厚生労働省は8月29日、6月分の「人口動態統計速報」を発表した。死亡者数は11万5780人。COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動が始まる前年の2019年の同じ月に比べて1万3426名増えている。

騒動の引き金を引いたのはWHO(世界保健機関)。2020年3月にパンデミックを宣言、パニックを誘発したのだが、その前、 2020年2月28日にアンソニー・ファウチNIAID(国立アレルギー感染症研究所)所長を含む3名の研究者はCOVID-19の致死率が1%未満かもしれないと発表している 。つまり季節性インフルエンザ並みだと報告していた。
COVID-19でパンデミックが宣言できたのは、「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」が流行(2009年1月から10年8月にかけての時期に)する直前にパンデミックの定義が変更されたからだ 。「病気の重大さ」、つまり死者数が多いという条件が削られたのである。そこで死者がインフルエンザ並みだったCOVID-19でもパンデミックが宣言できたわけだ。この豚インフルエンザは通常のインフルエンザより穏やかで、パンデミックを宣言するような状態ではなかった。。
しかも、診断基準が曖昧だった。WHOやアメリカのCDC(疾病予防管理センター)は2020年4月、医学的な矛盾がなく明白な別の死因がないならば、あるいは適度な確かさがあるならばCOVID-19を死因としてかまわないと通達した。
アメリカ上院のスコット・ジャンセン議員は2020年の4月8日にFOXニュースの番組に出て、病院では死人が出ると検査をしないまま死亡診断書に新型コロナウイルスと書き込んでいると指摘 、その実態を告発する看護師も少なくなかった。患者数は大幅に水増しされたということである。病院がそうした政策に協力した理由のひとつは、COVID-19に感染している場合には病院が受け取れる金額が多くなることにあった。
COVID-19騒動を煽るために使われた手段のひとつがPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査。この検査で陽性の反応が出ると「感染者」と見なし、死亡すると因果関係の証明なしに原因はCOVID-19であるかのように宣伝されたのだが、この検査は特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術であり、その増幅サイクル(Ct)を増やしていけば、医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても検出でき、ミスも起こる。
PCRを病原体の検査に使うと「偽パンデミック」を作り出す危険性があるということだが、この問題は2007年にニューヨーク・タイムズ紙が指摘している 。同紙によると、アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマース・ヒッチコック医療センターでそうした事態が生じている。2006年4月にひとりの医師が2週間ほど咳き込み、他の医療関係者も咳をするようになり、百日咳の感染が疑われたのだ。
医療センターで働く1000名近くが簡易検査を受け、勤務から外されて142名が感染しているとされた。その結果、数千名がワクチンを接種する事態になったのだが、本格的な検査を実施しても百日咳菌に感染していた人は確認されず、通常の風邪だった可能性が高いことが後に判明した。関係者は伝染病が発生したとする警報はまちがいだったことを知らされたのは、騒動が始まってから8カ月後のことだ。こうした間違いを引き起こした原因のひとつがPCRのような高感度の簡易検査だと指摘されている。
Ct値を上げていくと(コピーの回数を増やすと)偽陽性が増えていくため、偽陽性をなくすためにはCt値を17以下にしなければならない。35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されている。2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」を見ると、その値は40。つまり、日本で行われてきたPCR検査は無意味だ。
医薬品会社や監督官庁は「COVID-19ワクチン」が有害だということを知っていたようで、この新薬に関するファイザー社の関連文書をFDA(食品医薬品局)は75年間、封印しようとした。
しかし、アメリカでは一部の専門家が情報の開示を求める訴訟を起こし、迅速な公開を裁判所が命じ、文書は明らかにされた。そうした文書を分析したサーシャ・ラティポワはCOVID-19騒動を軍事作戦だと発表
している。2022年初頭のことだ。
こうした軍事作戦を実行しているのはアメリカの国防総省だが、人びとの目を中国へ向けさせようとしている人も少なくない。SARS-CoV-2は人工的に作られた可能性が高いのだが、このウイルスに感染した動物は中国でなく、北アメリカで見つかっている。
北アメリカの自然界ではシカ、ノネズミ、コウモリを含む5種類の動物が感染していることが判明、それらの種はモンタナ州にあるロッキー・マウンテン研究所で実験動物として使用されていたことが突き止められた。(Jim Haslam, “COVID-19 Mystery Solved,” Truth Seeking Press, 2024)
ラティポワによると、2020年2月4日に保健福祉長官はCBRN(化学、生物、核、放射線)緊急事態に関するふたつの宣言をしている。そのひとつがEUA(緊急使用許可)で、大量破壊兵器が関与する重大な緊急事態を想定、CBRN物質に対する対抗手段を安全性と有効性を確保するため、規制監督なしに使用する許可だ。
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