わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

March 10, 2006
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■CS放送でダイエーのV字回復というテーマをやっていた。少し前だが。

今の話ではない。実は、ダイエーは、1986年に一度みごとなV字回復を成し遂げているのである。

■V字回復は、基本的に日産の時と同じ。固定資産の売却とリースバックを中心に会計操作によって行われた。

ただ、その後、ダイエーは安売りの脱却を志向し、交差比率(棚卸資産回転率×売上総利益率)を目標指標とすることで、効率性の改善を果たしていく。

イベント的に赤字を吐き出して、それを契機に、本当の経営改善を成し遂げたのである。まったく日産と同じ構図である。

■もともと、ダイエーが、借入金を増大させ、財務状況を悪化させていったのは、多角化経営による投資の増大による。

もっとも、それが間違っていたとは一概には言えない。

GMSが衰退産業となってしまい、成り行きで経営を続けるわけにはいかない状況であったことは事実である。

多角化に活路を見出すのはごく自然なことであろう。



このあたり、CS放送では、データの扱いという点で差があったのではないかと推測していた。買収を繰り返したダイエーは、全社的なシステム統合に失敗し、データを扱う術を失ったのではないかと。

■一度はV字回復をしたダイエーであったが、再び、多角化路線を突き進む。さらに無軌道さを増して。

経営者には「方向性は間違っていない」という信念があったのだろう。

確かに、結果が悪かったからといって、それが間違っていたとは断言できない。

ただ、80年代、多くの日本企業が、多角化と高級化を志向し、業績を悪化させていった。

ダイエーの歴史は、日本企業の「失われた10年」の歴史を象徴している。





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Last updated  March 11, 2006 12:14:17 AM
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