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2008.02.24
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カテゴリ: 新必殺仕事人
本日は「新必殺仕事人」第4話"主水寝言に奮う"の感想等などを書きたいと思います。

今回は勇次が5年前に手にかけた男の息子をやくざ稼業から足を洗わせ面倒を見ていた事が発端となる悲劇が主軸となる話。
今回より勇次が中村家へ小唄の師匠として家へ入り浸ります。そこでまんまと言いくるめ、祝言のボディーガードとして主水を担ぎ出す事に成功。実はその祝言、妻となる女性の兄がやくざだった為、必ずゴタゴタが起こる事が分かっていたので勇次は主水を参加させたのです。
何とか祝言は無事には終えましたが、その後は決して平坦なものではありませんでした。

このやくざであった兄、常松(演:小野進也さん(現:小野聖心さん))はこれでもかという程悲劇に見舞われるのです。
親分である留五郎を常松が仕切る祝言に呼ばない落とし前として片腕を切り落とされ、やくざ稼業から足を洗いたいと言う願いは聞き入れられず、妹の夫(常松のかつての弟分で足を洗いかたぎとなった。)は無残に殺され、片腕を落とされた後助けてくれ面倒を見てくれた女性は留五郎に犯される。

そして常松は無残にも殺されてしまう・・・。

こんなにも常松自身だけではなく、周りの大事な人間まで悲劇に見舞われる展開には胸が締め付けられます。
面倒を見てくれた女性とその父、一人息子とのたわいない生活。

何とも不条理な切ないものを感じさせるものでした。

シーンとしてありませんでしたが秀が調べた話で、勇次がやくざであった常松の弟分であった定吉をかたぎにさせる為に動いていた事が語られます。
終盤まで何故、勇次が定吉夫婦や常松に肩入れするのか語られませんでしたが、主水達と共に仕事をする前にやっと重かった口が語られます。自分が手にかけた男の息子が定吉だった・・・と。
情がらみだったこの仕事。
主水から"情がらみの仕事はこれっきりだぞ。"と苦言を言われ黙って頷く勇次。
佐吉が殺された時、もしかしたら勇次は御上の取調べを受けるかもしれない。御上の厳しい尋問でもし自分達仕事人の事を喋るような俺がお前を殺すと言いのける主水。
仕事に情を入れれば身を滅ぼす怖さを知っている主水の当然の言葉。
仕事人としての厳しい掟、世界。
人としての情の光の部分と、太陽の下で堂々と言えない裏の仕事をしている影の部分の、決して相容れられないものを主水と勇次の決して信頼し合わない姿から感じさせてくれました。

と、今回も非常に観る者に対してもとっても厳しい話でしたが(笑)
そんな中、微笑ましい笑ってしまうシーンも多々ありました。

そして勇次と加代のシーン。
勇次が何故、定吉達に肩入れするか探ろうと家に押しかけた加代。でも一向に口を割らない勇次・・・と、おりくが可愛がっていた猫を見つけ"可愛い、可愛い。"と加代が大喜びであやします。ちゃんと餌をやっているのか?、と何気なく聞くと"気になるのなら餌を持って毎日通えばいい。"という勇次の返答ににっこりと満面の微笑を加代は浮かべました。
恋してるね~、加代さん
あっちこっちで女を惑わせている勇次は加代の心まで捕らえたようです(笑)
勇次は猫の方が可愛いみたいですが(大笑)この二人はこの後もたくさんのおもしろく微笑ましいシーンを見せてくれます。


中々見事な今回の話でございました。

最後に。
今回、主軸となった常松を演じられた小野進也さん。以前、当ブログで「太陽にほえろ!」ロッキー殉職話で感想を書かせていただいたんですが。必殺にもご出演されているんですね~。小野進也さんって結構濃いお顔立ちをされていると思いますので、時代劇ってどうなんだろう?と観る前思ってしまいましたが、とても素晴らしい、好演でした。一度はやくざな世界に身を沈めたものの、妹思いで、心が温かい男を見事に表していました。
勇次を演じる中条きよしさんが見せるスマートな温かさ(情の深さがありますが)と、常松を演じる小野進也さんが見せる熱さを感じさせる温かさが、上手くあって相乗効果をもたらしていたのではないでしょうか。
小野進也さんはこの後も別の話で「新必殺仕事人」にご出演されています。解説書を読むと今回とはまた違う主軸を担う男として登場とれているようで・・・話自体も面白そうなので観るのが楽しみでございます♪

さて、「新必殺仕事人」はおりくや勇次が1話から話の柱的な役回りであったり活躍を見せていましたが。次回の5話ではいよいよ秀(演:三田村邦彦さん)が主軸となる話でございます。秀はね~、勇次とはまた違った心が温かくて切ない話を抜群に見せてくれるのでたまりませんね。

(余談。主水と勇次が対峙するシーンで中条きよしさんの目がアップされるシーンがあります。この目のシーンに氷子さんはすごく魅了されましてね中条きよしさんってすごく切れ長できれいな形のいい目をしていらっしゃるんですね~時代劇に映える目をしていらっしゃるわ~)





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Last updated  2008.02.24 21:57:13
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Re:「新必殺仕事人」第4話"主水寝言に奮う"を観ました(02/24)  
kei さん
このお話も必殺らしく悲惨な目にあう人が大勢出ますよね。じゃなきゃ「仕事」にならないわけで・・・
この頃はどうも勇さんに惚れているらしい加代さんですが、こうもイイ男ばかりがそばにいる彼女はちと贅沢です。
勇さんや秀さんのそばに居たら他の男がおイモちゃんに見えても仕方ありません。
私が町娘なら秀さんについてっちゃいますよ(^^ゞ
それにしても相変わらず綿密な文章で感想をお書きになる氷子さんはスゴイです。
なので秀さん主役回の感想もとても楽しみにしています。 (2008.02.25 13:43:00)

Re[1]:「新必殺仕事人」第4話"主水寝言に奮う"を観ました   
★keiさま
必殺は本当にこれでもかというくらい登場人物や仕事人達が打ちのめされますよね(泣)悲しみや世の不条理さ、自分達の弱さを、血を吐くような苦しみを持ち喘ぎながらも受け入れ生きていく彼らにとても心が惹かれます。ここに登場する人達は観る者に対してリアルに共感できるものをたくさん持っているんですよね。

秀さんや勇さんがそばにいるなんて本当、加代さんって羨ますぃ(笑)

つたない感想ではございますが(汗)、これからも読んで下さる方に読み続けてもらえるように頑張って書きたいと思います。温かいお言葉、心に沁みます(泣)ありがとうございました。 (2008.02.25 21:39:07)

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