CHINAず~五輪を目指す北京のヨシナシゴト

CHINAず~五輪を目指す北京のヨシナシゴト

全く今の若者は・・浪費社会・・だそうだ




中国の西北部、蘭州の中学校の先生、張波(ジャン・ポー)先生が教室に入ってきたときだ。彼はゴミ箱の中に、食べかけの餅(といっても日本の餅ではない。ビンといって、小麦粉をこねて焼いたもの。インドのナンに似たもの)が捨てられているのを発見した。
「誰が捨てたんだ?」先生が拾い上げて、生徒に聞いた。「君たちはよもや、あの苦しかった年月・・食べ物もろくに食べられなかった時代を体験していないから・・だからこんなことをするのか?」
生徒たちは、何も言おうとしない。
「誰も名乗りあげないなら、私がこれを食べる!」
そういって、張先生は、ごみと一緒に捨ててあった餅を口の中に入れてしまった。
張先生の行動を見て生徒たちは、びっくりしてしまった。
その後、メデイアに、張先生のこの行動が取り上げられ、彼のことを「節約英雄」と
よぶようになったそうな・・。

記事ではこの後、中国は今アメリカの消費方式をまねる・・つまり大量生産、大量消費・・。そして古きよき時代の節約の気持ちを忘れているという。

中国の年配の人たちは、1960年代の食べ物のない苦しい時代をすごしてきた。だから、今でこそ多くの人たちが食べるに困らないようになっているが、やはりお金持ちでさえも、節約を旨としている人たちが多い・・。(11月9日環球報)


それにしても、ゴミ箱に入った食べ物を食べた・・っていうので、英雄・・っていうのもどうかと思うが・・。
でも、確かに今の若い人たち(20代、30代)とそれより上の人たちでは、
食に対する価値観というのは完全に変わっているような気がする。
街にはファストフード店が花盛り。日本の吉野家などのチェーンも進出し、
安くて美味しい中国料理(少なくとも僕はそう思う)に目もくれずに、若い人たちはファストフード店に行列を作る。
また、日本では、与えられたご飯は全て残さず食べなさい・・なんて言われたものだが、中国では「器に残すこと」が何となく礼儀のように言われている。実は、これも年配の人に言わせれば違うのだが・・。
ただ、これも60年代、70年代のモノがなかったころの反動・・ということなのだろうか。


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