穴馬発見☆資料置き場(倉庫)
レース回顧は僕の場合一頭ずつしっかり見ますので、それはまた後日。とりあえず、「自分の予想・推理のプロセス」を振り返って、しっかり来年への申し送り事項としておくことが大切です。さて、一週間にわたって皐月賞の推理を楽しんでまいりましたが、予想は「考えをまとめていく」というプロセスがかなり重要でして、この「プロセス」を間違えてると来年の皐月賞もほぼ馬券は取れない、ということになります。今年の場合、考えていく方向としては良かったものの、最後の馬のチョイスで手痛い間違いをしてしまったのが敗因でした。今回、予想のプロセスで正解だったことと不正解だったことをまとめてみると、こんな感じになります↓↓↓ 【正解だったこと】 ◇血統面◇ Phalaris4段重ねの馬同士で決着した年はない、という皐月賞の伝統が今年も守られました。 こちらに皐月賞出走馬の血統 がまとめられてますが、勝ったメイショウサムソンは、Phalaris4段重ねの馬。2着のドリームパスポートが、異系のサポートを受けた馬でした。この傾向はG1では非常に顕著ですので、覚えておいて損はないかと思います。さてそれで勝ったメイショウサムソン。ここ20年で、異系のサポートがないPhalaris4段重ねの馬が勝ったのは、テイエムオペラオーに続いて2頭目という快挙を成し遂げました。しかし、偶然にもこの両馬はオペラハウス産駒。この「オペラハウス産駒」というところが、実を言いますと中島理論信奉者にとっては「なるほどね、ニヤニヤ」という部分でして、Sadler's Wells系のオペラハウスの産駒なら、まったく納得なのです。詳しくは書きませんが、我らが師匠の中島国治氏は、著書で「Sadler's Wellsは絶対にNorthern Dancerの仔ではない」という爆弾発言を、いくつかの証拠を挙げて展開しているのです。このあたりは実に面白い考察ですので、もし興味のある方は本を入手して読んでみてください^^ 長年にわたって明和牧場で実際にサラブレッドの配合と生産に関わっていた中島氏だからこそ知っている、サラブレッド生産のウラと表が分かって実に興味深い一冊です。 ◇ステップの面◇ 実際に皐月賞のレースを詳細に見てみないとまだ簡単に結論付けられませんが、今年の場合はとくに「弥生賞が皐月賞のエクササイズとしては機能していないのではないか」との指摘を Livedoorブログ で書きました。この考え方はおおむね正しかったのではないかという気がします。ここ年々スプリングSの価値が高くなっていますが、全体的な方向としては今後もそういうことになってくるだろうと思われます。その大きな理由は、「芝の生育状態」の問題かと思います。弥生賞のラップの構成が、速い流れが連続する、というパターンになっていない限り、今後とも「弥生賞と皐月賞の関連性はますます薄くなる」と思っていていいのではないかと考えられます。 ◇馬の個性と力量の面◇ 皐月賞のメールマガジン で、僕が能力を評価した順は、(1)ジャリスコライト→(2)メイショウサムソン→(3)以下横一線という感じでした。2着のドリームパスポートはメルマガで「メイショウサムソンと同等の能力」と書きながら、高田潤騎手騎乗ということでどうしても買えませんでした。この騎手にはかつてずいぶん期待して、その都度ほぼ100%裏切られた覚えがあります(^^; そういう騎手をこの大一番で買うのは難しい(^^;;武豊のブログで「馬をしっかり仕上げる」と評価が高かったのですが、なにしろ勝負勘の悪いジョッキーというのが僕の評価で、残念ながら買い目から外してしまいました。でもホントよかったですね、高田ジョッキー^^さて、今回、僕が各馬の能力把握に関して、それがしっかり出来ているかどうかを試されたのはフサイチリシャールです。メルマガで僕はこの馬を完全に無印。そしてメイショウサムソンを「皐月賞では少なくともフサイチリシャールよりはこちらが断然上」と評価していましたので、この点では満足いくものでした。フサイチリシャールが皐月賞でもしも3着以内に入るようだと、僕の「各馬の能力と調子・個性の把握」はまったくやり直しだな、と思っていただけに、4角でこの馬が先頭になったとき、「大丈夫、これで坂を上がって止まる」と確信して見ていました。フサイチジャンクに関しては、メルマガで「府中向きで、ダービーの頃にはかなり怖い存在」と書いたとおり、潜在能力を軽視していたわけではないので、ここは3着でもまあ納得です。ダービーでは間違いなく、買いだと思います。 ◇展開面◇ 皐月賞では外差しはまず決まらないだろう、ということをメルマガでも書きましたが、これは例年そうなんです。差し馬なら、必ず、馬群を縫ってこられるタイプでないと、ディープインパクト級じゃない限り無理なんです。皐月賞は常に前が有利。それは中山2000のコース形態と芝の生育状態が大きな要因ですが、来年以降も間違いなくそういう傾向だと思います。外枠に入った差し馬は大きな不利、と覚えておきましょう。 【不正解だったこと】 ◇ステップの面◇ 僕はジャリスコライトの競馬をデビューのときから全部見ていまして、これはもしかすると物凄い馬になる、と思っていました。そうしたバイアスがかかった予想になってしまったのが間違いだったのですが、やはり京成杯から直行というローテでは、クラシックは勝ち負けできない、と改めてしっかり認識しなくては、と思いました。そもそも僕は京成杯というレースの価値をほとんど認めていなくて、ここを勝つような馬は早熟と決めてかかっているのですが。うむむ、今年はついつい抜け出すときの脚の運びに惚れ惚れとしてしまいました(^^;ジャリスコライトがダービーで買えるのかどうかはまだ微妙ですが、少なくとも潜在能力としては今年の3歳馬ではマルカシェンクと双璧と思っていますので、あとでよくよく皐月賞のビデオを見ておかなくては、と思っています。予想するときに、僕はたいてい「レースレベル」ということをかなり念頭に置きながら考えをまとめていくのですが、ジャリスコライトに関しては、「京成杯のレベルが低かった」ということを超越した馬だ、と思い込んでいたのが大きな敗因でした。レースレベルに関しては、普通の馬の場合は大いに気にしなくてはいけないファクターですが、たとえばシンボリルドルフの2歳時のレースが、どれもこれも「レベル低い」というレースだったのも事実です。ディープインパクトとか、ときどき「レースのレベルがどうだったか」などということが関係ない馬、というのが出てきます。ジャリスコライトがそういうタイプだと期待していたのですが、ちょっと期待過剰だったかもしれません。