桜あんぱん2種

桜あんぱん2種

 ほんのり塩味の効いたシンプルなパン生地で、ぷるんとしたぎゅうひのお餅と桜あんを包みました。まるでパンの中に桜餅が入っているような味わい。日本茶はもちろんコーヒーにも合う、食べ応えのあるおやつです。小さくコロンと作っても可愛いかな。




 <材料> 8個分
ハードブレッド専用粉 260g
砂糖 大さじ1
塩 4g
バター 5g
桜あん 適量
  ぎゅうひ
白玉粉 50g
水 60cc
砂糖 大さじ2
片栗粉 少々

 <作り方>

①パン生地の材料をパンケースに入れ、ピザ生地コースでこねて1次発酵させます。


詳しくは《クグロフ》を参照してください。ピザ生地コースのついていないHBをお使いの方はこね時間を短くするなどして、あまりこねすぎないように調節してください。手ごねの場合も、歯ごたえを出すために7割程度にこねを抑えます。

②発酵させている間にぎゅうひを作ります。


《うぐいす坊や》を参照してぎゅうひを作りますが、きな粉の代わりに薄く片栗粉を敷いたバットに広げて冷まします。

③生地を取り出して8分割し、5分ほどのベンチタイムをとります。


2倍に発酵したらパンマットの上に取り出し、まず2分割。この時2等分ではなくて少し大きさに差をつけます。それぞれを更に4等分にして丸め、パンマットと濡れ布巾をかけて5分ほどのベンチタイムをとります。

④丸めておいたあんを乗せ、きれいに包んで丸く成形します。


小さめの4個にはあんだけを包みます。ベンチタイムの間にはみ出さずに包める量の桜あんを丸めておき、平らにのばし広げた生地に乗せて包みます。生地ののばし方と包み方は《シナモンとくるみのあんぱん》を参照してください。

⑤大きめの4個には桜あんとぎゅうひを乗せて包みます。


生地の伸ばし方は上と同様です。中心に丸めたあんを乗せて少しつぶし、冷めたぎゅうひを4等分にしたものをその上に重ねます。包み方は同じです。

⑥それぞれを天板に並べ、1.5倍に2次発酵させます。


⑦しっかり予熱をしたオーブンで、霧をたっぷり吹いて焼成します。


釜入れする時点で2倍になっているのが理想。だんだん暖かくなってくると、オーブン予熱の間に発酵の進む度合いも速くなってくるのでご注意を。ここでははじめの4個を200度予熱のあと180度に下げて13分焼いたものと、220度で5分焼いたあとで180度に下げて更に6、7分焼いたものとで比較してみました。見た目はそれほど変わりがないように感じましたが、食感が少し違ったので、好みによって焼成も変えると楽しいと思います。

⑧たたいて軽い音がすれば焼き上がり。網に乗せて冷まし、表面がパリッとしたところを見計らっていただきます。



 パリッとしたパン生地とぷるんとやわらかいお餅、とろりとした桜あんの組み合わせは最高。桜あんの代わりに粒あんやシナモン風味の白あんでもおいしいと思います。


 生地はバターを入れたせいか、思ったよりもフランスパン風ではありませんでした。180度で焼いたほうがよりふわっとしていて、はじめに高温で焼いたほうは少し歯ごたえが残ります。どちらもおいしいので、お好みでお験しを。


 翌日には中のぎゅうひが硬くなってしまいました。トースターで焼いて食べると表面がパリッと香ばしくて中もそれなりにやわらかくなりましたが、ぷるんとした食感にはならなかったので少しばかりレンジでぎゅうひを温めてから焼くのがいいかもしれません。



桜餡餅パン

 ◎2003年4月24日製作

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