女子高生Aの日記(仮)

女子高生Aの日記(仮)

家路1

家路1

まだ自転車で通っていた頃の写真です。





番猫


ヒトを信じることを何時知ったのか

きっと ずいぶん昔なんだろう

何がしたくて此処に居るわけでもなく

帰る場所がある幸せも 今では当たり前

でも

“それでいいのかい”

そう訊かれて

迷うほどアタシは馬鹿じゃない






門1

門2

門3


水晶の欠片を敷きつめた空に さわさわ と歌う 門

硝子の雫をその肌に転がし ぱたぱた と囁く 門

朝に夕に

銀の軌跡がその影の中 滑り抜けて行く 門



ラプンツェルの塔


ラプンツェルの塔


暖かい 淡い 光のあふれる

懐かしい 優しい 香りの立ち込める

私の牢獄




矩形の空


家路より、矩形の空


青が叩きつけるほどには 晴れていないけれど

誰も 立ち止まって見上げようとはしないけれど

暗く閉じた穴から見れば

薄曇の空も こんなに光る

翼がないから拒まれた?

それは ただの言い訳で 本当は分かってる

でも せめて自分だけは それを言わないでいたくて

その代わりに 空白を埋める言葉



――そこへ行ってもいいですか






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