は一万両。
中村主水達仕事人は日本と香港を股にかけた大仕事を実行するのだった。

感想。

初期に見られた必殺独特のドロドロ感やギリギリ感は薄れ、この作品は痛快さ、とんでもなさを楽しむ作品だと思いました。
何せ、子供達も楽しめるようにひかる一平さんが投入され、コメディ色や殺し技の華麗さが前面に出た頃ですもんね。

本当、トンデモナイ話なんですよ(笑)
遠山の金さん(演じられたのは何と栗塚旭さん!!)や国定忠治(近藤正臣さん)は出てくるわナポレオン役でクロード・チアリさんまで出てくる平賀源内までも出て来て、その源内が作った熱気球を使って香港に行く仕事人・・・でも何故か違和感は感じず笑ってしまいました。
パロディ、スペシャルですから(笑)
最後には香港の馬の神様(?)の原型は中村主水、なんていう話まで出てくるんだから。
凄過ぎです

今回、すごく印象に残ったのは入船屋お北を演じられた鰐淵晴子さん。おりくの一番弟子であり、長崎の商人であるお北。和風と外国のものを上手く取り入れた感のある着物の柄、ちょっとしたアクセサリーが良かったです。鰐淵晴子さんの気だるい感じの色気、長崎の方便を取り入れた台詞回しは可愛らしく、独特の存在感がありました。今、こんな感じの女優さんって中々観られなくなったなあ・・・・・。
「おりくお姐ちゃま。」

時には卑怯な手口でおりくや勇次、秀を怒らせたけれど、おりくの一番弟子であるお北は最後の最後は人情味のある筋の通った美しい女性として命を散らした姿には涙が流れました。
子供は殺さない。
そう言い放ったお北が最後にお民を守った姿はお決まりなシーンかもしれませんが、感動したシーンです。

主軸をになう孟春を演じたのは時のアイドル、アグネスチャンさん。
とっても可愛らしいです。

チャイナ服もお似合いで素敵でした。
けれども演技がなあ・・・・・(苦笑)
アグネス・チャンさんには悪いけれど
下手過ぎだ
主役達を演じる俳優・女優さん達がさすがなそれぞれの存在感で素晴らしい演技を魅せてくれるので、アグネスチャンさんの不慣れな演技がすごく目立っちゃってるのよね~

さてさて、主役の主水達ですが。
ドタバタした感じのストーリーの中でもしっかりと魅せてくれます。
加代と順之助のコンビは大笑いだし、それを上回るのはやっぱりせんとりつの母娘(笑)適度に婿殿をいびり、適度に大切に思い。いびりながらも実は主水を愛しているりつに対し、現実を見ているせんの冷たい言葉。何か現実味があるよなあ(大笑)
秀は女性やお民との関わりを魅せますね。仕事人としての非情さはあるけれど、どこまでも温かい。お民と遊んでいる時、お民を守っている時、彼だからこそ出来る温かさです。

そしてやはり1番氷子さんが魅せられたのは勇次とおりくの親子。
今回のこのスペシャル。母親おりくを守りまくる勇次がいいです!異人殺し屋達に追いかけられ母を抱きかかえつつ竹に三味線の糸を絡ませ塀を飛び越え逃げるシーンや(俺も勇次に抱きかかえられてみたい(こらこら))、殺し屋達に銃を撃たれ崩れ落ちるおりくを見て愕然とした勇次・・・けれども寸でのところで助かったおりくにホッとする表情を見せる勇次。
あっちこっちでもてる勇次ですが(笑)1番愛している女性は母親だよね~・・・と妙に納得します。勇次がおりくに見せる温かさ・優しさはともすれば現代で言う"マザコン"と言われるものかもしれませんが、母を思う勇次の姿は至極当たり前の事であり、憧れる親子像です。

今回、主水もすごく良かったですね。
最後、孟春から何故声を聞かせてくれないのか?と問われ苦しそうな切なげな表情を見せる主水は本当に良かった。仕事人としての素性は明かせないから声をかけたくともかけられない。ただ黙って手を取り、肩を叩き、肌のぬくもりで感情を伝える主水の姿は素晴らしかったです。
孟春と主水達のお別れのシーンは泣けました

仕事人達の殺し技のシーンは相変わらず見事でした。
中でも勇次が結構小技を魅せてくれましたね。
おりくと共に逃げ出す為に竹に糸を放ったり、お北が孟春を人質に取り逃げようとしている所を逃がさない為に糸を絡ませたり。明かりを消す為に糸を放つシーンも良かったなあ・・・。
圧巻なのはクライマックスである仕事をするシーン。
勇次が明かりに糸をかけ自分へと引き寄せ悪人達をおびき出し仕事が始まります。
勇次は2人始末をしますが最後に始末するシーンが素晴らしい(感涙)
ジョン・ガーデンの後ろから糸を放ちいつものように引っ張ります。しかし、ジョン・ガーデンは持っていた銃を勇次に向け撃つ寸前で糸を緩ませ洞窟の穴へと転落。糸をどうやって吊るしジョン・ガーデンを殺すのかと思いきや・・・自分の肩にかけて吊るし殺した勇次。現実にはありえない殺し方でしょうが(苦笑)見事でした、本当に見事でした。
白と紫の着物の取り合わせと勇次を演じる中条きよしさんの色気が見事にマッチして非常に魅せたシーンでした。
中条きよしさんの足が着物の裾から見えるのがすごく色っぽくてあまりの色気にやられた氷子さんはクラクラしちまいました。
この中条きよしさん独特の色気と存在感はすごくいい、素晴らしいものだと思います。やっぱいいねえ~♪

そうそう。何かこう必殺っぽいいい意味での俗物さを感じたのが、香港へとやってきて、敵をあざむく為にあちこち動き回る主水達のシーン。海(?)で船に乗っていた主水、勇次、秀達に愛想を振りまく女達。遊女のようで、そんな彼女達を見て
「おめぇも嫌いじゃないだろ。どっちでもいいから寝て来い!」
とそんな事をシラッという主水(苦笑)
「寝て来いったって今そんな場合じゃないだろう。」
と言い返す勇次も勇次ですわな(笑)主水は敵を欺く為に言ったんだけれど、このシーンを観ていた私はこういった大人な会話(例えそれが仕事に至る為の作戦でも)を劇中に出来るという雰囲気がいいと思います。
今はこういった雰囲気のシーン、台詞、これがいやらしくなくサラッと出来る俳優さんって中々いないものなあ・・・・・。
(下世話な話ですが、ちゃっかりと勇次は主水に言われた通り女性と遊んだようです(笑))

最後、仕事を追え一万両を手にし江戸へと戻って来た主水達。
けれども一万両は熱気球と共に空へと消えてさようなら(笑)呆然とする主水。主が帰ってきて大騒ぎするせんとりつ。後ろでどうする事も出来ず頭を抱えるしかない勇次、秀、加代、順之助。
この明るさはこれはこれですごくおもしろかったし楽しめました。
奇抜だけれども妙に納得してしまう強引な世界観にストーリーが良かったのではないでしょうか。それに俳優さん達の力量にすごく助けられていると思います。

空へと消えていった一万両に頭を抱える表情を見せた勇次と秀が妙に可愛かったなあ(笑)

「必殺仕事人」がDVD化されたし・・・次は「新必殺仕事人」をDVD化してくれないかなあ。俺、絶対買っちゃうよ!!





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Last updated  2007.07.14 12:48:11
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