時代もの

時代もの

 歴史を背景にした、特にヨーロッパを舞台にした小説が好きです。




*王妃の離婚  佐藤賢一著


 直木賞受賞作。ルイ12世とその王妃の離婚をめぐる法廷サスペンス。

*王妃マルゴ  アレクサンドル・デュマ著


 サン・バルテルミーの虐殺から始まるシャルル9世時代の一幕。マルゴはシャルル9世の妹なのだが、なぜこのタイトルがついたのかが私には不思議である。

*古代都市ローマの殺人  ロバーツ著


 タイトル通り、舞台は古代のローマ。人の名前が長すぎてややこしい。

*三銃士  アレクサンドル・デュマ著 講談社


 「ダルタニャン物語の第1部。複数の出版社から出ているが、ぜひ鈴木力衛氏の素晴らしい翻訳で読みたい。

*スカーレット  アレクサンドラ・リプリイ著


 「風と共に去りぬ」の続編。大恐慌時代のアメリカから、舞台はアイルランドのタラへと移っていく。

*チューリップ熱  デボラ・モガー著


 17世紀前半のオランダを舞台にした、コメディーともサスペンスともつかない不思議な雰囲気の作品。富豪の後妻に入った若妻が肖像画を描きに訪れた若い画家と運命的な恋に陥る事から物語は始まる。スピルバーグが映画化権を獲得しているらしい。

*紅はこべ  バロネス・オルツィ著


 フランス革命が起こり、貴族たちは恐怖政治におびえていた。そんな彼らをイギリスに救い出すためドーバー海峡を渡ってやってくる「紅はこべ」とは?

*モヒカン族の最後  クーパー著


 18世紀の独立前のアメリカを舞台に、植民地をめぐるイギリスとフランスの争いとそれに巻き込まれたインディアンたちの悲劇を描く。映画には心底がっかりした。

*傭兵ピエール  佐藤賢一著


 100年戦争の続くフランスに、神の声を聞いたという救世主ジャンヌ・ダルクが現れる。傭兵隊長ピエールとそのならず者の手下どもは彼女とともにオルレアンに向かうが…。小説の雰囲気は最後まで好きになれなかったが、この時代に関する知識の豊富さには感心した。

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