■「大前研一通信」5月号が届いた。相変らず刺激的な内容である。大げさではなく、視点が変わる。普段の仕事ばかりだと、いかに近視眼的になっているのかがわかる。
■大前氏がこの中で、「カネがすべて」「稼いだもん勝ち」という風潮に警鐘を鳴らしている。欧米をはじめ、インドなどでも、経営倫理は、厳しく問われる傾向がある。実は、日本はこの点だけを見ても、世界から取り残されているのである。(マーケティングの基本理念は社会貢献であると言うと、未だに引かれるからなあ)
■さらに言うと、「カネがすべて」というのは、考えたり迷ったりすることがないので楽な考えである。それに何も価値を生み出さない。
■気をつけなければならないのは「前向きであれば物事はうまくいく」「誠実で真面目であれば成功する」というのも、相当自分に都合のいい考えである。これは問題解決にかける努力を放棄しているようなもんだ。モチベーションを上げる手段として局所的に使うのはいいが、それを金科玉条とするのは安易に過ぎるであろう。
■今のは自分への戒めである。コンサル手法などを考えていると、つい「これですべてうまくいく!」なんてテクニックを開発したくなってくるのである。その時点で思考が停止するとわかっていても、楽な方へ流れようとしてしまう。
■1回1回、勝負していないと、生き残れない。少なくとも私はそういうポジションだ。
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