シナモンとくるみのあんぱん

シナモンとくるみのあんぱん

 改良前の酵母を使って室内で短時間で中種を作るために、粉と水を同量にしました。あとはHBでこねていつも通りの生地作り。甘味の強い白あんも、香ばしいくるみとシナモンとの組み合わせでつい2個目に手が出てしまいます。




 <材料> 10個分
  中種
強力粉 70g
酵母 小さじ2
砂糖 小さじ2分の1
水 70cc
  本仕込み
強力粉 130g
砂糖 大さじ1.5
塩 3g
スキムミルク 大さじ1
バター 15g
卵黄 1個
水 大さじ3
  中身
白あん 適量
くるみ 15粒くらい
シナモンパウダー 3振り

 <作り方>

①中種を作って、室内で1時間ほど発酵させます。


密閉容器に粉と砂糖、酵母を入れてよく混ぜ、水を回しかけて全体を混ぜます。水の割合が多いのでかなりやわらかくなります。きっちり蓋をして室温に置きます。

②他の材料と共にパンケースに入れ、生地作りコースでこねて1次発酵させます。


水の量は大さじ3となっていますが、もちろん生地の様子を見て加減します。今回は、パネトーネの生地としては少し硬めに調節しました。

③2~3倍になったら取り出し、10分割して丸めます。


硬めなのでそれほど打ち粉は要らないと思います。

④ベンチタイムをとり、その間に中身の用意をします。


パネトーネマザーの生地は特にベンチタイムに気を使う必要もないようなのですが、中身の準備をするために乾燥しないようにパンマットでよくくるんでおきます。

⑤くるみにシナモンを加え、あんを必要量取り出して10個に丸めます。


くるみはオーブントースターで軽く焼くか、時間がなければレンジにかけて湿気を飛ばします。冷めてから使うので、この作業は1次発酵の間にしておきます。冷めたら手で適当な大きさに砕き、シナモンを振って全体をよく混ぜます。あんも別の皿などに丸めて並べておきます。

⑥パン生地を丸く伸ばし、包みやすいように周囲を薄く中心を厚めに仕上げます。


中心が薄すぎると、中身を乗せて包んでいる間に破れやすくなります。周囲を薄くしておくと、閉じ目が厚ぼったくならずにきれいに仕上がります。この成形は、私は指で生地を押し広げるようにしながら少しずつ伸ばしています。1度に全部伸ばしてしまおうとせずに、少し伸ばしては2個目を、という風に5個くらいずつをローテーションさせながら無理なく作業すると生地に負担がかかりません。

⑦生地の中心にあんを置き、くるみをあんに埋め込むように乗せてから包みます。


まず5枚の生地の中心に5個の丸めたあんを乗せていき、次いでシナモン風味のくるみをそのあんの上に押し込むようにして乗せていきます。指先をきれいに洗って水気を拭いてから、生地の向こう、手前、右側、左側と順番に生地の縁をつまんであんの上でしっかりとつまんで合わせます。生地が極端に乾燥しているとつまんでもくっつかないのですが、水気がついても閉じにくくなります。指先はしっかり拭いてから作業します。あんが付いてしまっても同じ事になりやすいので、包む前にはみ出さずに済む量かどうかをチェックしておくのもお勧め。

⑧閉じ目を下にして天板に並べ、倍くらいになるまで2次発酵させます。


5個を成形し終わったら、2枚目の天板分として残りの5個も成形します。手早く成形するのに自信のある方や、1度に2枚の天板で焼こうと言う場合には、ローテーションを5個ではなくて全量にします。

⑨予熱したオーブンに入れ、180度で13分ほど焼きます。


色づいて軽い音がしたら出来上がり。網の上に取り出して冷まします。

 これはパネトーネマザーの生地ですが、お好きな生地でお試しください。このレシピでドライイーストを使う場合には、小さじ1弱、生イーストなら小さじ2くらいでいいと思います。


 粒あんにもシナモンくるみを入れてみましたが、こちらはなんとなくイマイチ。これも好みなので、お好きな方はどうぞ。


 写真は、成形後に中のあんを平らにつぶしたもの。パネトーネマザーの生地は焼成でふわふわに膨らんでしまうので、中に空洞が出来てこんな仕上がりになってしまいました。コロンと丸い形のまま焼いたのは、そのまま可愛い仕上がりでした。



シナモンくるみの白あんぱん

 ◎2003年4月8日製作

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