ゆずで作った、とってもさわやかな香りのピールです。時間はかかるけど、作業は単純。作っておくと半年以上は持つので、いつでもパンやお菓子に利用できます。
ゆず 7個
グラニュー糖 500g
水 200cc
①ゆずは縦に六つ割りにし、果肉を袋ごとはずします。
②酸に強いステンレスやホーロー、ガラスなどの鍋に皮を入れ、たっぷりの水を加えてゆでます。
③沸騰したら火を弱め、皮がやわらかくなるまで20~40分ほどゆで続けます。
④ふっくらやわらかくなったらざるにあけ、水気をよく切っておきます。その間に分量の水と150gのグラニュー糖を小鍋に入れ、砂糖を煮溶かしてシロップを作ります。
⑤酸に強い密閉容器に熱いシロップを入れ、水気を切ったゆずの皮を漬け込んで蓋をします。このまま涼しい所に置いてシロップを含ませます。
⑥24時間以上置いてから次の作業に取り掛かります。
⑦ピールの容器からシロップだけを鍋に移します。グラニュー糖を70g加えて煮溶かし、熱いうちに容器に戻します。
⑧こうして毎回70gずつのグラニュー糖を煮溶かしてピールに含ませていきます。ゆずの皮の白い部分がだんだんオレンジ色に染まって、しっとり甘くなっていきます。
⑨最後のグラニュー糖を足してから一晩以上(私は36時間)おいたら、ざるにあけて自然に水気を切ります。上のほうから乾いてくるので、密閉容器に随時詰めて涼しい所で保存します。
はじめは苦味の強かったシロップも、だんだん色と味が濃くなっていきます。ピールを保存したら、残りのシロップも別の瓶に入れて保存しておくと便利。私はケーキに塗るシロップに使ったり、ガムシロ代わりにも使います。
ゆずのピールは香りがさわやかで、オレンジピールとはまた一味違います。このまま食べてもおいしいし、紅茶に入れるのもお勧め。
同じようにしてレモンピールも作ってみましたが、こちらはゆずほどにはふっくらとは仕上がりませんでした。研究の余地ありです。

上の写真は夏みかんで作ったピール。大きかったので4個使い、シロップや作り方は同様にしました。このまま食べてもおいしいですが、細切りにしてココアパウダーを入れた袋の中でまんべんなくココアをまぶしつけたものもお勧め。苦いのが得意じゃない方は粉砂糖を加えても。