バナナは食べるのもパンやお菓子に使うのも大好き。昔はただ「バナナ」として適当に使っていましたが、種類や使い方によって味がまったく変わってしまう事もあると気付きました。ここでは普段私が気をつけていることを書き留めてみました。味の好みもありますので、これを参考にして楽しんでいただけたらと思います。
品種はかなりあるようですが、私は大きく2種類に分けて考えています。
ひとつはエクアドル産バナナ。ねっちりとした粘りがあり、酸味が強くて甘すぎないのが特徴。私はこれがとても好きで、生で食べる時は断然これです。甘すぎないので、ホイップクリームで和えてロールケーキに巻き込んだり、トーストの上に乗せて蜂蜜をかけたりしてもおいしくいただけます。
もうひとつはフィリピン産バナナ。甘味が強く、果肉もとろけるようにやわらかいので加工向き。同じ重量のバナナでパンを焼いても、出来上がったものの風味がかなり変わってきます。特にパンにはこのタイプのバナナをお勧めします。
その他のバナナは、この2種類の中間的存在と考えています。もちろん生で食べる時は好みのものを好みの食べ方で。加工用に使う時は、なるべく完熟させて十分に風味を引き出してから使います。
まりまりさんのMLで教えていただいたのですが、これは本当に重宝しています。わざわざ黒くなったバナナを選んで買ってきても、すぐに使えなくてだめにしてしまう事はありませんか?この方法を知っていれば、そんな心配はご無用。生でも加工用でも素晴らしくおいしいバナナが楽しめます。
①バナナを買ってきます。あまり黒い所のないものを選びます。
②1本ずつバナナを切り離し、ビニール袋に入れて口をきっちり結んで密封します。
③冷蔵庫で保存し、皮が黒くなるまで待ちます。
④皮が黒くなったら、取り出して皮をむきます。中から真っ白なバナナが出てきます。しかも甘い。少し粘りも出て、生で食べてもおいしいバナナになっています。
すでに黒くなってしまったものや、パサつきがひどくなったものではうまくいきません。かえって恐ろしい状態(具体的には書けませんが)になってしまうのでご注意を。
バナナは比較的どんなものとも相性がいいので、私はよく飾り付けに使います。
☆色止めを忘れずに…せっかくきれいなバナナを使っても、スライスしてほったらかしにしておくと酸化して黒ずんでしまいます。スライスしたらすぐにレモン汁を絡めておきましょう。酸味の苦手な方や大人向きには、ラム酒と蜂蜜を適当に合わせた液にくぐらせるのもおいしい。これをパンケーキに添えるだけでおしゃれなデザートになります。
☆ゼリーがけ…ババロアやムースの上にスライスしたバナナをきれいに並べ、上から透明なゼリーをかけて固めます。並べたバナナが動かないし、乾燥したり変色したりするのを防ぎます。寒天液でもいいですね。
☆チョコディップ…溶かしたチョコレートにスライスしたバナナをくぐらせて固めます。3分の1くらいバナナが見えるようにすると可愛い。スポンジやシフォンケーキ、タルトの上に乗せるとおいしいですよ。

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