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Cambodia

canbodia

世界遺産で、アンコールワットをはじめてみたときから、
私はその美しさに恋に落ちた。

さんさんと輝く太陽に照らされ、もうもうと茂る密林の中たたずむアンコールワット。

行きたいなあ、行きたいなあと思いつつ政情不安と、誰も一緒に行ってくれるヒトがおらず、なかなか行けなかった。

夢にまで見たアンコールワットは、思ったよりも、力がなかった。
それは、なんといっていいのか分からないが、凄いというよりも優しい感じだった。

驚いたのはアンコールワットという建造物よりも、土地の力のほうが強かったこと。

カンボジアはまだまだ舗装されている道路が少なく、
土や砂がむき出しの道がほとんどだった。

裸足でそこをあるくと、いや、サンダル越しでも、
日本ではなかなか感じることのできない土地の力が、体の中に入ってきた。

ひとつ、後記しておくと、カンボジアはもはや決して危ない場所ではない。

一人で森の中に入っていったり、勝手な行動をしなければ、地雷を踏むことなどないし、事件に巻き込まれることはない。

カンボジアの人は総じて親切で、素朴だ。

食べ物も、おいしい。

ものすごく、素朴で、私は生きていなかったけど、戦後の日本を見ているような、
どこかとても懐かしい場所なのだ。




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