カフェ・ド・ ここあ

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クリスマス



木曜日の聖書の学びとコーラスの練習には通っていましたが、日曜日の礼拝にはなかなか行く事ができませんでした。礼拝はきっとクリスチャンだけが行ってら
っしゃるのだろうと思っていたのです。

 そんな私が初めて日曜日の礼拝に出席したのは、その年のクリスマス礼拝でした。カトリックの学校でのクリスマスミサがとても良い想い出になっていたし、クリスマスなら、出席しやすいような気がしたからです。

 学生時代のクリスマスミサは、今でもよく覚えています。ホールにはパイプオルガンがあり、私たち音楽科は、毎年ミサ曲を歌います。ミサの時、クリスチャンの学生は司祭様から聖体拝領を受けていました。私の友人も、カトリックの
クリスチャンファミリーでしたから、ミサの時にはいつも聖体拝領を受けていました。

 クリスマスに欠かせないのは、附属幼稚園の園児たちの聖夜劇。大天使ガブリエル役の女の子がいつも注目の的でした。とてもかわいい天使たちがたくさんいました。

 クリスクリスチャンの友人と彼女のご両親にはとてもお世話なりました。私は下宿生だったので、歌の伴奏の練習に行ったり、下宿をひきはらった後も泊めていただいたり・・・。マリア様が出現されたという奇跡の場所の写真なども見せてもらいました。この頃から私は「神様って本当にいらっしゃるんだなあ」と、漠然と思っていました。

初めて出席したプロテスタントの礼拝は、カトリックのミサとは全然違っていました。賛美歌や聖歌もお祈りも違います。それでも、いやな気分にはなりませんでした。礼拝の途中で自己紹介をした事を覚えています。

この頃から、私の身の回りで、いろいろなことが起こりはじめたのです。



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